ブロックシフティングを受けて・・・
幾度かのセッションを受け、自分自身を考える時間が増え、向き合うようになった。子どもの事や本当の自分の事を考えているうちに、自分を出したい、変わりたい。親のつくった枠の中から出たい、その中に収めるのは無理が来ているのでは、誰かに背中を押してほしいと思い、今回ブロックシフティングを申込みました。
セッションが始まり光のドームを感じた時、私の肩の辺りがピリピリとしてきた。
上半身が温かくなり、バラの上に座るとバラ=ピンクとおもっていたのに、紫色を感じた。
悲しみを吸い取ってとお願いをすると、バラの花びらは発酵した泡のようなブヨブヨとしたものになった。大きな袋を体いっぱいにしょっていた私は、吸い取ってもらって袋が消えていった。大きな袋の重りが消えたら、宇宙飛行士のように自由に泳げそうになった。自分のいる空間はダークな色から、明るく優しい色にかわった。
子供の頃、忙しくしている両親にやってみたい事やしてほしい事を言わずにいた。というよりは言ったが
親の都合のいいようにかえられてしまい、そんな事が度重なったので、ストレートにいえなくなっていった。
親がYESといってくれそうな事を本能的に言って認めてもらっていた。愚痴をいうと弱くなってしまうから、心も強いふりをしていた。良い子といわれるような子になっていた。友達に対して正論を得意げに語る人になっていた。でも高校生の頃「私は良い子と言われるような子ではない」ということに薄々気が付いていたのだ。でもそのままにしてしまった。社会人になっても。妻になっても。母になっても。そして今これを書きながら気が付いた。「(自分を偽って)悲しかったんだ」「(本当の私の気持ちを出していないことに)気付いて欲しかったんだ。」という事を。
母になった私は、子供の才能を出しすぎないように押さえつけてしまった。その話をした時に出た涙は、子供の頃の自分に対しても感じたのだろう。ほんとは好奇心旺盛で、興味を持ったことは、危ないと言われても自分でやってみないと納得できない性格だった頃のことを。
だからだ!私は、周囲の人に合わせることはうまいほうだが、ある程度親しくなってきて、私をコントロールする人に対して、敵意のような感情を持ってしまう。やってみたいと思う事をやらせてもらえないと、その人に対しての不満がもこもこ、いやバラの花びらがそうであったようにブヨブヨと思いを膨らませていってしまう。そして嘘をついた自分とコントロールした人を嫌いになっていくパターンがあった。
合わせるのは、自分の受けを良くしたいから。でも無理が来る。
ブロックシフティングが終わった後、体がずっしりと落ち着いた。気持ちも体も地についたようだった。
小さな頃の思いを放出し、自分が自分になっていく感覚がある。毎日じわじわと気づきがあり、その気づきは自分のキグルミ着ていた頃の私を癒してくれる。そして今の私が味方になって応援すると勇気が湧いて嬉しくなってくる。もっと自分に近づきたい。今、心底自分になりたいと思う。
(宮城県 40代 女性)