発行者の月読です。
今回は『法力』ってお話しです。
法力とは『ほうりき』と読みまして、仏教の修行を積むコトで手に入る不思議な力のコトです。
あのお坊さんは法力が強いなぁ…なんて言ったりしますよね。
ではなぜ仏教の修行を積むと法力が身に付くのでしょうか?
月読これを仕事中にマジメに考えてみました。
(マジメに仕事しろよ!笑)
そこで一つの結論が出たので今回はそれを紹介いたします。
仏教の修行をする人の特徴はやたらと合掌するコトです。
この合掌に法力を身につけるための秘密の一つが御座います。
人間の身体には『経絡』(けいらく)と呼ばれる『気のルート』が御座います。
じつはこの経絡、気の通り道は有るのですが気の通りにくいルートが御座います。
肩から手のひらまでにも気のルートが御座いますが、このルートはかなり気の通り方が悪いのです。
なぜならば肩から手のひらまで届いた気は手のひらで行き止まりなので、そこで勢いが無くなってしまうからです。
合掌をしていますと、たとえば右肩から腕の経絡を通って右の手のひらまで達した気がそのまま左手の手のひらに通りまして、その左の手のひら→左腕→左肩→右肩→右腕→右の手のひら…と、ぐるりと一周いたします。
こうなりますと気の勢いが落ちずにスムーズに気が通るようになるのです。
これは手のひらを合わせて合掌していると自然に起こる現象です。
このように何十年も気を周しておりますと、しだいに気が練れてまいりまして最初はスカスカだった気にネバリ気がでてきまして、物理的な力を持ってまいります。それが念力等の現象をおこす原動力となるのです。
仏教の修行をするお寺には、たいていの場合『仏像』が御座います。
現在の仏教では仏像は信仰の対象となっておりますが本来の仏像の役目は仏様の姿を心の中にリアルにイメージするためのアイテムとして使われてまいりました。
仏像の前に座って、その仏像をよく見てから目を閉じると少しの間まぶたの裏に仏像の残像が残ります。
それを利用して心の中にリアルに仏様の姿をイメージするトレーニングをしていました。
その心の中の仏様とイメージで一体化するコトで、その仏様からパワーをもらったり悟りへの道のショートカットをねらったのです。
このように心の中にリアルなイメージをするトレーニングは、そのまま不思議な力を発揮するためのトレーニングとなります。
長年、合掌するコトによって練り上げられた密度の高い気を心の中のリアルなイメージ力により方向づけをしてやると、そこに不思議な現象が起こるのです。
それが法力の正体だと思われます。
なので法力自体には善悪は御座いませんので、理性的では無い人が法力を持つ場合も御座います。
仏教の修行では人格を高く保つための修行が行われますがそれは法力の悪用を防ぐためだと思われます。
うちとこの和尚さんには法力など無いでんがなー…なんて言う方もおられるとおられます。
法力とは一種の才能ですので同じ時間、同じ修行をしたとしても、その法力のパワーは個人によって違うのです。
その法力の才能は修行してみないと判らないのですが合掌とイメージトレーニングさえしていれば法力は必ず手に入る力です。
その和尚さんも何の修行もしていない人よりは、はるかに強い不思議な力を持っている可能性が非常に高いのです。
もしかしたら、その和尚さん、自分の力を隠しているだけかも知れませんよ?
興味のある方はやってみて下さいね。
そんな何十年も修行なんてやってられねーよー!…って方もおられると思います。
そんな方は『気功』を学んでみて下さい。
気功とは簡単に言えば気の強化とコントロールの技術を学ぶ方法です。
意識的に身体中の経絡に気を周しておりますと、ただ合掌をしているよりも、はるかに早く気が練り上がりまして物理的な力を持って来るのです。
イメージトレーニングも工夫すれば日常生活の中でも可能です。
法力=不思議な力の正体は気の練りとリアルなイメージです。
もちろんそれを行うだけの集中力もいるんですけどね。
興味のある方はやってみて下さいね。