新・キューティーハニー1話「コスプレ・シティー」(2)天使の像 | kabanai00maxのブログ

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僕は詩人なので 好きな詩や小説を
中心に書いていこうと思ってます
宜しくお願い致します。
《天空を書ける、大いなる風より》

〇前回の話
「市民集会の場に現れた魔王ドルメックと 取り巻きの
 オートバイ集団が暴走する中、サイボーグと化した
 早見団兵衛が現れるのだった」

新・キューティーハニー1話「コスプレ・シティー」(2)天使の像

〇コスプレ・シティー 中央街
 ロケットパーンチ
 ニードル・シャワー
 サンダー・ブレーク
直慶「あっあれは、団兵衛じいちゃん
秘書「市長、いまのうちに」
   団兵が現れた混乱を利用し、市長を逃がす手引きをする
   美人秘書
団兵衛「どうじゃ、これだけやれば さすがに」
 ブーン ブーン
   だがオートバイ部隊は平気のようだった
 「直慶、わしが合図した 後ろの紐を思い切り引っ張るのだ」
直慶「なんのおまじない」
 エイッ
 ドビューン ドビューン ババーン
   背負ったリュックからたくさんのナパーム弾が、次々に
   無法者を襲う
団兵衛「わはっはっはっは、恐れ入ったか」
直慶「少し、やりすぎなんじゃあ」
 際限なく放たれる、ナパーム弾
〇邪空間 
   別次元の空間に魔王ドルメックのアジトがある
同・ベットの上
デス・スタ「アン  あぁ~ん アッアッ ア」
ドルメック「さしもの 強き女殺し屋も、ベットの上では
 女になるんだな」
デス・スタ「あ・フーン、ドルメック様の意地悪ウ、ところで
 本当にあの市長が あんたが言う光だったの?」
ドルメック「さあな、だが間違いなく 光はあの中にいた」
 デス・スタ「後は あたいがやってあげるよ」
ドルメック「悪いな、俺は本来 臆病者なのでな」
 サッ
デス・スタ「最初から、そのつもりだったくせに」
  ベッドから立ち上がって、そう言う デス・スター
〇団兵衛の屋敷
  団兵衛はかつて住んでいた屋敷にひ孫に当たる直慶
  を案内し、機械できた装置の中で顔だけ出して体を
  メンテナンスしている
直慶「おじいちゃんのおかげで助かったよ、あいつらを
 やっつけてくれて」
団兵衛「・・いや、わしのセンサーはまだ邪悪の気配が
 ビンビン感じておる」
直慶「じゃあ、まだ どうしよう、んっ」
  沢山の天使が折り重なった像がふと、目に入る
 「おじいちゃんあれは」


団兵衛「あれはその昔、パンサークローと言う悪党と戦った
 戦士の像じゃ、悪の脅威が消えたとき彼女はその行方を
 たった、わしはその行方を求めて世界
 中を渡り歩いた、だがそれにはどれくらいの時間がかかるか
 わからなかった、そんな時その人に出合ったんじゃ」
直慶「その人って」
団兵衛「光子力研究の第一人者だ、表向きは死んだことに
 なっておる、とにかくサイボーグとなったわしはハニー
 ちゃんを」
直慶「その戦士、ハニーて言うの、はにーさんと同じ名だ」
 その時 団兵衛センサーは邪悪の気配をビンビン感じていた


団兵衛「しまった、ハニーちゃん、こんな近くにおったとは
 気づかなんだ、早見団兵衛一生の不覚」
   直慶を背負って、気配のする場所に向かう 団兵衛
   新たな集会場に逃れた ライト市長だったが、再び現れた
   オートバイ集団に囲まれる
ライト「おっお前は」
デス・スター「ドルメックからの伝言だよ、あたしに勝てたら
 手を引くってさ」
ライト「クッ」
団兵衛「待ったぁ、ロケットパーンチ」
デス・スター「邪魔すんじゃあないよ」
 ドバーン
  秘書の所に吹っ飛ぶ
秘書「だっ大丈夫ですかおじさん」
団兵衛「おおォ、この声 この胸、このお尻、間違いなく

  おぬしはハニーちゃんなのだ」

秘書「イやン」
直慶「なっ何が何だか」


デス・スター「死ねー」
  銃口が市長を襲うも、それを秘書が庇う
団兵衛「サンダー」

デス・スター「無駄だよ、じいさん」

 攻撃を封じる、デス・スター

デス・スター「さあ市長、返答は」

団兵衛「こっ こうなったらハニーちゃんおぬしが闘うのじゃ」

秘書「戦う、私 戦う事なんて出来ません」

団兵衛「願うのじゃ、力が欲しいと願うのじゃ そうすれば封印は
 とける、いまハニーちゃんしか 戦えるものがおらんのじゃ

 ハニーちゃん」

デス・スター「みんな一緒にあの世にいくんだな」

    ババババ・バババババッ

秘書「わたし、みんなを守りたい」


   その願いに カモフラージュされていた首のリングが反応し

    それが、天使の像に伝わり、封印を解く

秘書「・・・思い出した 私の本当の姿、思い出した 私の
  本当のちからを・・・ハニーフラッシュ」

   裸の秘書が地面に撃たれた弾丸を 落としながら立ち上がる