秋めいて【Cups ACE】 | Mahouのささやき

秋めいて【Cups ACE】

https://note.com/mahou308/n/n46fd74207268

 

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

朝晩はすっかり秋めいてきましたが、巷で噂があるように、確かに今年の夏は
あまり蝉の鳴き声を聞きませんでした。
都内だけの現象でしょうか?


暑過ぎて、蝉も蚊も、活動適正気温でなかったのかもしれません。

毎年「セミファイナル」は、そこそこスリルとサスペンスが伴うのですが
(お亡くなりになっていると思っていたセミが、いきなりバタバタ動き出す恐怖)
そんな姿も、とんと見かけませんでした。

 

セミさんも、森へ移動してくれているといいんだけどね?
何せ地上に出てくるのに何年もかかるから、目が覚めたらコンクリで固められて
地上に出られないセミがいるのだろうと想像すると、もう恐怖映画です。

 

朝晩の涼しさを堪能しながら、心に余裕ができて、そんなことを考えています。

【Cups ACE 愛】

心に余裕がないと、いけませんね。
物事を俯瞰的に見れなくなってしまいます。

 

忙しない日々だと、季節の流れを見れずに、一年が過ぎてしまうもので
それをいつも嘆くわけですから、こうやって夕焼けを見ながら終わりゆくを夏を
感じることを大切にしたいと思います。

 

【40代夫婦 別居】

 

お子さんがいらっしゃらない夫婦でしたが、仲良く過ごしていました。
ラブラブな関係よりは、そこにいても違和感がない、自然体のカップル。

 

相談者の彼は「日曜の午後、妻が窓を開けて、流れてくる風を浴びながら
外の景色を見ているその姿を見ている時間が好きだった」と言います。

 

都心から少し離れた場所の小さな集合住宅でしたが、向こうに見える山々の姿が
青やオレンジ、ピンク色に染まりつつ、夜へと変化していく自然界の美しさに
妻の後ろ姿が何よりもの至福観だったそうです。

 

とはいえ、賃貸住宅が故の事情があり、引っ越しをしました。


残念ながら「あの美しい絵画のような時間」は再現されず、彼の心は萎んでいきます。

気がつけば、別居を選ぶ時が来てしまいました。


「自分は、どれだけ自然からエネルギーをもらっていたのか?と悟ったんです」

共働きの夫婦は、別居を選択し、結果的にそれぞれの道を歩くことになりました。

 

利便性を必須項目に挙げる人は多いのですが、
案外、このケースのような目に映る情景を必須とするタイプの方もいらっしゃいます。

 

野生的、本能的、と言ってしまうとイメージが変わってしまいますが
日本の都心部はとにかく一人当たりの占有面積が狭すぎる。

 

バリバリ働いている人は、旅行好き、と言われやすいですが
案外そうやって無意識に、自然の中に溶け込む時間を作っているのかもしれません。

 

あなたの住んでいる窓から、大きな空は見えないかもしれませんが
少し足を伸ばした先の公園で、もしくはスポットで、季節を感じてみましょう。

 

私たちは、そう言った肌感覚がないと、バランスを崩しやすいのかもしれません。

タロットMahou