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まほろです

 

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築95年の夫の実家をリフォームして
 

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秋の京都へ

 

 

 

秋晴れの今日。

 

電車を乗り継いで、

京都の岡崎を訪れました。

 

 

午後でも明るい秋の空に

平安神宮の鳥居が映えます。

 

 

 

 

 

 

 

まず向かったのは、2週間後に迫った

ステンドグラス作品展の会場

みやこめっせです。

 

あたりは澄み切った空気感で

こんな場所で作品展ができるなんて

感謝しかありません。

 

 

 

 

今日は掲示板に貼ってもらうポスターを

届けるのが目的でした。

無事に任務完了。

 

 

せっかくなので、

ちょっと中をうろうろしてチェックして

外観を眺めたり。うふふ。楽しみです。

 

 

ここにポスターが掲示されるはずです。

 

 

  


✨伝統に学ぶ

ステンドグラス絵付け教室展

 〜中世から現代へ〜

 

11月23日(木)〜28日(火)まで

10:00〜16:00 (最終日は14時)

入場無料

京都市勧業会館 みやこめっせ 

 美術工芸ギャラリー

 

 

 

 

 

 

 

 

インドネシアの手仕事の布を見る

 

 

 

次に歩いて向かったのは

kokoka 京都市国際交流会館です。

 

 

 

 

 

途中見えた、動物園のかわいい観覧車。

 

 

 

 私の目的はこれ。

はい、布たちを見にきました。

 

 

 

 

ハイジさんのブログを拝見していて

インドネシアの手織り布イカットを知り、

楽しみにしていたんです。

 


 

感想は一言で、圧巻!でした

 

 

 

 

 

よくぞ、ここにこれだけ集めて

見せてくださった、

 

 手仕事の愛らしい布たち。

 

 

 

まず、大きさに圧倒される!

 

 

 

 

想像していたよりずっと大きい。

 

壁を覆うくらいの大きさです。

 

 

 

 

一枚ずつ前に立つと、

その布の世界が展開されます。

 

 

 

 

 

デザインも大胆でのびのびとして

とてもユニークです。

 

 

 

じっと見ていると、

人物や動物の絵柄が浮かび上がってきます。

何を意味しているんだろう、と

考えるのも楽しい。

 

 

手織りですからね、きっと膨大な時間と

手間をかけてでも、伝えたいことを

この図柄に込めたと思うのです。

 


天然素材の糸を

自然からの染料を使って染めて

手織りしています。



 

私の一番気に入ったのは

会場に入ってすぐのこの布!

 

 

 

素材と色味が

なんとも言えずあったかくて。 

 

絵柄はよく見ると不思議な模様もあって

儀式なのか、顔の色が違ったり動物がいたり

 

馬の足の表現は、素朴なようで

なかなか芸術的です。

 

 

こちらは、中央のドラゴンの部分は

小さな貝が縫い付けられています。

 

 

 

 

こんなに大きな布を織るのに

どれだけかかったんだろう。

 

かかった人の手と時間を想像すると

 

もう、会場の中にいるだけで、

布たちが発している熱量に

圧倒されてしまいました。

 

 

 

 

 

繊細な日本の手仕事

 

 

 

こちらのコーナーは、日本の久留米絣です。

 

 

 

 

 

お城が織り込まれた大きな布は、

明治から大正期に、嫁入り布団の表として

織られたとか。

 

お城柄は、その代表的なものだそうです。

 

目の詰まった生地で柄を織り込む。

あまりにも大変そうで、ちょっと想像できません。

 

 

これは、着物の刺繍半襟です。

 

 

 

繊細な刺繍。なんて美しいの!

 

鶏の羽の流れと色のグラデーションが

額に入れて飾りたいくらいです。

 

 

 

 

そもそも半衿といえば、

長襦袢の襟に被せて使う

襟元に少しだけしか見えないもの。

 

それに、汚れやすいものでも

あると思うのですが。

 

 

見えない部分にも惜しまず、装う。

 

 

なんだか贅沢で、ため息が出ますね。


 

 

こちらは筥迫(はこせこ)と言うそうです。

今で言うなら、化粧ポーチのようなもの。 

 

 

 

七五三の女の子の装いでよく見ますね。

どんなお嬢さんが持っていたんでしょう。

 

凝った刺繍は、オシャレの見せ場だったのでしょうね。

 

刺繍の柄が途切れないように

どれも精緻につくられています。

 

 

この箱は、箱の内部がすごかった。

 

 

 

蓋をすると中が見えないし、

物を入れるとせっかくの模様が見えないのに

 

この豪華さは一体どういうこと?

 

 

美しい中に封じ込めておきたい、

大切なものをしまっていたのでしょうか。

 

 

どの品も、生活で使うものなのに

これ以上ないくらい

手がかけられていることに驚きました。

 

 

職人技が光っているもの。

 

幾重にも人の手がかかったもの。

 

より美しく、と洗練されてきたもの。

 

 

 

生活の中にそんな品々がある暮らし。

 

 

 

今は遠くなったけれど、かつてはあった

 

それこそ、本当に豊かな暮らしですね。

 

 

 

そして思ったことは

 

 

日本のものも、異国のものも

 

人の手で作られたものは愛おしい。

 

 

そこに込められた思いを感じるのです。

 



 

今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました