​登山という名の家族旅行②

 

夫の今年の目標は、

3000m峰を制覇する富士山

最後の山が、御嶽山!

 

穂高連峰登山後、温泉に入りコンビニで食料を調達して(夫のお酒とあては必需品)、御嶽山の登山口の駐車場へ。

 

途中、ガソリン入れる?と夫に聞くと、まだ大丈夫。御嶽山の帰りに入れたらいいよとの事。

 

夫は、早速車中宴会からの爆睡。

息子も登山の疲れから爆睡。

1人寂しく、登山口のある濁河温泉まで運転しました。登山口にむかうので、当然街の明かりも遠ざかり、対向車もなく真っ暗な道路をナビを頼りに3時間程で到着。

登山口駐車場には、数台の車が止まっていました。

 

爆睡している夫を叩き起こし、車中泊出来るように車のシートを倒し、マットやカーテンをセッティングしてもらいました。

もう、一刻も早く寝たい…

 

息子と私は、御嶽山は、別の日にして1日ゆっくり休みたいと夫に抗議するが、日帰りで登れる山だし、アルプスのついでに丁度いいやろ、交通費もったいないしと言われ、渋々承諾。

それに、山頂で京都で有名な坦々麺のお店が、開業しているから、それを食べようと夫は楽しみにしている様子。

夫が楽しいならいいかと、少しの不満を押し込んで翌日の登山に備え、爆睡しました。

 

車のドアを閉める音に目覚めると、周りの車中泊の登山者の方達が、活動を始めていました。

携帯を見ると、5時前。私達も起きて準備を始めました。登山口の駐車場の近くには、トイレが完備されてて、バイオトイレですがとても美しいトイレでした。

登山口には、朝早くから登山パトロールの方が来られており、登山届以外に住所や名前、電話番号を記入させられ、装備品やヘルメットの有無など細かく聞かれました。

その時、どちらまでと聞かれ、夫が剣ヶ峰で日帰りですと答えたときのパトロールの方の表情と気を付けて行ってらっしゃいとおっしゃってくれた声色に違和感を覚えつつ登山をスタートさせました。

 

 

登山道には、100m毎に42の看板があり、山頂まで後いくつと、息子共々楽しく、お昼に担々麺食べようねとモチベーション高く登っておりましたラブ

 

 

ついに、看板が最後の一つになり頂上と思いきや、なんかへん?

先にまだ山が見える。

なんと、看板の頂上は飛騨頂上で3000m峰の剣ヶ峰山頂じゃないガーンガーン

小さい赤丸が飛騨山頂

大きい赤丸が目的の剣ヶ峰

 

 

ここがゴールじゃないと知ったときのショックガーン

 

夫は山頂が違うと知っていて黙っていたに違いないムキー

 

 

さすがに2日間アルプスを歩いた身体にはきつすぎる。

私も息子も一気にテンションがダダ下がり魂ガーン

 

 

山の上にこんな美しい湖があるのかと感動するも、

担々麺、担々麺とハイテンションな夫の態度にイライラムキー

担々麺食べたいんだったら、京都で食べたらいいやんムキー

 

 

やっとやっとの思いで、担々麺の食べれる二ノ池ヒュッテに到着し、

順番に並ぶと、目の前で今日の担々麺は売り切れました~えーん

10時オープンで、10時30分には売り切れ

なんてこったー

担々麺以外のメニューは、デザート系(お汁粉とクリームブリュレ)とビール、コーヒー等の飲み物しかなく、仕方なくカップ麺をいただき、デザートにお汁粉、クリームブリュレをいただきお腹を満たしました。

 

それにしても、周りを見回すとすごい人ごみで、軽装の方もいらっしゃって、どこから登山されてきたのか不思議に思っていました。

夫の話では、御嶽山にはロープウェイがあるが、出発時間が遅く担々麵の開店時間に間に合わないから、濁河温泉登山口から早朝から登山すると言っていたからです。

 

後日、山友達から濁河温泉登山口からは御嶽山まで距離が相当長くハードなコースとのこと。

剣ヶ峰に行くなら御岳ロープウェイ(黒沢口)コースか大滝口コースが一般的だと教えてくれました。

黒沢口コース 参考タイム上り:3時間40分・下り:2時間30分 往復距離7.8㎞

大滝口コース 参考タイム上り:3時間・下り:1時間50分 往復距離7.4㎞

 

だから、登山パトロールの方の対応が違和感あったんだなと納得しました。

 

濁河温泉口コース 参考タイム上り:5時間20分・下り:4時間 往復距離13.5㎞ 

 

夫に騙されたガーン

 

私はあんまり登山に興味がなく、いつも夫が計画して実行するのについていく状態なのでこんなめにあわされようとはえーん

前日の穂高連峰登山も大変なコースだったのに。



無事登頂し、夫の3000m峰は達成されました完了

やれやれ

これで登山から解放される口笛

 

この後、和歌山の自宅に向かって車を走らせるが、登山口から高速入口までが遠く、ガソリンスタンドもなく、御嶽山に行く前にガソリンどうする?って聞いたのにーとハラハラドキドキのドライブでした。

 

後部座席で一人車中宴会から爆睡の夫と、運転変わるよと言ってくれる優しい息子飛び出すハート

高速で1時間ほど、息子が運転を交代してくれたけど、免許取り立ての息子の横で寝る度胸はなく、一人皆が寝ている間ひたすら運転し帰宅しました。

帰宅時刻はAM3時。

もちろん翌朝(当日)は出勤です。

 

私が壮絶しんどい家族旅行でしたゲッソリ

いつか夫に仕返ししてやると心に誓う妻なのでしたニヤリ