第三章エリカの不思議な旅V 暖かな風 | kabanai00maxのブログ

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僕は詩人なので 好きな詩や小説を
中心に書いていこうと思ってます
宜しくお願い致します。
《天空を書ける、大いなる風より》

【閉じられた事件の狭間に死んだように眠る
 白虎の残骸があった、そこに包まれた少女は
 温かい風を感じていた】


第三章エリカの不思議な旅V 暖かな風
◯煉獄 意思の森
T「追いかけてくる無数の魍魎たちに向かって、エリカの中に
 いる何かが纏った外光を解き放った その時の爆発で魍魎達が
  退いた一瞬に キリルは時の棒(Choke)で地面に線が引いた
 するとそこが 境界となって エリカの内にいるモノが
  放った煉獄の果実によっては全員、線を超えることが
  出来ないのだった」

◯境界線の内側にある、母衣酔河(ほろ酔い側)
   難を逃れたエリカ達は 煉獄の垢を落すため 河の中に
   入り汚れを洗い流す
キリル「ああーいい気持だ」
エリカ「ほんと、まさか煉獄で温泉に入れるとは思っていなかったよ」
    そう言ってエリカは思わず、右目をこする
 カアーカアーカカアー
「これって?」
    すると目からツクヨミ・ガラスが誕生し 羽ばたいたかと思うと
    エリカの体は 宇宙の様な場所にあった
◯閉じられた無限空間
    そこにはかつて戦士たちが悪魔たちと戦った宇宙船のような残骸や
    おせん、キャラメル 吉永小百合のプロマイド 山口真帆が撮影で
    使用していた穴あきパンティーなどが漂っていて、その中心に
    巨大な白虎が死んだように眠っている
エリカ「あの狐さんは何してるの?」
声「あれはかつて青ノ国を荒した罰として、聖王セスフィール様によって
  この空間に閉じ困られし白虎 観那流尾陀♀(ミダルオーダ)です」
エリカ「ふーんそうなんだ、だけど私には悪いようには見えないわ」
声「あそこに、言ってみたいですか?」
エリカ「うん、言ってみたい」
  そして エリカは その声に導かれるまま、巨大な白虎の中に
  包まれる
「暖かい、まるでお母さんの様なぬくもりを感じる」

   それはにお母さんのように全てを包み込む安らぎを与える

   歌が聞こえてくる、それはギリシア神話の地母神 

   デー・メーテル/ケレス(天照)のようでもあった。

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声 マォの星ー第二章 詩・kabanai

  最果ての地、安らぎの場所求めて

  星空(そら)と大地が寄りながら交差する

  この世界で

  あなたと出会った事が、奇跡だったと

  信じてやみません

  いつしか出会ったこと 全部がすべて裏切

  られてたとしても

  二人見つめた光景は、夢(きおく)の片隅に

  残るでしょう?

 

  風は渦を巻き上げて、母なる大地に降り注ぐ

  その時 多くの者達は 真実をしるでしょう

 

 幾つもの時間(とき)を渡り 歩く少女が見た夢は

 儚い一瞬の塵となって、降り注ぐ

 地球も宇宙も引き裂いてまで

 半目する二つの心

 過去と現実と未来が寄り添って

 同じ方向に向かう時

 この世界は 再び そこから始まるでしょう?

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「そのとおりです、白虎は私達一族の総祖先にあたります」
エリカ「そうそせん・・じゃああたしの おばあちゃんのそのまた
 おばあちゃんの ずっとずっと前のおばあちゃんなの?」
声「ええっ」
エリカ「でっでは、あなたは?」
声「私はこの時点では生まれてはいません」
エリカ「えっ、生まれてないのに 喋れるの???」
声「同説明していいかわかりませんが、私はあなたに近いもの
  見守りし者です」
  そう言うと回りの背景が揺らいでくる
 ・・・・・・・・・・・・・・
◯戻る
 「ラツラマォダー」
キリル「どうした、急に倒れちゃって 湯冷めでもしたか?」
エリカ「あれっ ここは ?するとあれは夢・・じゃないよね
  あのキリル、私どれくらい気を失ってた?」
キリル「なーに、ほんの2,30秒位だけど」
   エリカの感覚ではあの場所に一時間くらいいた感覚があった
  ポンッ
 「帰ろうか、みんなのいる場所へ」
エリカ「うん」
N「こうして、エリカの物語はひとまず終わりを告げる、しかし
 それは更なる物語の始まりでもあった」

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次回 デルクラル神話第四章 星になった猫
 エリカがドーラの国の次期王として奮闘する最中
 不思議界では数百年ぶりに不吉の星キロロが上空を
 かすめて行った  星になった英雄の猫の話