超えてはいけないこの境界線だけは(16) | As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

版権作品にオリジナル人物を入れての二次創作小説を載せてます。
『遙か』シリーズが中心です

「やっと会えたね」


対峙する男はうっすらと笑みを浮かべ亮司を見つめる。

暗い部屋に守護者たちと男。

ひんやりとしていてどこか陰湿な部屋の中。


「僕が来た意味を知っているね」


「ええ。知っていますよ」


顔色を変えること無い男に亮司はいつもと違う冷たい瞳に

他の守護者は何もいえず黙ってみているだけ。


「あなた方の大切にしている姫のこと、でしょう?」


「回りくどい言い方はしません。彼女に何をしました」


「聞きたいの?」


失笑し、男は腕を組み亮司を見つめ残りの守護者へ視線を向けた。


「彼女は元々僕のモノだった。だから彼女にわかって欲しかっただけだよ」


「なん・・だと?」


「彼女を僕のモノにしたのさ・・・。彼女は本当に美しいかったよ」


男の発した言葉に、誰かが息を呑んだ気配を感じる。















「抱いた体は甘美なものだよ。甘くてやわらかくて」



















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あとがき

次回はアメンバーのみ限定です。

18禁が含まれますので・・・