特別企画『八坂神社の青龍石』の道中記その5(最終回) | ☆魔法力学☆

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おはようございます。

発行者の月読です。

今回は特別企画『八坂神社の青龍石』の道中記その5(最終回)です。

10時ジャストぐらいに貴船川にかかる赤い『奥ノ院橋』を渡り、西門で500円を払い奥の院の魔王殿を目指して登山を開始いたしました。



この西門から奥の院を目指す人はめったにおりませんで、しばらくはただ1人、桜の花びらの絨毯(じゅうたん)の上を優雅な気持ちで登って行きました。



両手に登山用の杖を持っているので四つ足で歩いているようなモノなので、かなり楽チンなのです。

登り道は膝も全く痛まずに快調そのものでした。

途中で何度も休憩をはさみながらヒイ!ヒイ!フー!と謎の呼吸法で(笑)山道を登るコト35分、とうとう魔王殿に到着です。



そこには若い女性の先客がおりまして、はだしになってベンチに腰掛けておりました。

ちょっと異様な雰囲気がしたので、なるべく離れたベンチに座り、しばしの休憩です。

この女の人、平日の昼間なのにも関わらず仕事もしないで何でこんな所に一人でいるんだろ?…と、自分のコトは棚に上げて考えていたのですが(笑)、もしかしたらタヌキくんかな?とも思いましたがどうも本物の人間のようでした。
(そりゃそうやがなー!笑)

この女の人がいなくなったら参拝をしようと思い、まだかなまだかな…と、待っていても一向にいなくなりません。

すでに20分ほど休憩して体力も回復しましたので、まあいいか!と魔王殿に参拝するコトにいたしました。



手には『天狗真印』を結び、口には『天狗真言』を唱えまして、魔王尊であるサナート・クマラと心を同調させました。

…と、言いますか、魔王尊と心を同調させる努力をいたしました。

その結果、不思議な声が聞こえてまいりました。

…と、なればカッコいいんですけど(笑)、特に不思議なコトは起こりませんでした。

何も聞こえませんが(たぶん)こちらの声は聞こえているだろうと思いまして、代理参拝と代理祈願をかなり時間をかけてさせていただきました。

それが終わって、ベンチで一息ついていると、平日の昼間なのにも関わらず、年配の参拝客や外人さん等が騒がしくドッとやって参りましたので、祈願中は人払いをしていただけたんだな…と気づいて、改めて感謝をし、その場をあとにしました。

例のタヌキ…いや(笑)、女の人もいつの間にやらいなくなっていました。

次に目指すのは『本殿金堂』という建物です。

山を登り切り、そこからは降りなのですが降り道は膝に大きな負担がかかるのです。

一歩一歩がまさに苦行なのです。

ヒイ!ヒイ!フー!と謎の呼吸法をして歩いては止まり、また歩いては止まりをくり返し、途中で鞍馬山の名所にも寄りながら本殿金堂に、やっと到着したのが12時30分のコトでした。

山道から本殿金堂に着く直前の場所に、砂で作られた謎の円盤UFOのようなモノが御座います。



説明によりますとこれは、650万年前に金星からやって来た魔王尊(サナート・クマラ)が乗って来た乗り物を模(かたど)ったモノなんだそうな。

まるっきり空飛ぶ円盤そのものの形をしておりました。
(びっくり!)

でもそれ、誰が見てたんでしょうねー?
(それは言わない御約束ですよねー!笑)

本堂金堂に向かって左手の建物は『光明神殿』です。

この中には天狗のコスプレをした魔王尊の像が祀られております。



月読の中の魔王尊は美しい16歳の青年のイメージですので、この厳(いか)つい天狗像が永遠の青年=サナート・クマラとはどうしても思えないのです。

なので天狗のコスプレと思えてしまいました。

月読にとってのサナート・クマラはアニメの『地球(テラ)へ…』の中に出て来る、年を取らない水色の髪の青年に似たようなイメージなのです。


↑この人です!


そのアニメの内容は知らないんですけどねー!(笑)

とりあえず礼拝をしてから右隣りの本殿金堂に向かいました。



ここが鞍馬寺のメインの建物でして『尊天』と呼ばれる3体の御本尊様が祀られているそうです。

その御本尊様は見えません。

この御本尊様は秘仏でして60年に一度の丙寅(ひのえとら)の年(次回は2046年)に御開帳されるんだそうな。

その時に永遠の青年としての魔王尊の御姿を拝見出来るかも知れませんね。

もし、その時まで生きていたら見に行こうかと思っております。

本殿金堂で代理参拝と代理祈願をさせていただきましてそのあと、かなりの長い時間、境内を散策しましたらそろそろ下山の時間です。

境内には参拝客が連れて来た中型犬の可愛い黒犬がおりまして、かなり癒されて元気が回復いたしました。



本殿金堂から少し降った場所から降りのケーブルカーに乗れますので、帰り道は楽チンなのです。

ケーブルカーを降りて、少しだけ山道を登ったところにお稲荷様が祀られております。

そこに寄りましてリュックの後ろにぶら下げておいた『からあげくん』を御供えしてまいりました。

今回、残念ながらタヌキくんは出て来てくれませんでした。

観光客の数が多すぎて、かわいそうに出るに出られなかったのかも知れませんね。

特に外人さんの体臭や香水の匂い(香害)はヒドいモンでして、たまに吹いてくる清らかな風がその匂いを浄化してくれるのには本当に助かりました。

そんな環境じゃタヌキくんも出て来たくありませんよね。

それとも月読を篤(あつ)く護って下さっている武蔵御嶽神社の大口真神様から派遣された子犬がついていてくれるために怖がって出て来れなかったのでしょうか?

本当はタヌキくんにあげようと思っていたからあげくんは、お稲荷様のキツネくんのおやつになってしまったのでありました。

あとでタヌキくんとキツネくんでからあげくんを取り合ってケンカをしていなければ良いんだけど…(笑)

鞍馬山を下山し、駅前の巨大な天狗のお面を見てから電車を乗り継いで六波羅蜜寺に向かいました。



その途中で気がついたのですが、その日は旅館で朝ごはんを食べてから何も食べておりません。

何かを食べてから六波羅蜜寺に行こうと決めて、ずっと歩いているのですが、そんな時に限って食べる店が何も無いのです。

ようやく見つけたオレンジジュースと大福と『なか卯』の親子丼を食べました。

一日目は食堂で京都らしく『にしん蕎麦』を食べましたが二日目はそんなモンなのです。

それと新幹線に乗る前にコーヒーを飲みましたが京都らしい食べ物は、にしん蕎麦以外は食べられませんでした。(残念!)

なか卯で親子丼を食べて、そこから徒歩で15分の場所に六波羅蜜寺は在ります。

そこの『空也上人像』がお気に入りなので絶対に見てから帰りたいと決めていたのです。

…で、そこは4時30分まで拝観を受け付けているのですがギリギリの4時25分に着くコトが出来まして、無事に空也上人像にお会いするコトが出来ました。


↑撮影禁止でしたのでポスターを撮りました。


そして京都駅の近くの京都タワーまでタクシーで移動し、展望台の上から京都の街に感謝の気持ちをおくりまして、京都駅を19時01分に出発する新幹線で帰路につきました。





身体はボロボロですが、八坂神社の青龍石は本当に奇跡的なベストタイミングで入手出来ましたので、タヌキくんに化かされなくても外人さんの香害にあっても、食事にめぐまれなくても心の中は大満足なのです。

最後になりましたが決して安くはない参加費を支払って特別企画『八坂神社の青龍石』に参加して下さいました方に心より御礼申し上げます。

その青龍石は先週の日曜日にすでに郵送済みですので、すでに御手元に届いていると思われます。

もし万が一、届いていない場合は必ず月読まで御一報願います。

よろしくお願いいたします。