アメリカ生まれのピアノアドベンチャーって?
みなさんこんにちは、FUKUON 福田音楽教室 ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。
萩原裕子先生の「MY FIRST PIANO Adventureセミナー」で新年の学び初めをしてきましたので、ちょっとだけミニレポート。
アメリカ生まれのピアノ教材「マイファースト・ピアノ アドヴェンチャー」
MY FIRST PIANO Adventure(マイファースト・ピアノ アドヴェンチャー)は、フェイバー先生が考案されたアメリカ発のピアノ教材で、、螺旋(らせん)学習をベースに作られています。
「螺旋学習」って何?
アメリカの心理学者である、ジェローム・シーモア・ブルーナーが提唱した「子どもの発達は直線的ではなく、段階を螺旋的に発達する」という理論が、螺旋学習の元となっています。
螺旋的に学習していくからスパイラル・ラーニングと言われることも。
1960年代にこのスパイラル・ラーニングを発展させた学習方法が様々な方向へ広がり、音楽学習としては、ペースメソッドを経てバスティンメソードが生まれたりといった形で、アメリカ式のピアノ指導法の基礎となっているんですね。
今回で2回目となる講座ですが、このMY FIRST PIANO Adventureを使って、楽しく学ぶピアノ指導の導入部分が始まったところです。
今回のセミナーでの使用された教材はこちら
My First Piano Adventure for the Young Beginner.../Faber Piano Adventures
¥1,295 Amazon.co.jp
▲これはレッスンブックといってピアノ教本にあたります。
My First Piano Adventure: Writing Book a/Faber Piano Adventures
¥904 Amazon.co.jp
▲これはライティングブックはワークブックにあたります。
この教材を使うメリット・デメリット
今回セミナーを受けてみて感じたこの教材のメリット・デメリットについて、ちょこっと書いておきますね。
デメリット
- アメリカからの輸入になるので、当然ぜ~んぶ英語でかかれています^^;
- 日本の公的音楽教育との整合性を保つという課題は残ります
日本とは音名や階名の扱いや呼称が違っているので、その辺はフォローが必要になると思います。
どんな教材でも一長一短ホントむずかしいですよね~。^^;;
メリット
- 導入部分では楽曲に全て歌詞がついていることで、その歌で体感的に学べます
- 付属のCDで自宅学習も楽しくでき、練習を習慣化しやすいこと
- ピアノレッスンで同時に英語学習ができる!
とにかく、英語で楽しく歌いながら学べるところが魅力。英語に苦手意識が芽生える前だと、より効果的かもしれません。
障がい児ピアノレッスンにどう使えるか?
私の目的は、障がい児ピアノレッスンでの「アプローチ」や「使える手段」がないかと思いセミナーに参加しました。
さまざまな障がい児への指導で大切なのは、「シンプルに伝えること。」
どうすれば、シンプルに伝えられるのか模索中ですが、今日の学びと今までの知識経験をミックスしながら、楽しく面白く伝えられる方法を編み出したいと思います。
講師:萩原裕子先生のプロフィール
萩原先生はアメリカの学校で多くの子どもたちに教えられたご経験があり、今現在は日本でピアノ指導された経験をベースとしてこの教本の魅力や伝え方のポイントなどを毎回丁寧に教えてくださいます。
萩原先生のアメブロはコチラ♪
※萩原裕子先生は2019年3月21日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り致します。
次回は、2月5日(金)10~12時、会場は馬車道ピアノサロンです。
※詳しくはコチラ(PDFファイル)
みんなの福をスイッチ(〃^∇^)オ~ン*:゜・.。..彡☆
FUKUON ピアノ講師☆福田りえ