私の家族であり、私の大の親友の父が旅立ってから、ちょうど1年が立ちました。

父とはお互いに何でも話せて、電話もメールもよくしていて、信頼していたし、心を許していたからこそ、いなくなってからは、誰もいなくて、孤独感がすごかった。麻雀打ちは基本一人だからと言い聞かせながらも、本音で話せる人はいないんだなって……これまでの自分のコミュニケーションの下手さを恨むばかり。

知り合いは多いと自覚はしてるけど、広くて浅い。知り合いと言えども、挨拶だけで、どう思われているかもわからない。尊敬したり、慕っていてもおそらく一方通行のものばかりだと思ってしまう。

それに対して父は誰とでも仲良くて年齢問わずにご飯も行くし、誰からにも好かれていた。父が初代シニア最強位になった時の祝福の大きさは、父の人間性も評価されてのものだと思う。

私はこの1年何をしたのだろうか。名古屋最強位決定戦決勝で3位で、父が戦った場所に行けなかった。あとは、善戦と惨敗の繰り返し。勝たなくては本当に意味がない。そして、親友と言える人は……考えるだけで、大きなため息が出る。

焦っても仕方はないけど、何もしてないのと同じ行動はやめようよと自分に言いたい。前進の無い悩みや反省って、嫌い。意味のある後退や回り道は好きだけど、グダグダしてる立ち止まりはダメ。今はこれだと思う。

父を追い掛けるなら、そこからも変わらなきゃいけないと思う。考えれば考えるほど、自分が話にならなくて、自己嫌悪を助長する。でも、考えたことで自覚出来ただけでも良かったと前向きでいます。

シニア最強位決定戦、アマチュア最強位決定戦予選B卓。毎週のように観てます。父のリーチしてツモりにいく、ベタオリ、アガるために鳴く、これらの姿勢。基本的なことだけど、徹底することが戦うことになり、大きな武器となる。今の自分の武器は…下手で伸びしろだらけだということだけだから、努力を続けていきます。

今日一日色々と考えて、また前進する勇気を天国からくださった父に感謝しないといけないです。