10年以上も前の話です。

その年の3月22日、東京である人の個人セッションのコーディネータをしました。

お客さんが来られたら案内したり、セッション終了5分前です、と伝えに行ったり、次の人が来たら、少し待って頂きながら世間話をしたり前の人が終わったら次の人を案内して、終わった人を送り出す。
それが終わってしまうと、90分間は何もする事がありません。

いつもは、絶対旅行には本を持ってくるのだけど、今回は夜行バスの往復で車内では読めないし、夜は友人宅に泊まるし一人で時間をもてあます事がないと判断し、あえて本を持ってきていませんでした。
しかし、最初のお客さんが部屋に入り手が空くと無性に本が読みたくなりました。
仕方なくコンビニに行って雑誌でも買うかと思いながら外に出ました。

そこの会場は駅のすぐそばだったのですが、その駅は本当に駅前にロータリーがあるだけでロータリー沿いにコンビニ、マクドナルド、弁当屋、喫茶店がぱらぱらっとあるだけの
至ってシンプルな駅前なのです。
一軒だけ小さな本屋さんを見つけました。

普通の住宅街によくあるような、主婦向けの本と、子供向けの本が中心の本屋さんで休み中の子供達が群がって漫画本を読んだりトレーディングカードを買ったりしています。

普通の本は、文庫本と単行本あわせて棚一つ分ぐらいしかなくわたしが読みたい本があるかどうか期待薄でした。

ところがある1冊の本がわたしを呼んでいました。

チャクラで生きる -魂の新たなレベルへの第一歩- (サンマーク文庫) (文庫)
キャロライン・メイス (著),

この人の本は以前に読んだ事があったし、チャクラはワークもやってるから何か参考になるかも知れないし、文庫本というのが持って帰るにも楽だし、価格も単行本の半分ぐらいです。
喜んでこの本を買って戻りました。

この本の冒頭の部分でこういう事が書いてありました。

心に傷を持つ人が、癒されていく課程で、傷を分かち合える人に出会ったり、サポートグループに入ってその傷を癒すプログラムを体験すると、その状態に居続けるために傷を手放さずそこに安住しようとする、という話しでした。

著者は、「傷の言語」という事に焦点を合わせて、いろいろな人を見始めます。

(本文より抜粋)
癒しのプロセスを経ていく中で、相手が自分の傷を表現する姿を見つめてくれる「証人」が必要な段階にあるのか、それとも自分の傷の持つ「貨幣価値」、つまり傷を利用する事で人を操る、という力を発見してしまったのかどうかを見分けるようになっていったのだ。

中略

このような人々(傷を手放せない人々)はトラウマとなるような体験、あるいは傷をもたらす体験をしてからは新しい体験はすべて自分にもたらされた傷というフィルターを通して見てしまう傾向がある。
その後人生に起きた事に対しては、必ず過去の体験を投影する。新しい人間関係が出来ても、前と同じパターンが繰り返されるのではないかと疑ってかかる。
傷ついた過去が、自分にやってくるはずだった、はたまたやってきてしかるべきだった幸運のチャンスをすべて奪ってしまったから、というのだ。

このような精神状態は悲しいものであり、自分を限定してしまうが、それを維持する事で大きな力を得る人も居る。

他の人に助けを求めて依存し、その人の罪悪感を利用していつまでも助けてもらう事を可能にしてくれるのである。
(本文より抜粋ーここまで)

これだけでは情報不足で、誤解を招くかも知れませんが、この前後に、非常に深い洞察があります。
それは、わたしが長年、ある種の人々に感じてきた事ととても当てはまっていました。

共感しつつ読み進むうちに、なぜか自分のハートチャクラが激しく痛んできました。
その痛みに気付いた時、「なんで?」と不思議に思いました。
理由のない痛みなどないのですから、きっとこれは、何かのお知らせだと思い、その場で本を置いて、しばらく、その痛みの元を探りました。


ここからは、ちょっと話長くなるので、興味のある人は読んで下さい。

当時マヤ歴を学んでいて、わたしは自分の家族のことを調べてみたことがありました。
両親、妹、わたし、の4人家族なのですが、わたし以外はみんな他界しています。
調べてみると、両親対わたし、妹対わたし、という関係性はとても腑に落ちるものがありました。
ところが、妹の存在が、なぜこの家族に彼女がいたのだろうか、という疑問が湧いてしまったのです。
わたしの知りうる知識では、どうしても解読できませんでした。

話しは、22日に戻ります。

個人セッションの待ち時間に、一人で瞑想していると、わたしが妹の死によって非常に傷ついている事、そしてその傷を手放していない事、いろんな事をその傷の言語で解釈したり説明したりそのフィルターを通してものを見ている事、
その死を、その傷をバネにして、それを助けられなかった事の悔しさや怒りを力にして、頑張って生きていこうとしていたことに気付きました。
そして、そういう自分を特別扱いして、そこに必要以上の意味づけをして、そのプロセスでの自分も含むいろいろな人を許さない事でその力をエネルギーにして生きていた事に気付きました。

すると、人の生き死には、すべてその人の意志、その人の自由選択なんだ、というメッセージが降りてきました。

妹は、あのとき、もう少し頑張って生きてみる事もここで終わりにする事も、どちらでも選択できた。
でも、彼女の意志で、終わる事を選択し、それは、それ以上でもそれ以下でもなく、誰が悪いとか、誰のせいとかでもなく、誰を責める事も必要でなく、彼女の人生で、彼女の意志で、彼女の選択だったのだと思いました。

それは、対両親に関してもそうだったのだと思いました。

そして、その他の、今までに関わってきたいろんな人の死が、そういう風に感じられました。

その感覚を味わっていると、急に、大きな宇宙の愛と計らいを感じました。


「今日この時」がある事、
偶然にも本を持ってこなかった事、
そこにその本屋があり、その本があった事、
マヤ暦を学んだ事、
今の仕事を始めるようになった事、
そこに導かれてきたプロセス、その中で知り合った人々、
そもそも、その家族にわたしが生まれた事、
わたしが生まれるに至った沢山のご先祖、命の連鎖。

それらが、すべて、大きな宇宙の愛と計らいによってなされてきた事。

それを感じて、自分がこだわっていた傷をすべて光の中に手放し、祝福し、愛を送り、許し、感謝し、祈りました。
そして、瞑想が終わった時、誰かがわたしにささやいたような気がしました。

「お彼岸ですよ」

そうでした。お彼岸でした。

すべてはつながっていて、生きている事は、体験と学びと成長のプロセスなのだと思いました。

偶然に起こる事は何もないし、宇宙はいつもわたし達の自由意志を尊重し、わたし達をサポートし続けているのだと思うし、望む事をすべて叶えてくれているのだと、感じる出来事でした。

 

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