単身赴任① | Mahouのささやき

単身赴任①

https://note.com/mahou308/n/n8eedc2934c6d

 

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【60代男性 単身赴任歴30年】

 

とあるご紹介で、初めてタロット鑑定にいらっしゃった男性の方のお話。
詳しくは聞きませんが、それなりに社会的地位があるのであろうと思える経歴の持ち主でした。

 

年齢は60を過ぎていますが、

相談者さんの持つ技術でまだまだ社会で活躍はできそうな推測を持てます。

ご本人も「要望があれば、勤め続けたい」と希望されています。良い仕事人生ですね。

 

ところが、1つ彼の心の引っかかる項目があるのです。
彼の技術はとても専門性が高いので守秘義務が強く、

時にいろいろな場所へ移動する必要があります。

そういった流れから結婚をしてお子さんもいらっしゃいますが、

単身赴任として家族と別居してすでに30年が経過しています。

 

大切に持ってきてくれた家族全員の写真は、おそらく20年近い前のもの。
お子さんがまだ小学生くらいの時でしょうか?

すでに30歳前後のお子さんは社会人として活躍しています。

家族内でのやり取りがほぼ皆無なので事実です。


「もうこの生活にも慣れた」と相談者さんはいうものの、
「でも正直寂しい。今後残りの人生をどうしたら良いのだろうか?」と胸の内を吐露します。

日々の生活はもう慣れているのでしょうし、仕事への熱意は薄れていませんので、

通常は「いつも通り」に日々を送れていますが、

ふとした瞬間に「寂しさに襲われるのであろう」とMahouは感じました。

 

それなりの収入があるであろうと推測しますが、暴飲暴食もしていないであろう体型。

高級志向でないと感じられる一般的な私服の着こなし。

なんでも入れられる使い続けた鞄の柔らかさ。

そんな姿が相談者さんの真面目な生活を物語ります。

 

奥様の手元で育ったお子さんは「生きるため」に母親の言うことを信じ、

鵜呑みにし、お母さんの味方になりますが、

歳を重ねると自分で判断がそれなりにできるようになります。


だからと言って「お父さん大好き」とまではいかないまでも

「お父さんが不器用で仕事人間だったんだ。わたしたちを可愛がってはくれなかったけどね」

くらいの許容は出てくるものです。

 

あの有名な「宮崎駿 宮崎吾朗」親子も仕事上で大喧嘩をした時に
「親に向かってその態度はなんだ!」と父駿
「あんたに育ててもらった記憶は一切ない!」と息子悟朗の会話は有名なエピソードです。

 

幼い頃の吾郎氏は、アニメしか見ていない父親に反感を持ち、

母親と2人で生きていきたと思っている、というセリフにも集約されています。

 

このようなケースは全国各地のご家庭で思いの外リアルに存在しています。

 

とはいえ今回の相談者さんはお子さんとはほとんど連絡が取れません。
厳密にいえば、ラインや電話番号、メールアドレスも知っていますが
いわゆる「既読スルー」その現実が寂しさを募らせます。

 

タロットは今回どんな読み解きをするのでしょうか?

続きます。


タロットMahou