↓↓↓前回の記事コピペ。
つい最近のはなし。
安倍前総理の秘書官は桜を見る会の前夜祭の差額分の記載漏れで略式起と報道された。これはあくまでも実務レベルの問題で、(企業でいう実務レベルの申告もれ的な、)

差額分を記載漏れ  =   安倍事務所が差額分を負担した  =  総理大臣が有権者を接待したことになる  =  政治資金規正法、てなる。つまり安倍が問われている内容は秘書官とは異なるのです。

コピペ終わり。

(ええっ?!!)気付かなかった日本人は発狂した。(うふふ、)こうして騒ぎになっているのだから、ふつー前夜祭に参加した連中は慌てて、ごめんなさい!!そんなつもりはなかった!!とか言って差額分を負担しませんかね。法律的にいうと負担しないと罪は重くるなよ。だって政治家が有権者を接待したのですから。しかし自民党党員は無意識な犯罪常習者なので自分たちの罪には気づきません。安倍の支持者は笑えるくらい罪の意識はありません。www(その無神経さに国民は腹を立てているのに、)

日本で不正選挙の摘発が始まったら、日本の政治家・学者・評論家・自民党はじめ各政党党員はなんて言い訳するのでしょうか。君たちはトランプを応援している場合ではありませんよ。

・・・
最近コロナの影響で日本全国規模で病院の経営がひっぱくしている。なんとかならんのか、てはなしになった。

コロナの患者さんを受け入れるためには、年間予算の予定外の出費(人件費・治療薬や医材・機材など)が大きい上に、追加融資分を遣い果たしてしまい、あげくには国から入金が遅くて経営はひっぱくしている、という意味です。

私の会社は医療機器を開発しているため、日本のメディカルのコミュニティのメンバーになっている。そこの理事長から公式サイトを通し、地方大手医療法人が経営破綻しかけている、院長と経理部長をやってもらえないかとメールがきた。私の秘書はどこかと間違えメールしたのではないかと放置したのだけど、理事長が東京オフィスにアポイントを入れた。うちの会計士が確認したら、まじで悲惨すぎ、とりあえず資金調達は待ったなし、しかしやるにしても司法制度的にハードルがあって厚労省へ。特例解除してくれ、そしたら直ぐに動けるからさ。で、いまはうちのスタッフが現地入りしてドタドタやっているよ。

太平洋戦争終結まで、企業が子会社の1つとして病院を持つことはできたが、戦後出来なくなり、経済界の資本の参入が難しくなった。その仕組みは今でも大して変わっていないから時代に合っていない。病院再建にも規制が厳しく動くに動けないのよ。この機に司法制度を改正して医療法人の枠組みを緩和して(外国資本・外国国籍は規制)日本資本の参入を検討してみては?

旧財閥とか戦前からある企業に相談するといい。今でも総合病院はグループ企業の子会社の1つとして残っており、毎年数億円の赤字でも病院経営を維持しているし、親会社にとって数億円なんて痛くも痒くもないから負担している。どこの企業も子会社の総合病院には最新の医療設備を導入し医療従事者の雇用・労働環境は整えられ、患者さんからの評価もまた高い。今回のコロナ対応もまた親会社は子会社の総合病院に纏まった金額を何度も入れている。経済界に相談したら、いろいろカードが増えるんじゃないかな。

もし読者の皆さんの中に地域医療がヤバイことになっているようなら、遠方でも構いませんから戦前から病院を持っている企業をリサーチして相談されてください。大手は国内慈善事業を積極的に行っているし、医療関係ならサクッと通るので数億円くらいの資金援助なら力になります。

・・・そんな話をしたら、なんで分かっているのにもっと早く言わないんだ、てなった。そんなのいつも同じ、聞かれなかったから言わなかった。だって私は何者でもない、でしゃばるのはよくないと考えている。政府関係者の一部の人たちはまじでそうした私が気に入らないらしい。ーーそう思うのは君たちが何も分かっていないからだ。



(性的な内容が苦手な方は飛ばして頂いて構いませんが、最終的にマッケンジーの本質へたどり着くため、出来れば目を通してください。)
・・・
今度はFBIからマッケンジー事件担当の女性捜査官が消えたと連絡が来た。何日も連絡一本もない彼女をFBIが捜査したところ、四日間の休暇を取得し、それから四十日間ほど様子がおかしく、以降は公私共に充実した様子を見せていたという。

ダークネットの友人に【本物の正統派サディスト】のリストを用意してもらい、マッケンジー事件の関係者リストから検索してみるとヒットした。

私はマッケンジーが何を考えているのか、なんとなくわかった。

米国CIA「元々の組織は一つだった。詳しくは分からないが、マッケンジーが利権抗争で敗退した説もあるが、マッケンジーは世界シェアを手にいれた。プロジェクトが落ち着くまでの間、遊ばせておこうとしている説を有力と考えている。マッケンジーが考え行っていることは組織として考えれば効率の悪いことだ。組織とはもっと効率よくてはならない。」

私「マッケンジーと利権抗争で衝突した人物というのはどなた?ごめんなさい、よく分からないことだらけで、」

「米国世界的マフィアの創設者の総統の血を引いた人物だ。彼はマッケンジーとは違い、自由奔放な男だ。型にはまった生き方を嫌う。」

「そうね、型にはまり過ぎているマッケンジーが好まれるのは難しいわね。」



マッケンジーの言葉「女性は絶頂を覚えるまで拷問的な快楽に怯えるが、慣れてきたら恐怖から解放される。絶頂を覚えたばかりの女にサディストは優しく声をかける。女性にとっての絶頂とは堪え難いほどの責めによる苦悩と快楽によって育まれていく。 まるで仕組まれた悪夢のようだが、中途半端な優しさは女を傷付けるだけだ。休む間もなく繰り広げられる激しい性交のなかで生まれ変わっていく。利口的に性的な倒錯を教え込ませる。 気付くか、または再会したときには遅い。貞操観念があればあるほど女性が苦悩するのは当然のことだ。貞淑を重んじていれば尚更だ。慈しみのない性行為は虐待でしかない。未開発な部分を残しておき、パートナーと二人で開発させる。それは二人にとって幸福なものになる違いない。 どんなに辛くてもいつか必ずこの私が幸せにしてやる。女性は末長く寵愛を受けていくことになるだろう。」

【本物の正統派サディスト】
サディストといえば、激しい苦痛と激しい快楽を組み合わせた極端な性行為を好む、という一般的な解釈しか思い浮かばないのが通常だ。

結論からいうと、正統派サディストとは女性の妊娠・出産・産後を示します。

「先ずは嫌がる女性を監禁します。女性を裸にして鎖などで縛ります。何時間もかけて二つの事柄を行います。強制的な排便をさせてから、何一つほぐされていない後ろを犯し、粘膜が割けて大出血します。次に膣に男性の局部を無理やり挿入し、無理やり子宮口をこじ開け、子宮けい部、つまり子宮口を攻撃し続け、膣と子宮自体に酷い損傷を与える。同様に大出血します。女性がどんなに泣き叫び拒否し錯乱しようが継続します。これらの行為は女性の科学的な出産を示します。」

「出産?」

「そうです。その出産です。江戸時代、関東から東北では女性は麻酔なしに正座したまま静かに出産していました。出産による母体の死亡率は比較的低かった。これが正統派サディストの最高傑作となります。」

欧米圏の女性の人身売買。女性の特徴は育ちは良く信念がある。しっかりとした職業に就き、仕事を自分のものにしている。プライドは高く知性的で賢く女性らしい女性が対象となる。プライドとは、強姦やセクハラごときでは騒がない、女性に縁のない男性の性的要求を快く受け、抱かせてやるくらいの寛容さがある。行為の最中、許しを乞う、或いは命乞いするような、自分の価値を下げることはしない、告訴したり社会に訴える真似はしない、強姦された翌日でも平然とした態度で出社するような精神のことをいう。性教育に違法薬物の使用は一切なく、その辺のマンションよりも素晴らしい環境の檻を与えられ、担当のサディストとお世話係までつき、性行為以外は徹底的に愛され大切に扱われる。一定の段階へ到達すると、制約はあるが外出したり贅沢な買い物もできるし外泊も可能だ。サディストとデートに出掛ける。費用は全て組織が持つ。性教育が一通り済むとオークションにかける。オークションのお客さまは男性のみで選択は組織で行うが、厳しい性教育と審査のもと特定の紳士だけに許される。落札したい男性が一人でも複数でも、その中から女性が自分の主になる男性を選択する。決定するまでには数ヶ月から半年間の猶予期間があり、普通の恋人同士のようにデートや性交渉を積み重ねてから、女性が最終決定することができ、お断りすることは可能だ。大半の女性が本妻か保証付きの愛人に収まり、たくさんの子を産み、パートナーと子供を心から愛し尽くす愛される女性になりやすい。売られた女性には組織のサポートがつく。女性が大切に扱われていないことが発覚すると、男性は殺害されたり厳しい罰則があるのと同時に、女性が問題を起こすと、代金の返金・女性の返却は可能で厳しいペナルティが待っている。年に一度ほど最終落札というのがあって、売れ残った女性は本物の売春宿に売り飛ばされるが、これもあくまでも合意のもとだ。またサディストは担当の女性が売れ残るとペナルティになるが、女性のピックアップは本人に委ねられる。この手の闇の組織は幾つかあるが、政財界御用達だけあって法的には難しい。

快楽もなしに男性の局部で柔らかい子宮口を攻撃し続けると激しい痛みを伴う。絶頂を与えると子宮口の痛みは和らぐ。普段、正常位の前屈では子宮の最奥は顔を出さないが、子宮は快楽があればあるほど下がる。子宮を下げさせるために何度も男性の局部で突く。子宮口の先の揉みほぐしていない子宮けい部をダイレクトに突く行為は、男性が急所を殴れるより何百倍の痛みと損傷を伴い大出血するため、放置すると出血多量で死亡する。女の頭を下にすると子宮は上向きになる。男性の屈強な局部で無理やり子宮口を開け、子宮けい部を貫かれたら拷問的な痛みを伴い脳天を貫く。断末魔の叫びを上げ、ショック状態の痙攣が起き、余りの痛みに失禁を繰り返す。突かれれば突かれるほど意識は遠のいていく。悶絶の苦しみだけがそこにある。子宮の最奥を激しく突き続ける。力任せに精一杯だ。子宮けい部が開いている数日間は男性の局部で子宮に触れてはいけないが、それを断続的に複数日を繰り返していくと、そのうち快楽に変化していく。女にとってこれほど幸せなことはない。男性にとっても子宮けい部の奥というのはまさに快楽の象徴だ。

組織の檻だと専門医と看護師がつき、完治するまで治療が続けられる。アジア以外の地域では男女の性器のサイズは一致しないので、簡単に男性の局部が女性のけい部に到達し、強姦事件では女性の膣や子宮が男性の局部の攻撃でズタズタに損傷し、大手術・子宮摘出という最悪な事態になる。だが正統派サディストの性教育を受けていると最悪な事態を避けやすい。アジアだと男女の性器のサイズは一致しているので、男性の局部が女性のけい部に到達するためには子宮を下げる必要があるから、強姦事件が発生しても、最悪な事態にはなりにくい。

「彼女は急な四日間の休暇を取得し、平然とした態度で出勤したけれど、どことなく様子がおかしかった。サディストは四日間で彼女を出勤させるプランを考えた。1日目は永久ともおもえるような拷問に近い状態が続いた。2日目は苦悩と快楽だ。尿道と外部にある女性の快楽を最も促す気管を対象とした。カテーテルを尿道に挿入して強制的な排尿をさせ、太いカテーテルでお腹がパンパンになって痛いほど膀胱に生理食塩水のような害のないものを入れ尿道を塞ぐ。女性の外性器である陰核は、より快楽をダイレクトに伝えるために男性の局部の手術と同じように気管の表皮をメスでカットする。麻酔スプレーなんかで痛みは取り除く。膣内のざらついた場所と同時に快楽を与え続け、強制的に絶頂に連れていく。」

陰核の表皮にもいろいろあるが、それをカットしてしまえば快楽は早くなる。限りなく絶頂が続くのは水が吹き出るまでの苦しさだ。あとは受胎を連想させる優しい性行をするといい。相反することで人は快楽を得る。女は終わることのない絶頂に髪を振り乱す。そのうち錯乱する。苦痛の中、女性が絶頂を迎えるのは、与えられる苦痛より快楽の方が大きいのが前提となるが、人間は元々苦痛から逃れようとする本能があるため、快楽を自ら引き出そうとするからだ。

女が絶頂するためには肛門と膣を取り囲むように走っている骨盤低筋(お尻をすぼめた時に動く筋肉)を鍛える必要がある。その筋肉は、膣口から肛門の感覚を迷わず脳に快感信号を送り続ける筋肉であり、膣の中を鍛えたからと言って、そう簡単には正しい絶頂を迎えるわけではない。外部にある最も快感を得る気管が反応するのも膣が濡れて骨盤低筋の収縮によって血行がよくなるためであって、膣を刺激すると、たとえ強姦であっても濡れてしまうのは骨盤低筋の収縮によるものだ。決して女性がふしだらなわけじゃない。一部の例外を除き、激しく膣を正しく刺激され続けたのなら骨盤低筋の収縮は自然と起こる。それは会陰や膣が裂けないために起こる一つの防衛本能である。その筋肉を鍛えようとするなら、莫大な時間を要し、骨盤低筋が弱いことが多い。骨盤低筋を鍛えるためには肛門と膣を同時にせめるのが良い。肛門で感じる快楽はアルコールとよく似ている。アルコールを飲むと、無性に快楽が欲しくなるのと同じ原理になる。男性の局部の挿入に抵抗があるようなら、肛門を押し開けるようになめ上げるだけでもよい。お母さんが赤ちゃんの排便を促すためになめてあげるように。それを繰り返していくだけでも骨盤低筋には良い刺激になる。

膣のざらついた場所は陰核・尿道・膣からなる複合体であると見られている。哺乳類のメスのすべてが陰核と膣のざらついた場所を持っている。性交で膣のざらついた位置を無理やり刺激すると痛い。陰核の次にデリケートだが、痛め付けるように指で押さえつけて擦り続ける。そのうち、苦悩から快楽が生まれるようになり、膣壁は驚くほどの柔らかさと収縮運動になる。ざらついた場所が発達していけばいくほど絶頂は深くなり、粘膜は柔らかく収縮運動は活発になるが、そのうち、刺激を受けるとわずか5秒ほど後に子宮の収縮が起こりその収縮は続くようになる。

問題はその目的だ。

外出は許されているのに、出勤して仕事しているのに、なぜ彼女は逃げようとしないのか、或いはなぜ彼女は施設の檻に戻ってしまったのか。彼女は決して被虐に目覚めたわけではない。サディストから求められたら強く拒む。彼女は元々どこか自己虐待にも思えてくるのだけど、心理的バイアス、何かが彼女を心理的に縛っている。それは恐らく父親かかつての恋人なのか、或いはご主人なのか。それらと比較対象となるサディスト。両方を考えたとき、彼女自身が自由に選択する、施設から逃げることさえ自由な、余白を残してくれるサディストに強く傾いて当然だ。

サディストにあるのは精神世界のみで、女性にとってサディストが与える苦悩と快楽とは加害のみだ。限界まで追い詰めると彼女の心は逃げ場を失ってしまう。そうなると心を閉ざすことでしか自分を護れなくなる。サディストがいつか彼女を自由にしたとき、心を閉ざすことでしか護れなくなった彼女はソレから逃げ隠れ、誰とも顔を合わさず孤独に生きていくことになる。サディストは彼女を見て気付いたの。彼女がサディストに真実を語るときがくる。その日がサディストとの別れの日になる。つまりは彼女という一人の人間が狭くて辛く苦しい産道を通過して、この世に誕生すると、人生のやり直しが始まる。正統派サディストは精神的にも肉体的にも女を解放して旅立たせるのが特徴だ。

本物のサディストは初対面の女でも必ず数日で嫌々でも満足させる。愛しむセックスもいいけど、たまには犯されるような激しいセックスだってしたい。終わることのない絶頂を経験してみたい。日本人女性を大きく占める世界でいうと、自分が自分ではなくなるほど快楽や絶頂を経験したことないから、気にはなるがボーダーラインは恐い。

女は精神的・肉体的にはボーダーレスなのよ。

「強姦を選ぶくらいなら死を選ぶ人間もいる。」

「それは男性が役不足なの。たとえ夫婦関係で合意の営みでも、強姦に匹敵するような苦痛を与えることだってある。」

終始沈黙していた日本人男性が頭を傾げながら囁いた。

「サディストとは出産の前戯を示すのでしょう、か?」

「その通りね。小さな命をお母さんのお腹で歓迎し、赤ちゃんには大切に優しく、お母さんには無事に正しい出産・後産・母乳・産後を、完成させるための準備よ。」

「彼女はFBIの情報をマッケンジー傘下に提供していないわ。サディストはFBIの捜査官という最後の一枚のプライドを剥ぐ真似はしていない。選択肢を与えたの。だから彼女は自分の意思で決断し、余白をくれたサディストのもとに帰った。マッケンジーの目的は情報ではないの。」

「それは彼女が自ら人身売買を受け入れた、ということなのか?」

「そうね、彼女は愛される自分を選択したの、」

「よくわからないなあ」

「セックスによる快楽は妊娠・陣痛・出産・後産・育児を楽にするのよ。」

【妊娠・陣痛・出産・後産・母乳・産後、全てには苦痛と快楽が伴う。】

女性が監禁され、初日の男性の局部による肛門と膣・子宮口・子宮けい部に対する強い攻撃とは、女性の体が正しく出来上がっていない段階での妊娠・出産・後産・母乳・産後を示す。檻は産みの苦しみだ。

檻に入れられた女性は苦悩と快楽の繰り返しを与えられるうちに、サディストの目的を考えるようになる。なぜそんな手の込んだことをされるのか分からないのだ。サディストはある一定の段階になると分かりやすく説明する。おまえ、このままあの男とセックスしていたら、出産のとき散々苦しむことになるぞ、精神的にも肉体的にもぼろぼろになるぞ、と。

男性なら紛争や軍事攻撃、財政経済破綻・世界金融システム破綻・大規模な天災・完全自給自足など、男性は異常事態が発生すると、アドレナリンを爆発させ、男性ホルモンのバランスは崩れてしまい、勃起は止まらなくなる。体液を何度吐き出してもコントロールは利かなくなるので、経験したことのない爆発し続ける性欲に一瞬にしてパニックに陥り、ショック状態は正しい判断を難しくし、国中で強姦が頻回する。

アドレナリンの異常な急上昇は男性の人生で最大の地獄だといわれているので、兵士の軍事訓練では必須で、新米兵士が勃起したまま戦っていることは珍しくない。

イスラエルやヨーロッパ・ユダヤ教・キリスト教が男女の愛を、性的な快楽を徹底的に追及し、極限の経験を積み重ね、ユダヤ教はセックスレス・官能はないセックスを禁止し、ラビはベッドの相談に乗ることは珍しくないが、成立しないなら法的処置で離婚させる。それは決して肉欲に溺れているわけではない。最悪の事態のとき、男性が性欲をコントロールできるよう、女性の体と心を保護し、男女は精神的にも頭脳的にも鍛えるためだ。セックスが訓練になるので訓練を絶やさず、その時に備えるためです。

ユダヤ教の性教育は女性の出産に備えたものでもあり、古代の人々は男女の様々な性的リスクを最大限下げるために工夫した。

例えばこんな感じ。
肛門に対する刺激は出産時の脱腸を防ぐため。乳房と乳頭への刺激は円滑な母乳と乳腺炎を防ぐため。

絶頂を繰り返すと子宮が下がる。そのうち膣口を拡げると子宮けい部を肉眼で確認できるようになる。出産のとき赤ちゃんが下がりやすくなる。

通常の子宮口と子宮けい部は柔らかい。柔らかいと攻撃によるストレス→痛みを酷く感じ、その痛みを体内で拡散しやすく、根気よく刺激を与え硬くすることで痛みを和らげる。人が肩肘を張っていない、不意打ちで殴られると酷く怪我をするが、構えていると痛みを和らげることができるのと原理は一緒。子宮が硬くなっていると陣痛の痛みと出産時の出血を抑えることができる。後産、胎盤の癒着率は格段に下がる。胎児が生まれてから胎盤を排出するが、胎児が生まれてから10分で胎盤は腐り始めるので排出しなければならない。通常はお腹を押すと排出することができるが、胎盤が子宮に癒着して難しいときは、医師が膣口から手を入れる。医師の肘くらいまで、ちょうど胸のあたりまで腕を入れて胎盤を掴み出す。通常でも後産は胎児の出産より苦しいが、麻酔なしでドクターが腕を入れるので、地獄の痛みになる。子宮が硬くなっていると、胎盤の癒着率は格段に下がり、そうなったとしても苦痛を和らげる。

通常の子宮口は中々開かない。陣痛は子宮口が開かない時間を示す。性交で子宮口の開閉を繰り返していると、陣痛が始まってから短時間で子宮口が開く。

膣→産道。通常は硬くて狭く収縮運動は少ない。粘膜が柔らかく収縮運動が活発になっていると、産道化した膣は楽に開き赤ちゃんは出て来やすい、母体の痛みを和らげる。

膣のざらついた場所が発達していると、赤ちゃんの頭部が触れた瞬間、性交と同じように母体が軽く絶頂を迎える。同時に強い収縮運動が発生し楽に生まれる。お母さんは我が子を産み落とそうとしているときに絶頂を迎えるのでたじろくが、産婦人科の世界では珍しくない。

苦悩と快楽の果てに訪れる絶頂とはアドレナリンと女性ホルモンの急上昇を示す。快楽・絶頂を繰り返していくと、アドレナリンと女性ホルモンの調整を楽にし、つわりを軽くしたり、産後の精神的・肉体的回復を早くする。出産から一週間で通常生活に戻れるようになる。妊娠すると女性ホルモンのバランスが崩れる。出産直後、アドレナリンは急上昇し、再び女性ホルモンが崩れる。女性ホルモンのバランスが安定しないと、精神的・肉体的回復は激しく遅くなり、産後鬱や早期の更年期障害を招く、或いはそれらを重症化させるので、性交でアドレナリンと女性ホルモンのバランスを調整する癖をつける。更年期障害を軽くすることができる。日本の病院では女性ホルモンの数値だけで更年期障害の症状のレベルを判断するが、実際は数値の振れ幅がポイントになる。元々数値は低い人が更に少し低くなったところで症状は軽い、ということ。

などなど。

妊婦さんが精神的・肉体的に正しく出来上がっていると、初産だと陣痛が始まってから2~4時間での出産が可能になる。二人目になると、場合によっては陣痛が始まって直ぐに病院へ行っても間に合わなくて移動中に生まれてしまったり驚きの早さになる。日帰り入院は可能だし、翌日から日常生活に戻ることができる。陣痛が始まってから僅か数分後に軽い(性交渉の)絶頂を迎えるのは意外と珍しくない。

女性の体が正しく出来上がっていると、女性はセックスより出産の方が快楽を感じ気持ちよくなり病みつきになる。確か六年ほど前、日本で、この結論が記された絵本が出版され、かなりの反響はあった。

そうサディストは、性の快楽は科学的に説明することができ正しいのだ。それらを否定することは、神に対する冒涜なのか、或いは子孫繁栄を妨げるための悪意なのか、ということになる。

日本では江戸時代まで性には寛容であったが、明治維新から日本社会に歪んだ子孫繁栄を植え付けた。

女性の体は極めて複雑で都合のいいスイッチはなく、それぞれだから、女性の心と体の声を正確に読み取りコントロールする能力が要求され、人柄はよく思いやりや愛情に溢れた男性でなければ成立しない。全てを同時にこなせる能力を持っていなければならない。リーダー的なポストにいる男性にサディストが多い理由だ。今日は、次はどこを責めようか、の繰り返しだ。そうすると、順々に快楽を覚えていく。短時間で快楽を植え付けるのはエゴでしかない。二人で一つ一つ乗り越えていくから楽しいのであって、強制的に与えられる快楽は屈辱的であって、同意の上なら、こんなはずではと驚きなのかもしれない。女性にとっての快楽は、苦痛とも言えるほどの苦しさの中から生まれる。男性なら射精するという行為はある一定の年齢になると強制的にさせられるのに対して、女性の体が絶頂を迎えるには幾つかの段階をクリアしなければならず、それには女性の精神的・肉体的同意が必要となる、という差がある。男性が得体の知れない快楽、射精が強制的に発生するとき、自分の体がまったく異なるものになるのではないかと恐怖を感じるのと同じように、女性もまた恐怖を感じる。その恐怖を乗り越えなければ、絶頂を得られないのが女性の体だ。つまりは女性の体は永遠と、苦悩と快楽を合わせた形でしか前へ進むことはできないので、快楽は苦悩から生まるのだ。

反対に大半の男性なら、女性を痛めつけるなんて、泣かせるようなことは恐ろしく、いざとなると性欲は減退し萎えることもあるだろう。でもそれが正常であり、理性だからおかしくない。男性の性欲はそれを乗り越え、女性の快楽を感じられたとき回復する。つまりは男性の性交とは、妻との苦悩と快楽の積み重ねなのだ。

それがゆえ欧米諸国では【愛の結晶】という表現を使う。

男性は少しサディストな方がいいかもしれない。長い時間の愛撫は自分を興奮させ、女性をさらに興奮させるからだ。自分に組み敷かれた女性に一言、そんな君が好きだよと言えたら、女性は女性としての喜びを得ることができる。苦悩の先に得た快楽を二人で共有することはとても大切なこと、だということ。

すなわち、性交渉が苦手な夫に抱かれていると、妻は難産になるのね。

(片方が受け身でも成立しなくなっていくし、セックスが下手なパートナーだと子供を欲しがらないよな。きっかけがない。)



KGBといえばスパイ工作だが、かつてのKGBはアメリカ官財軍に職員全体の数%を占める工作員を送り込んでいた。(今の中国は10%近くを占めている)アメリカは多人種の国だから入りやりやすかった。旧ソビエト国内から選ばれた子どもたちを人里離れた場所に隔離し、西側諸国で暮らしていけるよう幼い頃から訓練をする。子どもたちはそれぞれの言語しか許されず、学校でそれぞれの教育を受け、それぞれのテレビ番組を録画し、ソビエトに空輸したそれぞれのテレビ番組を観て育つ。(日本に送り込まれた工作員で、この街の出身者はいない。日本は白人だと目につきやすいから)今の中国には【日本人になりきった中国人の工作員を育成するための街】があり、日本上陸早々、出馬して政治家になったりする。日本人でも知っている中国の大学では日本に送り込む工作員の養成コースがある。このスパイ養成学校は大成功で、西側諸国のあらゆる政府機関に旧ソビエトの工作員がいて、プログラムのコードネームはヤンキー作戦と呼ばれた。マッケンジーはこの街の出身者で肉親はおらず、人工的につくられた工作員尽くしの家庭で育ち、米国国民として生きてきた。マッケンジーにとっては早い段階でソビエトが崩壊しているため、KGBの工作員としての具体的な成果は何一つない。ソビエトが崩壊し、工作員が報告するはずのKGBの部署が無くなってからは人工的な家庭とは連絡を取り合うことをやめた。

マッケンジー本人はKGB本部から、彼の本当のお父様は戦死し、お母さまはマッケンジーを出産直後亡くなられた、としか聞かされていないため自分の本当の名前も不明だ。

マッケンジーのサディスト・プロジェクトは、欧米諸国の施設はサブで、メインは中東やアフリカなど治安は悪い、医療の提供が難しい地域にある。

欧米諸国の女性はある程度の快楽の経験があるので、スタッフの訓練には適しているのと、乱暴な言葉でいうと、より深い愛情のサディスト界の追及・または正しい女性の体の作り方を研究している。マッケンジー財団は欧米諸国の産婦人科学会ともジョイント研究しているが、本格化したのはリーマンショック以降となる。医療崩壊すると現場はアナログを強いられ、医療機器や医薬品の使用が難しくなるので、産婦人科学会は子孫繁栄を繋いでいくためのガイドライン作成にシフトした。異常事態が発生したときの、男性ホルモンの調整、衝動のコントロールの研究もまた積極的である。

元々、欧米諸国は麻酔ありの無痛分娩だけど、今ではヨーロッパだと麻酔なしの無痛分娩にシフトした。欧米圏では元々医療費は高額で、または医療費自体は無料だけど、国の予算(患者さんの治療・病院経営)におさめなければならない責任が生じているため、医療現場では最大限医療機器・医薬品を使用しない医療へシフトした。

日本では医師は特権階級・地位は高いが、欧米では会社員の地位とは変わらない。高額治療・高収入のドクターは実績を積んでいるから高額なのであり、能力に応じてドクターのお給料が決まるため、一般的なドクターのお給料は会社員のくらいしかない。日本の平均的なドクターは欧米圏のドクターの二倍以上の報酬を受け取っている。欧米圏で、東京都内では、ドクターが深夜、アルバイト先の介護病院で死亡診断書を一枚書いたらドクターの報酬は7万円だと話したら、まじでドン引きされたことあったな。日本はドクターの人件費を50%減額するところから始めるとよい。

中東やアフリカにはマッケンジー財団の子供たち専用の施設は数多くあるが、【サディスト】のスタッフはいない。男女共に保護し男の子は強く逞しく、家族を深く愛し養っていけるよう手には職を身につけさせ、徹底した教育を受けさせる。独立資金の貸付も行っている。女性は愛される妻に、愛する我が子と素晴らしい人生を、家庭を守っていけるよう徹底した教育を受ける。男女共に十八才以上になると性教育を受ける。この施設出身者の女性は欧米諸国のサディスト・プロジェクトと同じように施設が保証する男性が落札するオークションで生涯の伴侶を選択する。間違った異性との結婚を回避する。出産リスクは極めて低いのが特徴で、成人女性、或いは妊婦さんなどの受け入れを専門とする施設もあるが、驚くほど出産リスクは低く、一部の世界では、国際的に注目されている財団の一つだ。

日本は医療体制が整っているので母体の死亡率は世界一低いが、医療の提供は難しい地域では、妊娠・出産・産後の母親の死亡率は高く、後遺症は珍しくない。出産とは女性の死因のトップ3に入りリスクが高い行為でほんとに命懸けだ。単純なのは胎盤が体内に残り死に至るとか、膣が裂けて縫合するが不衛生で炎症を招き、そのまま感染症から死に至る、乳腺が壊死して死に至るなど様々なリスクが横たわる。それゆえマッケンジー財団のような西洋医学を必要としない産婦人科学医療は受け入れられやすく、元気で明るく逞しいお母さんを育成する。

マッケンジー財団出身のお母さんたちは施設で新米ママさんたちや子供たちのお世話もする。マッケンジー自身はサディストではないが、女性の扱いにはとても厳しく慎重な人だ。アメリカ軍やCIAでの女性の活躍には否定的だが、反対に女性の活躍の場をつくることは優れている。ちなみにマッケンジーの元嫁は鬼嫁で、いつも振り回されていた。

米英日人はマッケンジーを知れば知るほど、やることすべてはちぐはぐで、マッケンジーの目的はどんどん分からなくなる。やつは一体どこへ向かおうとしてるんだ。

「サディストは今回の一件と何か関係あるんですか?」

私は断言した。「とてもね、」
過去を大切にしない人は未来を大切にしない。

マッケンジーの怒りが空気を伝わって全身を貫くほど恐ろしい。でもこれしか方法が思いつかない。自殺行為でもいい。何もできないまま卑怯でいたら、皆は一人になってしまう。それなら生きていても死んだも同じだ。

背後要注意・凶悪な怪獣が、野放しになっていることを忘れてはいけない。

これは日本人に対する報復だ。



伊勢島サミットの前、先の参議院選挙狙い、日本全国で拳銃の密売は難しくなり、日本中の拳銃が東京に集まっているという情報が入り、その矢先、不明な拳銃が発見された。最初、日本の警察はその拳銃の存在を把握しておらず連絡をくれた。

拳銃は本体のロゴマークが綺麗に剥ぎ取られていたが、米国CIA諜報員専用の特殊な拳銃だった。私はイギリス軍とイギリス民間軍事会社に報告した。

その頃は既にサミット参加6ヵ国の警護部隊や特殊部隊は日本入国していたので、全軍あげて対応することになり、ネイサンは急遽最高指導者として命令した。

「警戒レベルはデフコン2(戦争準備状態)に引き上げる。」

ロシア人の物理学者「あの人は頭のいい人だった。しかし、精神構造が複雑でね。ディエティのドクターの革命を起こすのに匹敵するほどの発明、物理学者たちのあいだに様々な憶測が渦巻いた。ただドクターはこの発明には乗り気ではなかった。不可能を可能にすることを。大量破壊兵器に必要とされる部品の多くに非常に軽量の材質を使って、兵器そのものの極小化に成功した。(この部分は激しく省略)とんでもない代物だ。どうしようもなく、とんでもない代物だ。もし事実なら、とんでもない代物だ。都市伝説だと思っていた。彼のアメリカ亡命当時、旧ソビエトは東西冷戦で敗退し崩壊した。ロシア人でもきちんと世界情勢を理解しているものなら、終わったのだと、いや少なくともKGBの人間なら二年前には、終わりが近いと確信していたはずだ。国防関係の人たちは、その日がいつ来るのか、気が気じゃなかったはずだ。沈んでいく船に乗っているのは嫌だからな。そこで冗談としか思えないアイデアにまで、国防予算があてられた。てんねんとうのバイオ兵器や主要上水道に毒物を混入する計画なんかが真剣に考えられた。その中の一つがディエティだった。SEALSの戦闘用のバックパックよりも小さくて軽い。」

「そんなものが、ほんとうにペンをどこかに置き忘れたみたいに?信じられないな。」

アメリカ人が、はん、乾いた声をあげた。

「旧ソビエトの崩壊で、あの国にあった兵器すべてが行方不明になったんだ。その後数年はどうしようもない状態が続いた。米国は、自分たちの費用で査察官を送り込み、在庫調べを実施した。大量破壊兵器の管理記録があるはずのソビエト連邦政府組織は解体され、書類は処分していた。米国はすべての武器を調べ、ロシア人、ほとんどがKGBだが、こいつらはありとあらゆる武器をギャグ組織やテロリストに売り飛ばした。そりゃあ凄い状態だ。KGBは国のすべてを略奪したんだ。」

ドクター「ロシアはその当時、マフィアが幅を利かす国になってしまってね。国全体が犯罪王国だった。ドクターは私の様子を伺いながら伝えた。【何もかもすべてを○○に託した】そう言われたよ。彼の英語は完璧とは言えなかった。だからこそ、言葉を慎重に選んでいた。【○○が知ることになるだろう】そう言ったんだ。つまり、そのときにはまだ伝わっていなかったけれど、いずれ○○が知ることになると。だがロシアの動乱の時期○○は亡くなった。」

米国アカデミーのメダル。
18金に純金はめっき、直径は約7センチ。表側には女神が掘られ、In ventas vitam juvatexcoluisse per artes.という文字が刻まれている。「地球上の暮らしは彼らの優れた技術により向上した」という意味のラテン語だ。ラテン語は日本でいう江戸言葉なので言語として使用されていない。

余分の文字や数字は掘られていない。メダルを目の前に近付けて表面を調べる。ちいさなナイフ、刃が薄くて鋭利、切っ先も細く尖っている。黒い柄の部分を持ち切っ先を金の表面に当てると動かし始めた。すると見えたのはマイクロドットだった。その当時としては非常にハイテクなものだ。

このマイクロドットには位置情報が保存してあり、緯度と経度が隠し場所を教えることになった。

ディエティの結末を私たちに知らされることはないと分かっていたけど、アメリカ合衆国からいろんなルートを経由して伝わった。

聞いたらすぐに忘れなきゃならない。
いっさい、口にしてはいけない。
(ブログでは記せる範囲で、)

位置情報で示された場所に特別チームが派遣された。FBIとNEST(大量破壊兵器緊急支援部隊)からなる混成チームが派遣された。古い農場で、ほんの数エーカーほどの土地に、羽目板だけの半壊した家が建っていて、長いあいだ人は住んでいなかった。土地は正体不明の会社が購入していて、どういう会社だったのか、どこの記録にも残っていない。将来、この土地を購入する人間がいないようにしたんだろうな。ディエティは緯度も経度も、位置情報と寸分と変わらないところに埋めてあったらしい。特殊素材のカプセルに入れて、二メートルの深さの地中に。旧ソビエトの物理学者が、いったいどうやって人知れず、アカデミーのメダルを○○国に隠し、ディエティを米国国内に持ち込んだのか、どうやってこのような特殊な隠し方ができたのか見当はつかないということだった。

多くの人がリスクをおかし、国家機密を漏洩した罪を問われる可能性を覚悟しながら、謎が多すぎる結末ではあったが、ディエティの在処に辿り着くためには、アメリカ・エストニア・ラトビア・リトアニア・ウクライナなどを経由する必要があった。きっと当時もまた今の我々のように、ディエティは危険すぎると、ドクターに協力した人物が多くいたことは言うまでもない。



マッケンジー「CIAに長年勤務したことの利点の一つは、ちょっとした軍隊規模のボディーガードをすぐに動かせるようになることだ。国の為に尽くした男たちが、今度は私のために尽くしてくれるという寸法だが、当然、政府から支払われるよりははるかに高い高額の給料をはずんでいる。アフリカの大使館爆破事件に関しては、CIA・国防情報局・国務省・海兵隊の警護分遣隊それぞれが報告書をあげておいたが、私はそのすべてに隠し信号を仕込んでおいた。情報収集に慣れた人間が私のことを調べようとするなら、まず、これらの報告書で私の名前を検索する。すると私のパソコンが警告を発する。ナナがアクセスするまで警告音は鳴らなかった。隠し信号をはずしてもいいかもしれないと考えていたくらいだ。信号を仕込むこと自体、大きなリスクはないが、それでもリスクには違いないからだ。どこかのコンピュータおたく、国土安全保障省とかにいるようなやつらが、仕事がないことに飽きて、隠し信号を見つけるアルゴリズムを開発する可能性だってあるが、それはまず成功することはないだろう。そこで信号をはずすべきか、その是非を思案しているところだった。ワシントンでもっとも由緒正しいホテルとされるホテルで、私が主催する盛大なパーティーが開かれた。その真っ只中に警告が鳴った。検索したのはCIA・ID○○、○○という職員だ、調査依頼したのがナナだった。私の軍隊のリーダーである部下に命じた。掃除仕事だ。あの女のパソコンを持ってこい。部屋でもなんでもいい、派手に散らかせ、頭のいかれたやつが押し入ったように見せかけろ。この女が私の厄介もとになっている。これ以上こいつに煩わされるのは、いっさいごめんだ。」

検察庁・検事という世界。
日本だと汚職事件や経済犯罪の捜査を連想するが、欧米諸国には国際犯罪の捜査専門の検事がいて人類社会で最も命を狙われやすく、アメリカ合衆国の大統領よりも厳しい警護の中で闘っている。彼らにも人事異動がある。異動となると新しい検事が再び事件の資料の確認から始めるため、捜査が進まないという印象を受けるが、反対に多岐の案件が頭に入っているので点と点が結びつき一気に捜査が進む。また検事の安全を確保するという意味で深入りさせない、という配慮がある。

国際犯罪組織はこのような検事の異動まで踏まえ、経営構造を改良して証拠を残さない。だから検事が変わると数年間はゆっくりと過ごし、この期間に酷いテロなどを引き起こす。以降は検事が変わるまで自分たちが生き残るために様々な手段を使う。場合によっては自分たちの犯罪の拠点と地元住民を一緒に焼き払い形跡を残さない。血液一滴を残さない。完璧に証拠を消去していく。

電話で私は諦めたように言った。
「あとどれくらい?」

米国のFBI「今のところ、、早くても半年先になりそうですね」

「半年?」

捜査官は慌てたように遮った。

「名前は言わないように」

「マッケンジーがS・T○○に仕事を依頼したということです。この男はアメリカきっての刑事弁護士です。彼に仕事を依頼するのはすべて非常に財力のある、有罪であることが間違いない人間ばかりですが、弁護士のモットーに、仕事を依頼してきたクライアントを全員必ず無罪にする、ということで、今回に関して弁護団は引き伸ばし戦術に出て、ありとあらゆる申請を開始しました。検事局では向こうの出してきた書類が山のように舞っていて、冬の猛吹雪の中みたいな状態です。検事局がこの申請のすべてを処理するだけでも数ヵ月はかかります。検事が仰るには、マッケンジーを拘束するのは秋も怪しいということで。」

「じゃあ・・・日本はどうなるんですか?」

「ええっと、日本は、、我々の切り札です。他の証拠はすべて意味がないんです。○○っていうのはヒトラーだって無実にしてしまうやつです。ですから、」

「よくわかりました、」

ほら来た。プロの犯罪者は立件する前の裁判採用可能な証拠集めの段階から、弁護士を送り込み潰しまくるのだ。そんなものだと分かっているので驚かなかった。マッケンジーの法律顧問はプロだった。

マッケンジーがハッキングしたファイルには三名の名前があり、すべてに三桁はコードがついていた。そしてそのうちふたりはアイダホ州にかくまわれていた。マッケンジーは誰でも利用できるソフトウェアのGPSの位置情報には細工があるから、政府の地質調査研究所のデータベースにアクセスし地図を手にいれた。この地図はレーザー技術の粋を集めた最高のものだ。反対にユダヤ陰謀論者が位置情報を入力して陰謀だと騒ぎ立てるが、こやつらが生じているソフトウェアは完全に細工済みで、敵意を米軍などに仕向けさせるにはうってつけだ。

アメリカ合衆国の保護プログラムで身元を隠している人間は二千人になる。単純計算でいけば、五十ある全米は州ひとつあたり、四十人がいることになる。証人が隠れている地域が重複しないように、できるだけ方々に分散している。つまり連邦保安官が担当している三件ないし四件の事件の証人が、同一地域に集められている。

新任のFBI長官は何もかも変えたいようだった。後にトランプ大統領になるとロシアゲート事件をでっち上げ国際社会を巻き込み大騒ぎになり、FBI内部クーデターにより失職、逮捕された。オバマの手先だ。

長官になったばかりの彼の命令は少数民族を傷付けるような言葉をつかうことは修正条項何百何十何番により禁じられており、何百何十何番の禁止条項では、どうとかこうとかというようなことだ。ここは法執行機関なんだぞ。連邦保安事務所は、この世に道義を教えるために存在するのではないし、一部の民族(中華とか)を優遇するために存在するのではない、アメリカ合衆国を安全な場所にいるためにいるのだ。予算を減らされた上に、言葉遣いが正しいかどうか気にしながら仕事をして、まともなことができるはずがないが、長官は中華人を非難したり、犯罪を指摘する人間を処分すると言った。

米国人「うちの担当の一人が亡くなったんです。」

私「どなたなの?」

「リチャード・○○というやつです。ロバート・○○という偽名にして。会計士です」

マッケンジー財団法人の監査を引き受けている事務所の会計士だった。財団の弁護士の悪事を証言してくれることになっていた。

「申し訳ありません。結局、あの弁護士事務所は罪を逃れることになりそうです。進んで証言する人はリチャードしかいませんでしたから。あれだけ頑張ったのに疑惑を証明するところではなくなりました」

裁判で採用可能な証言をしてくれる人は中々いない。証人を失ってしまうこてとはショックなことで、連邦マーシャルサービスの信用にも影響するし、誰かの首が飛ぶことが起きる。

「誰の仕業なの?」

「もちろん、あの悪徳弁護士たちが、背後で糸を引いているところまでは分かっています。ですが、どうやらただの事故らしいんです」

「そんな話を鵜呑みにしているわけではないでしょう。」

「違うんです、この件を事故だと断定したのは地元警察だけではなくてですね、うち(FBI)の連中です。うちの捜査官が、これは本物の事故だと言っています。ひき逃げのようです」

「本物?」

「本当にそうらしいです。もしこれが殺人なら、弁護士連中は見せしめだと言いふらすはずです。関係者全員に、証言するとどうなるか分かっているなと、はっきりメッセージを送ることになります。警告みたいなものですね。」

確かにそうだが、

「リチャードが、たまたま不運だったとは思えないの」

「・・私もです。リチャードは三件の重罪を免れました。起訴されていれば、15年から30年の刑期をくらうところだったんだ。国の証人になることを決め、まったく別の身分と職を手にいれた。しかも新しい身分でうまくやっていたようです。それが、突然、ぼんっ!おしまいです。」

「そういうものかもしれないわね。誰かの盾になることもあれば、誰かの邪魔をすることだってあるものね。」

デヴィドソン博士は頭脳明晰でバイオ研究の科学者で、大学を卒業してからすぐにアメリカ系製薬会社に就職し、長年に渡り研究成果を積み重ね期待された。デヴィドソンがマッケンジー傘下のメーカーへ移籍したのはずいぶん前になる。

デヴィドソンは後悔した。お金に誘惑され、生知識を間違った方向に使ってしまったこと。そして取り返しのつかないところまで人生を踏み外したのが信じられない。坂道を転がるような感じだった。最初はどうということもない頼みごとを聞いてやるだけだった。たとえばパーティー・ドラッグを作ってくれないかというもの。そのお礼に高級リゾート地にあるマンションをただで利用できるようになった。するともう少し大きな意味頼みが来て、それが頻回した。やがて通常以外の仕事に時間を費やすことが多くなり、自分ではどうにもならない渦の中に巻き込まれていった。気が付くと製薬会社を退職し命の危険を感じながら暮らしていた。彼はとても自責の念にかられ、悔い、神に、世界中の人々に、せめて今の自分は裁判で証言すること以外出来ることは見当たらないと、裁判の日を待っていた。

ほんの僅かに電流系が動いた。電子顕微鏡で見なければわからないほどの微妙な動きが、絶縁体として機能すべき半導体が導体に変わってしまった。慎重にほぐされ、電子顕微鏡でも発見できないほどの細いむき出しの電線が、ボイラーに接続されていた。デヴィドソンが体を湯船に沈めた瞬間、電流が心臓を直撃し、体じゅうを沸騰させた。

アメリカ「またひとり消えました。」

「またなの?どういうことなの?」

「証人です。偽造医薬品を開発していたデヴィドソンです。」

「はあ~?これで二人目じゃないの。」

「すみません、二日間続けて、です。発見が遅れまして、死亡推定時刻は会計士のリチャードが殺害された翌日になります。」

「会計士のリチャードの翌日、どうやって殺害されたの?」

「事故です。・・いや、その・・、そこなんです。問題は。うちの捜査官も現場に行ったんです。地元警察は事故だと言い張ったんですが、うちはそのまま信用できないといきり立ったんです。二日間で二人も証人をなくすというのは、冗談や偶然で済む話じゃないですから。でも本当に事故だったみたいで。電線がショートして電流が直接浴槽に接続されたんです。即死でした。うちの捜査官も同様です。」

これでは連邦マーシャルサービスは穴だらけと証明するようなものだけれど、国際犯罪関連の証人だと、運よく証言することができたとしても、早かれ遅かれ殺害される確率は極めて高い。暗殺をアルバイトにしている人間にとっては懸賞金つきなら尚更だ。

「あいつが知ったら・・、」

新しい長官でオバマの手先のこと。

「そうね。」

「信用することが到底できないとしても、警察もFBIもうちの捜査官も、事故死だと結論を出しています」

「空気を伝わって感電したのね。証拠が出て来なければ事件化することはできない、事故死で処理するしかないことくらい分かるわ」

「待ってください。二つ目。うちのプログラムのファイアウォールを破ったくらいですから、マッケンジーの手先は頭のいい奴でしょう。そんなやつらがやってのける完全犯罪を考えています。お願いします。少しお時間をください。」

そんなふうに言われると強く言えない。

「それになにより、すべて240ビットの暗号でコード化されています。これを破れる人間は、そうはいませんよ」

彼は必死に頭を回転させているようだった。少し湿ってぼさぼさの髪の毛、無精髭、彼の手は震え、風呂に入っていない。着ているものは臭いがぷんと漂ってきそうだ。オバマが人材不足でパンクしている政府機関でより人材整理を進めているから、どこの職員も疲弊している。

「私から検事には話を通しておきますから、貴方はこれを切ったら帰った方がいいわ。心から感謝します。ありがとう。」

「いえ、あのでしたら、私のプライベートナンバー、」

「その必要はありません。貴方は帰って休んでください。」

犯人はFBIに守られている人間の情報を管理しているプログラムを特定しデータを抜き取り、そこから証人の居場所を特定し、二十数名のFBIの武装で守られていた証人を殺害した。それだけではない、 一人頭数億円になるらしいが、おまけで手に入ったリストを、それを必要とする奴らに販売し、あっという間に殺害した。

これでは誰かが捜査に協力するなんてないない、つまりは検察はただの一人の証人を確保することも出来ないのだ。

この十五年あまり、アメリカ軍・警察・防衛機関はほんとに弱体化した。国際犯罪組織を対象としたリーダー各に刑事罰を与えることができない。

・・・日本の役人さんから電話がきた。
「日本全国の危険物の重要施設の情報の、CPUのファイルの一部が流出しました。ファイルを書き換えている最中だったんです。新しいデータ圧縮プログラムが導入されましてね、すごいプログラムなんです。それでファイルの変換を・・・。いや、実際に影響があるとは思っていませんし、警戒してもらっては困るんですが、しばらくのあいだ、いくつかのファイルがなくなって・・・どこにあるのか場所の特定が出来なくなっただけのことで、、ほんのしばらくのことですよ。その中に○○(施設の名前)と○○も含まれていたんです。」

もし攻撃を受けていたら、街は住めなくなるし、それどころか軽く半径十数キロメートルが吹き飛ぶ。

私「はあ?」

「いえ、その・・・なくしたというのは、どこにあるのか、場所がわからなくなったというふうに考えています。それでも・・・心配する必要はないんです。情報はすべて暗号化されていますし、暗号プログラムは非常に厳重なものです。さらにファイルは二重に暗号がかけてあります。天才が最高のCPUを使っても、解読には一ヶ月かかります。信じてください。その、どちらにも接触することは出来ませんから。ファイルのプログラムは特定のコードを入力しなければ三十分毎に、ファイルそのものを破壊していくんです。だから安全です。ファイルのある場所はもう分かりましたし、また新しい暗号プログラムにダウンロードし直しましたから。」

役人さんは情報を抜き取るのは不可能だというが、そのプログラムに日本人の小学生だか中学生に侵入されたのはお前たちだろうが。

へえ、リストは県別あいうえお順になっているんだー。
お前らはバカなのか?

「やばくないなら(電話を)切るわよ?」

「いや、ちょっとっ!」

「やばいから電話してきたんでしょ」

相手はハイスペックの追跡調査防止ソフトを利用している。

私はCPUに侵入しファイルを開け、自分で作った暗号解読プログラムを起動し始めた。このプログラムの完成は、自分にとっての大きな勝利と言えた。ソフトウェアの市場に売り出せば、このプログラムなら軽く数十億円は稼ぎ出すだろう。アルバイトになるわね。売ってやんないけどさ。欲しがる人間の大半は悪人だ。

CPUに最後のコマンドを入力すると、プログラムが実行され始め信号音がした。すぐさま、文字がザーッと流れ始める。何度も解読と解読完了を繰り返す。画面のカーソルが止まり、点滅を始めた。CPUから何らかの合図が送られるのを待っていると、文字がゆっくりとまたたきはじめ、ひとつずつ消えていき、最後には画面には何もなくなってしまった。ファイルには時限爆弾のようなプログラムが組み込まれているから、設定された時間内にコードを入力しなければ自動消滅する。三十分毎にファイルが消えるようになっている。

リベンジするなら、アクセスコードを変更するし、そうすればまた侵入するのに一ヶ月かかる。 だが、ファイル番号は三桁まである。ふつーのエンジニアなら数週間で解読する。

四ヶ所の情報が流出したぽい。
警備強化しないと。けど銃の使用はよくない。建物は化学系だから穴が開いたりして有害物質が漏れたり爆発の危険性があった

【鉄を釜で溶かしている企業】
一ヶ所で銃弾が命中して小爆発を起こした。
民間の社長は泣きそー。
(がんばろー。)

あるイタリア人、トスカーナ文化担当領事館員、酔うとほんとうに酷いの。それなのに私を誘おうとする。マッケンジーの言葉を思い出した。一言では足りない。二言では多すぎる。

マッケンジーからテレビ電話があった。
「FBIの○○という捜査官を預かった。 外交は私の得意分野だし、アメリカの防衛機関にはじゅうぶん顔が利く。現代社会は厳しい。確かなことなど何もない。その事実を私以上に理解している者などいない。すぐそこに危険がひそんでいることを誰も知らない。今の指導者級は極めて世界情勢に疎く、何をすればいいかまったく理解していない事実に気付いていない。昨年だけでも外交的危機は三度あった。米軍のSEALSとCIAの努力で、どうにか表沙汰にならずに、ことなきを得た。最近も上院外交委員会が外交問題を起こしかけた。この事件の原因は委員長本人が無知で愚かであったことだ。いつまでも素人に任せておけない。自分のように能力とやる気のある人間の出番だ。防諜の世界には私が何を知っているかを理解している男たちがたくさんいる。アメリカという国は崖っぷちをよろよろと歩いているようなものだ。ちょっとつつくだけで、国全体が奈落の底へと落ちてしまう。アメリカ合衆国は私を必要としており、私は国を治める準備ができている。どうかね?迎えに来るか。」

「あらやだ、我々の保護の対象に入っていないの。悪いわね、」

切った!!

私は難しい話をしていない。
良識のある大人のはなしをしている。