向き合う心「何にも知らないクセに、知ったような顔をするなよ」私に向けられる針のような言葉にズキリと胸が痛くて、何にも言い返せなくて思わず飛び出した。泣きたくはないの。ただ、悔しいだけ。私の心の隙間にあった劣等感を言い当てられたようで。涙が溢れる。自分に嫌気をさす。私に向け言った彼じゃない。自分の不甲斐なさに腹立たしくて、悲しくて…。一人、夜空を眺めながら唇をかみこぼれそうな涙を必死にこらえ目を閉じた。■□■□■□■□■□■□■□あとがき 微妙な終わり(-.-;)