暑い太陽の日差しが、肌をジリジリと焼いていたのが嘘のように、柔らかくなった夕暮れ。
伸びた影を見つめ微笑む。
「何、笑っているの?」
「いや、別に」
そう言った俺の言葉が不満なのか、口を尖らせ俺を見ているアイツの姿が、また可愛い。
「また笑ってる!」
もう!とぷいと横を向いてしまう。
「機嫌直せ」
「将臣くんが悪いの!」
そう言うアイツの近くに歩み寄りそっと抱きしめ耳元で呟いた俺を、頬を染めて見つめるお前。
「可愛いすぎ」
口を開いたアイツの言葉を、俺の唇で塞いだ。
あとがき
び、微妙…後で手直します。