はじめから嫌いだった訳ぢゃないさ
両親が別居中に何度も父親と一緒に逢って、
羽田空港に飛行機を見に行ったり、食事したりしたさ
父親はどういうつもりだったんだろうね
なんか、思惑があったのかねぇ…
優しい、いいお姉さんだと思っていたよ
継母になるまではね
母親が亡くなって、アタシの引き取り先が決まるまで2ヶ月間、母親の仕事仲間の家で厄介になってた時に何処かの孤児院から段ボール箱2つに入った、たくさんのセーターやマフラーが送られて来た
ちょうど雪が降る頃だったからね
善意だったんだろうけどさ
「お前は孤児だ」
って無言で言われた気がして…
なんともやるせなかったねぇ
そんな時に父親が迎えに来てくれた
五年生の二学期の終わりの前日にさ
嬉しかったけど、同時に悲しかった
母親との思い出が奪われるような気がして…泣いたよ
家庭裁判所の決定なんだってさ
授業中、担任に聞かされて挨拶もソコソコに厄介になっていた家に帰ったら父親と継母がいて、
アタシの荷物は既に迎えに来た車に積んであった
息つく間もなく、逃げるように草津を離れたのさ
東京に来てビックリしたのは水道の水が冷たくなかったことだね
草津の水は手が切れるほど冷たいからね
母親が亡くなって悲しかったけど
同時にホッともしていた
平和な暮らしが始まったからね
朝にはちゃんと食事が出来る毎日さ
これで飢えなくても済むと思った
ある日曜日に遅めの朝食を食べようとしていたのさ
継母が作った温かい蕎麦を父親がアタシに食べさせようとどんぶりをアタシの前に出した時に
「それはあたしが一緒に食べるんだ!」
いきなり継母が怒鳴り出した
許せなかったんだろうね
それまで二人でわけあって食べていたモノが
元妻の子供に食べられる事がさ
いや、簡単に言えば
嫉妬だ
父親の愛情がアタシに向けられる事に対する
強い、そりゃあ強い嫉妬だったね
また、自分が子供を産めなかった分の悲しみをアタシにぶつけ始めたのさ
継母の、感情の嵐の中にいるような毎日が始まった日だったよ
いつまでも冷たい雨が降るね…
明日は晴れるのかい?
両親が別居中に何度も父親と一緒に逢って、
羽田空港に飛行機を見に行ったり、食事したりしたさ
父親はどういうつもりだったんだろうね
なんか、思惑があったのかねぇ…
優しい、いいお姉さんだと思っていたよ
継母になるまではね
母親が亡くなって、アタシの引き取り先が決まるまで2ヶ月間、母親の仕事仲間の家で厄介になってた時に何処かの孤児院から段ボール箱2つに入った、たくさんのセーターやマフラーが送られて来た
ちょうど雪が降る頃だったからね
善意だったんだろうけどさ
「お前は孤児だ」
って無言で言われた気がして…
なんともやるせなかったねぇ
そんな時に父親が迎えに来てくれた
五年生の二学期の終わりの前日にさ
嬉しかったけど、同時に悲しかった
母親との思い出が奪われるような気がして…泣いたよ
家庭裁判所の決定なんだってさ
授業中、担任に聞かされて挨拶もソコソコに厄介になっていた家に帰ったら父親と継母がいて、
アタシの荷物は既に迎えに来た車に積んであった
息つく間もなく、逃げるように草津を離れたのさ
東京に来てビックリしたのは水道の水が冷たくなかったことだね
草津の水は手が切れるほど冷たいからね
母親が亡くなって悲しかったけど
同時にホッともしていた
平和な暮らしが始まったからね
朝にはちゃんと食事が出来る毎日さ
これで飢えなくても済むと思った
ある日曜日に遅めの朝食を食べようとしていたのさ
継母が作った温かい蕎麦を父親がアタシに食べさせようとどんぶりをアタシの前に出した時に
「それはあたしが一緒に食べるんだ!」
いきなり継母が怒鳴り出した
許せなかったんだろうね
それまで二人でわけあって食べていたモノが
元妻の子供に食べられる事がさ
いや、簡単に言えば
嫉妬だ
父親の愛情がアタシに向けられる事に対する
強い、そりゃあ強い嫉妬だったね
また、自分が子供を産めなかった分の悲しみをアタシにぶつけ始めたのさ
継母の、感情の嵐の中にいるような毎日が始まった日だったよ
いつまでも冷たい雨が降るね…
明日は晴れるのかい?