宇宙海賊カケハ・ネプレム❻ | N/Sun. Ev. X:X

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a Santa EYE at NASA…now on…in uni.
〜アメリカ航空宇宙局
通称NASAが現在,観測可能な宇宙における 聖なる中心〜







【5.5話】

































-あ、お兄ちゃん


ナホ「起こしちゃった?」




我らカケハ・ネプレムのアジト
=鳥の巣の卵


から出てスグ、青い海に臨む白い砂浜…




とはいえ夜中だから景色はほぼ真っ黒。
そこに佇むナホちゃん



ヒロト「ショートスリーパーだから、いつも起きてる時間だよ。
眠れないのかいナホちゃん」



ナホ「変な夢みちゃって…」


お?


ヒロト「どんな夢だい?」



ナホ「ナホ、地球の地底人とデント人のハーフじゃん?
『実はナホはミラカラの姫』
だってさ。
笑っちゃうよね」





よしビンゴ!





ヒロト「夢の通りだよ♪
ナホちゃんはミラカラ王家の王女!
ナホちゃんのママ=ミラカラ王家の女王から

・ナホを守ってくれ
・ナホが夢で真実を知ったら、現実でヒロト様からもよろしく

この2点を頼まれてたんだ」



ナホ「アハハ!お兄ちゃん面白いなぁ!
ナホ、デント人みたいな足に変身できるよ?
地底人みたいに、真っ黒い体色に変身できるよ?」




ヒロト「ナホちゃんは、かつて地球で栄えていた種族のうち
『鏡に映っても姿が変わらない種族ら』
のDNAがMIXされたミラカラ人。

タコ🐙の血で、体の形や色を変えられるのさ。

宇宙警備隊が、ナホちゃんを使った実験を計画していた…宇宙警備隊に対抗できる力と、正義の心を持つカケハ・ネプレムしか守れない。

それで頼まれたのさ」






戸惑いつつも、海を見つめながら微かな声で…


ナホ「じゃあ…家族は生きてるの…」

即答で
ヒロト「もちろん」


ナホ「ナホ、ミラカラへ移動できるの…家族に会えるの…」

ヒロト「それももちろん」



ナホ「…お兄ちゃん。今、家族の寝顔だけみてきていいかな」

ヒロト「私の許可は仰がなくていいよ。
ナホちゃんの故郷、ナホちゃんの家族じゃん!」


ナホ「…行ってきます」







-お兄ちゃん!あのねあのね!!

ナホ「パパもママも、妹たちも可愛い寝顔だった…//」


ヒロト「そっかぁ、パパもママも妹たちも可愛い寝顔だったか!
わかる〜ショートスリーパーだから、私もみんなの寝顔よくみてる笑」


ナホ「でねでね!
妹たちの枕元に家族の絵があって…私も描いてあった…いつか妹たちに、お姉ちゃんらしいことしたいな…」


ヒロト「え〜妹想いじゃん!
ナホちゃんがお姉ちゃんで、妹ちゃんたち幸せだな〜」


ナホ「ねぇお兄ちゃん…ありがとね」


ヒロト「ん?私は伝言を届けただけだよ?」


ナホ「お兄ちゃんは家族と会えないのに…私が家族と会う時間を手伝ってくれた」


ヒロト「いや、私も家族とはよく会ってるよ」


ナホ「え!?
弟くんは病弱で、宇宙警備隊に保護されてるんじゃ…
弟くん以外は、その…」





私は腰元からクナイを取り出し


ヒロト「このクナイ、普通のクナイじゃないんだ…
Music-Start!」


巨大怪獣を召喚!



ナホ「コレって…ヒロトくんのお姉さんが変身した怪獣!?」


ヒロト「母上の
"正義のピアノ"
姉上の
"正義のペン"
W残骸をサナちゃんが改造した結果

『笛を吹くと踊るヘビのように、シンギングビートで怪獣・ファーストゥアを召喚』

それが
"正義のクナイ"
の機能…家族に会える手段さ」



カケハ・ネプレムのエンブレムは、そのクナイと
「モテ」
のmix!!!!!








南帆ちゃんは戦闘Flying Cat
=この姿になる。
人間体でも戦えるけど、やはり
"人間離れした能力を使うなら、人間離れした姿"
の方が動きやすいから


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つづく!