【【本日は3つ目のアップロードになります。】】

次のミイラ記事の内容について揉めているので少しお時間かかりそう。過去連載記事を再編集したのでお浚いくださいませね。(全てのアップロードはなし、次のミイラ記事が完成したら中断します。)

(こちらの記事(再)では過去記事からアフリカのくだりを大幅に削除しました。)

つい最近のはなし。
安倍前総理の秘書官が、桜を見る会の前夜祭の差額分を記載漏れで略式起訴と報道された。これはあくまでも実務レベルの問題で、(企業でいう申告もれ的な、)

差額分を記載漏れ  =   事務所が差額分を負担した  =  総理大臣が有権者を接待したことになる  =  政治資金規正法、てなる。つまり安倍が問われている内容は秘書官とは異なるのです。



・・・
2016年、私は東京上陸前ブログで記した。フランスのカーニバルに突っ込んだ4トントラック。陰謀論の詳細は忘れたがCIAだか出てきたので事実を記した。

荷台には音響兵器を積んでいる。音響兵器の外部の付属品は特徴的なので分かりやすいし、熱源ゴーグルで荷台の中身が何なのか直ぐに分かるため、捜査官はドライバーより先に一斉に荷台を攻撃した。そんなの誰に説明されなくても分かる。

私はこのときから、マッケンジーがどのような手を使ってくるのか予想ついていた。しかしマッケンジーは武器を持たないなりの闘い方をする人間がいることは分かっていなかった。また、イギリスのネイサンは勝手な行動を取る私に何度も激昂する中、散々振り回される羽目になった。それはネイサンにとっては武器なし、訓練なしの人間と闘うための訓練を受けていないため、いちいち予測不可能であったからだ。

・・・
私はマッケンジーが私の居場所を特定するために苦戦している間に日本から出てアフリカに飛んだ。出入国記録をCPU管理していない、手書きの空港を幾つか経由して向かった。これで少し時間を稼げる。

恐らくマッケンジーは、私自身がディエティを追いかけているとは気付いていない、別の案件で彼を追い詰めていると思っている。

私は米国情報局に問い合わせた。
あの事件のファイルはPDFファイルにして60ページにも及んだ。ファイル全体でマッケンジーの名前を検索すると、ヒットしたのは一ヶ所だけだった。内容はアルジェリア二日間の出張で会談となっていた。私は更にテキストの編集記録を辿ってもらったが、そんなものはなかった。

イタリア海兵隊所属、イタリア大使館警護分遣隊の指揮を執るブサンカ元軍曹。ネイサンの民間軍事会社に移籍している。

2016年某月アフリカ某国にて。
市内の中心地までは直ぐだ。二人は車中で何も言葉を交わさなかった。ブザンカはしっかりと私を抱き寄せ、でこぼこ道で揺れる車の衝撃を和らげた。ドライバーは車のひどい揺れを楽しんでいるらしく、大きな穴があると、そこをめがけて突っ込んでいくようにさえ思える。道路のへこみが大きいほど楽しいらしい。兵士でもよくある。

私はこの街が好きだった。活気に溢れ、鮮やかな色に満ち、少々忙しすぎるところも魅力的だった。街路には屋台がたくさん並び、大半は違法な商品ではあったが、太陽の下で売れるものなら何でもあった。二階建ての長屋から音楽が流れていた。三人寄れば即席のバンドができ、四人そろえば政党ができると言われている。人々は常に大声で怒鳴り合っていた。ときには耳を塞ぎたくなるほどの騒音であったが、人々の口論は楽しいものだった。行商人が声を張り上げて商品を売り、音楽が聞こえる。猥雑な喧騒に満ち、活気に溢れた街だった。今は人影もまばらだ。店舗にさえ人がいない。昼間だというのに三、四軒にひとつは金属の格子シャッターが閉められたまま。街を歩く人の数も少なく、全員がぼんやりと立ったまま、どんよりとした瞳で見つめている。何の関心も無さそうだ。さらに、見かけるのは男性ばかり。

「嘘みたい。壁が崩壊する前の東ベルリンを連想した。東ベルリンから逃げてきて研究している知人がいるの、だから。いったい、どうなっちゃったの?」

ブザンカ「大統領が代わってから、今の生活が始まったんだ。」

皮肉っぽい非政府組織の職員、アルコール依存の強い外国ジャーナルの記者、いかがわしいビジネスマン、いつも不機嫌で支配的な国連職員、外国人といえばそんなのばかりになっていた。

私が知っているこの街は、世界各国の大使館や洗練されたビジネスマンが溢れていた。夜も昼も明るく活気に溢れた市民と特権階級や国際組織の職員で賑わっていたのに。

ブザンカは通路の両端にある避難階段を確認した。部屋に入るとまずは窓を調べ、設置電話の底、部屋にあるランプの全ての底、コンセント全部を見て回る。椅子に乗って天井や壁の繋ぎまで確認し、バスルームを隅々まで確認した。黙々と三十分も続けたあと、やっと盗聴器も隠しカメラもないことを確認した。

「バカだよな、俺は。こういうのを調べるハンディはあったのに」

わたし「仕方ないわよ。命懸けで逃げて、今度は闘おうってときに、何もかも持って出掛けるわけにはいかないもの」

「俺の友人だ。何もかも持って出掛けるわけにはいかないから、足りないものを調達してくれるよう頼んでおいた」

大きなブリーフケースを持った男性がやってきた。迷彩服にレースアップブーツ・迷彩柄の帽子という軍人の格好であった。

「ブザンカ、お久しぶりです。」

「ああ、あえてよかった。で、頼んでおいたのは持って来たんだろうな」

中には分解した狙撃ライフル四丁がウェルタンフォームに収めてあった。さらにグロックが四丁とショルダー・ホルスター、マシンガンが数十個ある。

「言われた通り、全て揃えましたよ。予備の銃弾があればもっといいと思っていたのですが、手に入りませんでした」

「おまえ、こんなことして大丈夫なんだろうな」

「まあ、使うつもりがないなら、なんのためにライフルや銃を持ち歩くんだって話ですよ。大丈夫です。現地の武器ディーラーから仕入れました。この国には武器を扱う奴らがうじゃうじゃいるんです。ロケットランチャーでも、五十口径対戦車砲でも、なんでもあり。」

ブザンカは武器の点検を開始した。ショルダー・ホルスターの長さを調節し、上着に隠れるかどうかを確認する。ライフルを組み立て構えて感触を確かめ、また分解する。ライフルを持った兵士の格好良さというのはよく語られるが、実に正しいとさえ感じられる。

「さてと、この国はいったいどうなっている。俺たちがいたころとは、ずいぶん変わったんだな。」

「そうなんです。ムブツのやつの締め付けがしんどくてね。政敵を片っ端から拷問して、消されたってやつの話もよく聞きます。でも、俺たちは指を加えて見ているだけですからね。あいつには手を出せないんです。公式には、ムブツが俺たちに指令を出すことになっているんです。さらに、この地域一帯に食糧や医薬品を配る場合も、あいつにお伺いを立てるわけです。支援物資は全部お偉い方のやっている財団を通じて届けられるんですけどね。俺らも配送の護衛に駆り出されることがあります。大体が得体の知れない警備の専門家だというやつらが物資を守っています。この警備の専門家ってのは、民間軍事会社の傭兵ですね。アメリカ人と中国人とアフリカの人間がほとんどかな。」

私「財団が物資の配布をしているの?」

軍曹は少し驚いた。

「えっ、あ、はい、さようでございます。」

彼は慌てた。

「話すことはそれくらいです。駐○○警護分遣隊は、最近ではたいした仕事もないんです。大統領の機嫌を損ねないよう、みんな必死ですから。気に入らないことをしようもんなら消されるわけで。」

「マッケンジーはたまに来るの?」

軍曹はまた肩をくすめる。

「俺の知っている限り今年に入ってから二回来たかな。あいつは宮殿のような大統領官邸に泊まるんです。簡単な任務で、あいつを殺そうとするやつらなんていません。聖マッケンジー様で通っているんです。マッケンジーはアメリカでは元CIAで通っているが、実際はKGBの残党ですよね」

「そうね。それから、これら武器は欧米メーカー正規品のコピーよね、」

「あ?、はい、」

「中国製」

確認するように言った。
参ったなあ、という顔をした。

内戦下にある国や地域で一般人が使用している武器の大半は中国・香港・台湾・マカオ系だ。欧米圏の正規品のコピー商品が9割方を占める。問題なのは中華系の政府系銀行やメガバンク・証券会社などがコピー武器の製造・密輸の首謀者であること。投資家を騙して金融商品を売り付け、そのお金で世界最大の軍事産業を確立した。欧米メーカーに比べると、かなり安価で途上国の人でも手軽に手に入るのが特徴で武器の世界もデフレ時代だ。

「いいから話しなさい」

「そうです、中国製です。」

彼はブザンカを見つめた。
助けを求めるように。
ブザンカはお前の判断に任せるという顔をした。

ブザンカ「女性の命令に従うことは慣れていないだけさ。」

「援護は要りますか?○○も俺も有給休暇を取れます。守りを固めたいんなら、ぜひ」

「応援は別に来ることになっているから。今のところ、まだ状況を把握しているだけだ。お前が必要な場合は連絡する。」

「必ずですよ。○○のやつはブザンカに大きな借りがあるって。俺もです。必要なときは俺たちを呼んでください。」

「わかった。すまないな。」

「軍曹、心から感謝します。」

こうして現場を歩き回らなければ入手できない情報が大半だが、世界全体で政治と情報の末期症状が出ていた。

彼らは部屋を出た。ブザンカは戻ってから二分以上も廊下に立っていた。その間、エレベーターは動かず、誰も通らなかった。尾行から逃げてはいけない。捕えるのはこちらなのだ。

私は国連軍側の、この国の最高責任者はイタリアなのでイタリア政府軍と検察に連絡した。

次に何をすべきかは、私には明確に分かっていた。その後どういう手順で進めるべきかも、頭の中でプランが纏まっている。本来の頭脳を誰かにそっくり返してもらった気分だ。論理的に順序立ててものごとを考え、状況を分析し、次の行動を決定する、わたし本来の能力だ。

ゾンビ映画に出てくる町のような場所を歩く際、いい点が一つある。尾行されているかどうかはすぐに分かることだ。

そんな街になってしまっていた。

マッケンジーの最大の失敗は正統派日本人をみくびったことである。

我々はそれを確認し、証拠を用意し、次の手段を使うために入国した。



・・・
通称CIA中央情報局は、米国の何でもありの戦闘・救出・外交の代行者・支援・財政再建・諜報などを纏める政府機関であるが、実際はアメリカ合衆国から独立した機関だ。表向きはブッシュ政権のとき、ある程度はアメリカ連邦政府の傘下にあるとして立て直したが、 現実はブッシュの前、クリントン政権の時代、日米経済戦争・日本バブル崩壊・アメリカ連邦政府機関は一年間閉鎖の際、半分の人材をリストラされたCIAは崩壊した。この際、アルカイーダのエージェントのビィンラディンもリストラされ、米国と対立するようになった。

CIAという組織はCIAとして動くことはない。それぞれのチームがそれぞれ独立しているので最高幹部に報告の義務もなく、それぞれのチームが何を任務としているのかを、横繋がり・たて繋がりで知るよしもない。

CIAは太平洋戦争終結ギリギリに誕生し、日本を統治し財政再建・民主化して、全国民の社会生活を確保する役割があった。そうやってCIAから助けられた国は何十ヵ国にもなる。

かつてのCIAは、そういった事務方の実務の強い人間が多かったが、肉体的にも優れた男たちを集め諜報部員を結成したのがケネディ大統領だ。CIAを通して真実に触れた彼は日本の史実を明らかにしようとして殺害された。

またCIAは世界各地の宗教やスピリチュアルなどコミュニティとコンタクトを取っており年間行事には参列するが、これは国際犯罪の情報源をきらさないための取り組みであり、韓国の統一協会や日本神道はその1つにすぎない。

(予算は遣う予定のお金、予算執行は実際に使ったお金。国の管轄は遣う予定のお金を考える。政府機関は実際に遣うお金。)
クリントン大統領時代、アメリカ合衆国は財政破綻常態→連邦政府は一年間閉鎖→以降、四年以上に渡りアメリカ軍やCIAの予算は殆どゼロ、予算を執行できない、軍事技術などを民間に払い下げ資金を捻出した。ブッシュ政権でも緊縮財政は続き、そうした最中発生した911ニューヨークテロでさえ、アメリカ連邦政府は財源を確保出来ず、アメリカ軍の予算執行はゼロのままだった。国家公務員と地方公務員を50%リストラ、政府機関と行政の運転資金を70%コストカットし、地方の役所の常駐正規職員を数名にした、そこまでコストカットしたのに軍事費はゼロのままだった。

米国の国家公務員の年収は日本の公務員の3分の1になった。

(中国に金で買収されまくり、アメリカ合衆国に反乱を起こした正統派アメリカ人が多発して、いまのめちゃくちゃなアメリカ合衆国にしたのはこのせい。)

マッケンジーは軍事費を捻出するために日本の米軍基地の海兵隊・海軍50%を撤退させろと立ち上がった。当時、トランプ政権の国防長官マティスやブッシュ大統領は日本でのアメリカの業務を日本の警察や自衛隊に引き継ぐための体勢がないから直ぐに徹底することは不可能だと反対し、自衛官にキャリアを積ませるために自衛隊の派遣を決定した。

自衛隊は米軍の傘下に派遣されたが、自衛隊の派遣先は国連軍では最も安全な場所であったが、反対に米軍は最も悲惨な場所であった。

半世紀以上の歳月、日米経済戦争で負け続けた結果、本来のアメリカ合衆国は完全に崩壊した。

(2016年、伊勢志摩サミットの直前、公文書の公表によって明らかになったが、ブッシュ元大統領はイラク戦争開戦時、核兵器はじめ大量破壊兵器を増やすと公式発表していたが、実際は50%を削減したことが明らかになり、全米に激震が走った。地域にもよるがミサイルは年間にすると、ブッシュはオバマに比べると数分の1~6分の1しか使用していない。他者に国が弱っている事を隠すためなら幾らでも嘘をでっち上げ国を大きく見せる。そのために軍拡すると嘘をつく。間違っても専門家は軍縮の際、軍縮するとは発言しない。反対にトランプは世界各地からアメリカ軍を撤退させてきたが、これは先のアジア大戦に向けて武器をため込むため。)

湾岸戦争・イラク戦争の開戦とは砂漠の山岳部の洞窟であった。

米軍の兵士とCIAの諜報部員は砂漠の洞窟や山岳部の軍事訓練もないまま、満足に防弾ベストさえ支給されない、まともな軍用車両はない、軽トラックに布切れが被され、日用品は満足にない、ミサイルと銃弾は僅かしかないのに戦場へ行った。本来、新兵の本土の訓練は四年間なのに三年間に短縮され、多くの犠牲者を出した。新兵はイラクに放り出された。民間の派遣会社からやってきた民兵は何一つ訓練を受けていないので、死にいくようなものだ。会社側は民兵のパスポートを取り上げ軍事を強制した。

当然アメリカ軍は全敗し、余りにも米軍・CIAの犠牲者が多く、全米で大問題になった。国民は兵士を生きたまま連れて帰って来いと激怒し、全世界の政官財軍のトップ幹部は発狂した。

アメリカはマジでお金ないんだ!
お金がないから銃弾のカードリッジさえ買えない。
震えが止まらなかった。

しかし彼らを襲ったのはこれだけではなかった。

米軍の傘下に入った自衛隊は新品な装備とハイスペックな軍事機器と贅沢な食事(食材を調達してつくる、米軍の毎日の食事は不味い缶詰め)が振る舞われた。アメリカ人はぼろぼろな軍服と装備で防弾ベストは鉄で一発の銃弾の衝撃を和らげてくれない、それなのに自衛官はセラミックの軽くて衝撃を最大限吸収する最高級品だった。もちろん軍用車はものすごくハイスペックだ。挙げ句に自衛隊は武器を持っていないし衛生班もいないので、万が一の際はアメリカ人が守るしかない。

日米経済戦争では確かに日本は戦後半世紀に渡り圧勝し続けたが、こうして歪みを引き起こした。

CIAの諜報部員の敵意が日本に向くのは当然といえたし、CIAに噛みつかれたとしても日本の重鎮は驚かなかった、やり返されて当然の国だからだ。とはいえ泣き寝入りする気はないが、日本は被害者ではなく加害者だという自覚はあった。また、CIAは悪、日本は善、という前提で日本人が騒ぐ理由がさっぱり分からない、敵意は理由がなければ生まれない。

CIAの諜報部員であったマッケンジーはイラクから帰国後、米軍とCIAを立て直すために財団法人やファンドを立ち上げ、各メガバンクや投資家に応援要請し尽力した。マッケンジーは時の英雄となった。米軍とCIAの兵士が任務を遂行し、生還できるよう軍事機器と武器の調達、衛生班の医療機器や医薬品の調達、食糧や水・生活用品の調達、それからアメリカ軍入隊の特典であるはずの除隊後の学費支援(政府にはお金がないから止まっていた)、負傷による兵士の除隊後のケア、本来在るべき姿を一つずつ確立していった。

現場を守ろうとした。

マッケンジーは軍事ロボットや無人機の生みの親となるが、CIAの無人機は不具合が目立ち完全な形で彼の職場を奪った。成功率は5%以下という悲惨な結果になった。これが全世界を震撼させた、イラク首都・バクダート攻撃となり、多くの一般人の犠牲者を出した。問題はそれだけではなかった。CIAは情報収集し分析してから米軍に資料を提供していたが、あやまって二度立て続けに一般市民が隠れている小さな森を軍事攻撃した。

そしてマッケンジーは完全な形でCIAを追われた。

彼はお亡くなりになられた上司から、米軍とCIAの兵士たちを託された。

アメリカの政官財軍のトップ幹部は彼がどこから用意できるはずもない巨額を捻出しているのか知らされていなかったが、確認することはしなかった。悪いことをしていることは薄々勘づいてはいたが、マッケンジーが負担してきた巨額を他人が用意できるわけもなく、非難することは兵士たちを死なせることになるからだ。

日本の官財B派の懸念はマッケンジーのように、いったいどれだけのCIAの諜報部員が、またはOBが日本を恨み、その時を待ち構えているか、ということだった。



国丸ごとマッケンジーのアジト。

見渡す限り貨物飛行機が積み荷を降ろしている最中で、滑走路に飛行機がズラリと待機している。飛行機は順に飛び立っていき、また別の飛行機が離陸の順番を待つ。規則正しく順番に行われている。この空港といえば、全体的に惰性な雰囲気があり、退屈な警備がタバコを吸いながらトランプでもしているのが私の印象だった。ところが、現在の空港は、まるでビスマルク時代のドイツかと思うほどの厳しい規律で運営されている。入国審査はすんなり通してもらえた。私が審査官にパスポートを提示するそばで、ブザンカは緊張に全身を強ばらせていた。この国はマッケンジーの所有物の領土みたいなものなので、私が上陸するのを前もって知っていたら、出動命令を出していただろう。ブザンカがどれだけ優秀な兵士でも大軍が相手では勝ち目がないことくらいは分かっていた。だがそれでもある程度の可能性を持って入国した。クレカを使ってしまうとアウトだけど、カード会社が進出するような国ではない。

ブザンカは何度グリップを持ち直したのだろう。二人ともサングラスをしていたけど、私は泣きたくなった。かつて大使館爆破事件のとき、ほんとは大使館で異国籍の人間を保護することは厳しく禁止されているのに、ブザンカは助けてくれた。大怪我した挙げ句、処分を受け、除隊を余儀なくされた。

私はささやいた。

「なにもかも、ありがとう。心から感謝しているの。そしてごめんなさい。貴方を巻き込んでしまった、」

「いや、そんなことはない。」

ブザンカは私を肘で軽く押した。

「さあ、いくぞ。マッケンジー財団はドラッグや武器の密輸でもしているんじゃないのか?」

「ふつーはそう思うわよね。日本では会計監査が特殊法人に入ることはないので悪事の温床になっているが国際的には)特殊法人には必ず会計監査が入るのよ。だから密輸でマッケンジーが得をしているならわかるはず。マッケンジーの法人格のすべては会計監査がきちんと行われているし、世界有数の会計監査事務所が監査している。私も知っている事務所だけれども完全に公明正大よ。」

「あり得ない」

「ええ、」

「あのマッケンジーだぞ、ないない、」

某医師に会いに行った。でも雰囲気から、明らかに私と話したくないことは分かった。ブザンカは彼の敵意を感じ取り警戒した。

私は覚悟し、ドクターに少しでも変わったところはないか彼の様子を伺った。それでも彼は嫌悪感を滲ませた。

「こんなところまで来てなんだ?」

「どこか他のところで話ができない?お願いよ。」

ドクターは少し悩んだあとくるりと背中を向けて歩き始め、私はその後を追った。

今は昔の建物は完全に取り壊され、病院はすっかり新しくなっている。大都市にある病院と変わらない。マッケンジーが神様扱いされている理由でもある。

ドクターは何度か曲がり、やがて鍵のかかる部屋の前で足を止めた。中はオフィスで医学書の並んだ本棚がある。

私はもうひとつの壁にかけられた写真に目を向けた。彼女の写真だった。その当時、撮影されたものだった。写真の彼女は微笑んでいた。当然だ。彼女はいつだって笑顔だった。なにもしていない普通の表情が笑みなのだ。皮肉っぽい笑みを浮かべることがあって、深く考え過ぎることがあると辛くなることがあると、そういう表情になった。また愉快な女性でもあり、頭の回転が非常に速く、当意即妙の受け答えに私は笑った。彼女が誰かの物真似をすると、私は笑いすぎて息が苦しくなるほどだった。本当に友だち想いで、困ったときにはいつも手をさしのべてくれた。

「病院はずいぶん変わったのね」

「ああ、あの大使館襲撃事件の一ヶ月後に古い建物は取り壊され、記録的な速さでこの建物が完成した。マッケンジー財団の仕業だ。もう一つ奥地にもある。多くの人が治療を受けられるようになった。それはそうと、どうしてこんなところまで来た?何の用だ?」

ブザンカが代わりに答えた。ドクターの顔がみるみるうちに険しくなっていく。ドクターが何かをいいかけたのをブザンカは手を上げて制した。それでもドクターは話を続けた。

「あのレッド・アーミーには政府軍の兵士が少々いた。声を挙げようとした者は皆、殺された。お前はそんなことも知らなかったのか。」

「ごめんなさい。」

私は謝るしかなかった。

「まあいい、続けてくれ、」

この病院の傍には、国連軍側のこの国の最高責任者であるイタリア政府軍が潜んでいた。

「マッケンジーと現大統領だ。だが肝心なからくりが分からない。アメリカ連邦政府はこの国にじゃんじゃん金を注ぎ込んだ。レッド・アーミーは壊滅させられた。今じゃ中央政府に金を注ぎ込むことが流行りだ。」

納税すると手厚い還元があるので、多くの国民が仕組みを信じているということ。

ブザンカ「私はナナから多くの段ボールを持ち返るとしか聞かされていないが、何か口にできないことがあるのか?」

ドクターは少し大きめな箱を取り出してテーブルに置いた。

「10分だ。」

彼は病院のIDをデスクに置いた。

ドクター「ウクライナで親露派が民間機を追撃した事件が発生した。ナナが来るのを今か今かと待っていた。だがお前は来なかった。真相を知っているはずだ。なぜ、マリーに教えてやらなかったんだ?お前が協力していたらマリーは死なずに済んだかもしれない。もしお前が俺を裏切ったら、お前を殺して俺も死ぬからな。」

「承知しているわ。」

囁きながら小さな箱を取り出そうとした。

「やっぱり子宮けいがんワクチンもそうだったのね。」

「ああ、」

ブザンカ「なんだ?」

「真相を突き止め公表しようとした人間が次々と殺害されているの。WHOや国際学会の連中もね。マリーが殺された理由よ。大半の人は解くことが出来ないので製薬会社の陰謀で終わるが、真相は別にあるわ。」

HIVというウイルスに感染すると、ウイルスは体内に静かに潜伏し続ける。発症するとAIDSという病気になる。発症しなければ死に至ることはなく、通院と投薬を守っていたら日常生活を続けていくことができる。

「これは最新のHAART治療薬よ。抗HIVー1薬を組み合わせてAIDSの発症を抑えるの。特効薬ね。新しいからジェネリックにもなっていない。この薬を使えば、HIV患者の生存期間を最長で二十年間のばせるの。この国は大人も子供もHIVに感染している割合は高く、この薬はいわば神様からの贈り物ね。子供たちは生きていける、元気よくね。ただ、こういった薬は高くて手に入らない。箱の値段を見て」

小さな小さな箱をひっくり返して価格を見たブザンカは、目がまんまるになった。

「でしょう。一箱1050ドルもするの。それに簡単に入るものではない。でもこの病院の薬剤庫にはたっぷりある。恐らくあの空港の倉庫には、これ以外にものすごく高価な医薬品でいっぱいになっている。」

ドクターはスッと別の箱から一つのカプセルを取り出してデスクにぽいと投げた。

私はそれを紙の上でばらした。

「このカプセルの中身は紙とベビーパウダーなの。それをブリスター・パックに入れてあるの。1ドルもしない。」

ドクターが正規品を出した。

「さて、どっちがどっちか分かる?」

「俺には分からないな。」

ドクター「見分けはつかない。カプセルは同じものだから。その思いを抱えたまま、毎日を過ごしてきた。俺とマリーとナナは、これと、うちにある一番強力な抗生物質を10箱、それから抗がん剤10箱をこっそりと持ち出し、パリの研究機関に分析を依頼した。結果は三分の二が偽物だった。費用はナナが負担した。ナナの会社の名前の方が何かと動きやすかったしな。パリの研究機関はこの件から手を引いた。ナナもな。だがマリーだけは諦めなかった。」

ドクターが睨み付けた。

「マリーだって生きていたら、お前のように夫と子供に囲まれ、幸福な家庭を築き上げていたに違いない。ナナはマリーの人生を奪ったんだぞ。人の一生はごく僅かなのに。現実は、この事を公にしようと思うなんて正気の沙汰じゃない、もしそうだとしても、検査されるのは本物だけだ。こっちが名誉棄損で逮捕される。敵対されるのは間違いない。精神病院にでも閉じ込められるだろうね。最近の大統領のやり方を見ていると、銃殺され、ワニの餌にされるのがオチだ。マリーの恋人はこの事を調べ上げ、公表寸前に姿を消し死体が発見された。変わり果てた姿でな。」

「犯罪の仕組みは?」

「いや、そこまでは分からなかった」

ブザンカ「このふたつ、まったく同じにしか見えない。」

ブザンカは信じられないという顔をした。
違いはどこにも見つからない。
細部に渡るまで完全に同じなのだ。

私「マッケンジー財団は昨年一年で、(表向きは)1億ドル相当の医薬品をこの国に送った。そのうち三分の二が偽物だとすれば、七千万ドル以上が誰かの財布に入ったことになる。もちろん大統領にも一部は入っているでしょうけど、大部分は支援者であるマッケンジーに入ったと考えるべきだ。」

ドクターは荷物を持ち、話はあとで聞く、行くぞと扉の開けて部屋を出た。ブザンカと私はその後を追った。

ドクターは隠れ屋まで案内してくれ、イタリア軍によって地下にある山ほどの偽造医薬品の箱と証拠資料を搬出した。その箱たちは先進国の幾つかの国々へ空輸された。

我々はイタリア軍のベースキャンプで離陸を待った。

同時にイタリア軍とフランス軍は、現地にある中華系偽造医薬品の製造工場に強硬突入し、これがイタリアとフランスにとって中国との開戦となった。

日本へ向かう飛行機には子宮けいがんワクチンがあった。



子宮けいがんワクチンの酷い副反応で苦しんでいる少女たちがいることはご存知かと思います。子宮けいがんはウイルスにより発症するため、それを未然に防ぐためのワクチンという解釈です。

仕組みについて。
日米の治療薬のやり取りとは、日本政府と病院は直接製薬会社と取引しているわけではなく、あいだに商事会社が入っているので、製薬会社が日本に直接輸出しているわけではない。日本については近年、病院と製薬会社の癒着が酷いという理由で、メーカー・医薬品の指定はできない・成分指定・病院と製薬会社が行う契約・価格交渉は商事会社が第三者として入るようになったので、直接交渉・契約しているわけではない。今では患者さんは病院で処方箋をもらい、それは医薬品名ではなく成分表になっており、医薬品名を指定できないまま、薬局で医薬品を受けとる仕組みになった。

このシステムが偽物の医薬品のばらまきを可能にしたのだが、システムを悪用したのが商事で、国際犯罪を可能とするために、制度設計を変更したのが永田町だ。実際はこんなに単純ではないが、商事が傘下にあるメーカーを使い、偽物の医薬品を製造して正規品とすり替え病院や薬局に納品したり、メーカーは100コしか生産していないのに市場には偽造医薬品を混入させ200コ流通している、という異常事態になった。

だからワクチンの副反応の原因を突き止めるために日米の政府機関や関係企業が直接関わりを持ち調査しても、原因を特定できないのだ。すなわち子宮けいがんワクチンの副反応の本物の加害者は製薬会社なのではなく、商事会社だということ。

私はブログでJAL御巣鷹山の墜落について、アメリカの欠陥パーツを扱っている商事がJAL機に欠陥パーツを仕込んだので墜落したと記した。その商事は日本人に成り済ました在日コリアン系で、いまでは国際犯罪組織に指定されている。同様の手口で、JAL御巣鷹山の前には米国でもアメリカン航空・民間旅客機が墜落した。2015年発覚しフランスの原発で問題になった日系部品メーカーの欠陥問題も同様の手口で、フランス当局は欠陥部品ではなく偽造部品と発表し捜査を開始した。

子宮けいがんワクチンの手口はこれと同じなのだ。

(フランスの国家警察は、日本政府による東京オリンピック誘致裏金問題・ロシアソチオリンピック→ドーピングは偽造医薬品と合わせ、ロシア当局と合同捜査中でフランス当局は日本で捜査を開始した。病院へ行くなら、出来るだけしっかりとした大きな病院で、病院内部・或いは病院の外には複数の薬局があるところの方が安全だと思う。一ヶ所の薬局だと偽造医薬品(効果ない・副作用が出る、など)はバレやすい。安価の薬局は絶対にやめて。ジェネリック・市販薬含め不明な医薬品ブランドはやめて。日本での偽造医薬品はじめ医療系産業スパイの工作活動の拠点は京都・神戸・大阪に集中しているので気をつけて。偽造医薬品については医療系専門メディアで取り上げられているが、政府が報道規制をかけ警察の捜査に圧力をかけているので日本人には知られていない国際犯罪だ。)

アフリカ大陸でとても強い中華人民共和国。
私はどこで偽物の医薬品を製造していたのか知っていた。

「医薬品を製造するためには原材料が必要でしょう。原材料を取り扱う企業は正規の製薬会社に10粒分しか販売していないのに、市場には20粒が出回っているの。」

十年以上に渡り、原材料の出荷量のデータと医薬品の成分分析データを確保してきた我々を舐めてもらっては困る。私が、リーマンショックについて話すとき、製薬会社が破綻しかけている、原材料の取引先の経営状況が悪いと、ブログで説明をしたことがあったのは、このせいだ。

そうした偽造医薬品の犯罪に一役買っていたのがマッケンジーだ。マッケンジーはこうした犯罪ビジネスにより纏まった大金を浮かし、兵士の武器や機器・装備・日用品を購入して提供していた、しかも世界中至るところで困っている兵士がいたら。それゆえマッケンジーは世界中どこでも直ぐ様作戦部隊を立ち上げ、送り込むことができるから、マッケンジーと対峙した国や地域がめちゃくちゃにされたケースがたくさんあるので、大半の国や地域はマッケンジーの犯罪には泣き寝入りしてきたのだ。

(日本の自衛官にもマッケンジーに助けてもらって感謝しきれないケースはたくさんある。)

(そこで、)日本は昭和五十年代まで架空名義や無記名の口座がたくさん作られた。平成二年以降は大蔵省の通達で本人確認出来なければ口座を開設することができなくなった。

日本の地方政治家や地元名士たちは税務署や警察署に裏金をばら巻いているから税務署の査察は入らないのだけど、今でも世襲たちは偽名の隠し預金口座を持っているのだ。私が気付いたのは、朝鮮系や中華系の企業が日本にペーパーカンパニーをつくったのに、法務局には法人設立の記録はなく、そこで私は今でも日本は偽名の隠し口座を作れるのではないかと調べた。何故なら日本の制度設計では、外交レベルの交渉・特例解除でもない限り、外国人は日本滞在・活動記録もなしに法人を立ち上げたり、銀行口座を開設することはできないからだ。そうなると偽造しか考えられなかった。

日本の本物の悪人は日本国内の偽名口座で隠し預金を保存しているが、第三者が全ての記録を確保した。このように着実に悪事を一つずつ潰してきたので、悪人は逃げ道を確保するためにカジノを強硬的に進めようとしている。政府や自治体が結託してカジノで100万円負けたことにして、裏で70万円を受けとる仕組みをつくりたがっているのがいまだ。

日本人が気にしなくちゃいけないのは他者の租税回避地域とかスイスのプライベートバンクではなく、日本国内、足下だってことだ。

単一の要因だけで物事を判断することを危惧しする。世の中は複数の要因が複雑に相互連関しているので単一の要因だけを見て判断することは必ず失敗に繋がるのだ。

私はいつも問題や事件が発生してから、慌てて調べることを繰り返してきたが、それはそろそろおしまいだった。ボスたちに報告した。中華系の偽造医薬品と米国軍産コピー商品の生産拠点の制圧を終了した。

中国軍は中国企業をつかって米国軍産メーカーの武器のコピー商品をつくってアフリカや中東で一般市民を対象に安価で販売してきた。それが世界各地の至るところで発生している内戦や紛争の正体だ。発展途上国の人間が米国の高級品を購入できるわけがないのだ。そしてコピー商品が出回らなくった地域や国では内戦が日増しに小さくなっていった。いまのイラクやシリアが典型だ。

2016年以降~世界中で偽造医薬品と偽造武器の摘発と報道が盛んになったが、肝心な日本は報道規制をかけられた。

マッケンジーはいつも偽造IDを使って出入国を繰り返していた。

それらしくきびきびした足取りで東京の街を歩く。ビジネスマンかロビイストか弁護士か、東京に掃いて捨てるほどいる男性の一人。ビジネスマンがうじゃうじゃいる場所だ。マッケンジーに目を留める者などいない。ごく自然に見える黒い髪のウィッグが銀色に近いブロンドを隠し、黒っぽいコンタクトレンズのおかげで淡い水色の瞳の色は焦げ茶色になっている。さらにもじゃもじゃの口ひげ、黒くて角ばったフレームのメガネ。そしてシークレットブーツで8センチ近く背が高くなっている。目撃者がいた場合、警察がまずたずねるのは、髪の色、身長、目立った特徴だ。黒っぽい髪、黒っぽい目、長身、黒縁のメガネ、口ひげ、この証言のすべてが、彼の特徴となる。海軍のSEALSは別だが、CIAなど諜報部員の多くは中背で細身のしなやかな体つきをしており、盛り上がった筋肉ばかりの男性ではない。ブリオーニのブーツ、アイゾッドのシャツとディオールのタイ、ゼロハリバートンのブリーフケースといった小道具を加えると、本当の姿は完璧に隠すことができる。

都内を歩けば、十秒に一度は必ずこういう男性とぶつかるので、ありきたりな証言では検討もつかない。

「マッケンジー、あなたの隠し口座を見つけたわ。東京ね。全て凍結したの。確認してちょうだい。」

「なんだって?おまえ、正気か?」

「あら、私は正気よ。」

マッケンジーはこれで部下の軍事機器や武器を調達し報酬を支払うことができなくなった。



森友問題、菅官房長官は国会に一枚のファックスを持ち込んだ。これは昭恵の女性秘書が財務省あてに送信したものだ。

FAXは送信先のプリンタで印刷したペーパーには目に見えない追跡ドットが付いている。これは裁判で確かな証拠となるので科学捜査にはうってつけだ。追跡ドットは現代のプリンタにある特徴。肉眼ではほとんど見えないが、色を反転させると、なんとなく分かる。追跡ドットのパターンはプリンタのメーカーによって変わるが、日本の政官で使用している複合機は一般的に15×8の格子状に黄色のドットが繰り返し刻まれる。このドットは追跡情報が詰まったコードであり、ドットを解析することで、時刻、日付、印刷されたプリンタのシリアル番号・送信元(どこのPCで処理した)などが分かる。端末からデータをプリンタに転送し、プリントされるが、記録の元となる端末の位置情報などまである。

そこで森友事件の際、追跡ドットを確認したら、官邸には安倍嫁の秘書のデスクトップパソコンがあって、そのパソコンで文書作成され、パソコン→部屋の複合機から財務省へファックス送信されたことが確認された。そうとも知らず菅は官房長官時代、国会に持ち込んでしまい、それは役人から検察の手に渡った。

偽造医薬品防止で医薬品のパッケージに使用された追跡ドットはもっとハイテクで、特殊なセンサーでなければ確認はできない。この追跡ドットを全て正規品の箱からパッケージに添付し、何重にもなったチェック機能で確認することができるようにした。

(2017年春、全てとは言い切れないが、医薬品の日本市場から大半の偽造医薬品は消え、子宮けい癌ワクチンの副反応の重症化患者さんはゼロになった。副反応は時間差で出てくるケースもあるので様子をみるが、ひとまず以降はゼロをキープ。その背景では、まだ一人だけど、どの偽造ワクチンなのか、成分の詳細を特定し、体内でどのように変化して症状をもたらしたのか追跡調査、後に治療へと踏み切り、寝たきり・目の焦点が合わない、痙攣から回復して学校へ行けるようになった。今のところ、ぶり返し的な症状はなし。いまは4人目の偽造ワクチンの原料を特定し、治療を開始したが、とにかく一人ずつ地道にやっていくしかない。)

また、日本のペットショップ(ペット産業・動物虐殺)・家畜、獣医界など業界全体を取り仕切っているのは中華で、中国産の飼料は(病気を盛る、人間が食すと害をあたえる)殺傷能力またはウイルス感染など偽造医薬品が蔓延した。動物の医薬品は基本的に人間と同じもので無保険の世界だから治外封建で、病院は少しでも安く医薬品を仕入れようとあたるので偽造医薬品を投入されやすい。ペットはもちろん、家畜を飼育するにあたり、いつも診てくれる動物病院の医薬品に問題がある。

2016年11月、新潟県上越市で発生した鳥インフルエンザ。専門学者は大陸なのか、半島なのか、ロシアなのか、感染源を特定出来なかったと発表したが、元々、地球上生物で確認取れているのは1%で、未確認生物は99%にもなり、未確認生物の追跡調査を続けているのは先進国35ヵ国くらいしかいないので、こうした発表は、あくまでもデータベースから確認した、という意味で、全地球上生物から確認した、という解釈ではない。

たまたまテレビのニュースで、鳥インフルエンザで殺処分しなければならなくなった養鶏場のこ主人がインタビューに答えた。近所の野鳥から鳥インフルエンザは出ていない、それなのにどうして?細心の注意を払ってきたのに、とマスコミに訴えているのを見て、表情からイケるのではないかと判断した。

(彼らは既に保護下にあります)
私は急遽一時帰国して養鶏場を訪れ、掛かり付けの動物病院を紹介してもらった。例えばビタミン剤だとして、表向きのパッケージはビタミン剤だけと一箱全て偽造医薬品・鳥インフルエンザウイルスというのは考えにくかった。もしそうなら、地域を飛び越え、あちこち拡大するからだ。たぶん一箱丸ごとではなく箱の中の一つだろうな、そうだとすると証拠を確保できない。でもやれることはある、それがゆえ、取引先のリストと、こちらで正規品を用意して院内の医薬品を全て提供してもらい、保健所から感染した鶏さん数羽を預り、東京へ持ち帰った。

そこから偽造医薬品・鳥インフルエンザが仕込まれた手掛かりを見つけた。

最初からおかしいと思っていたの。
通常は渡り鳥から感染するが、なんで日本は大半において、野鳥の鳥インフルエンザは確認できないまま養鶏場なのかしらって。

野鳥から感染すると各地で被害を確認する羽目になるが、なんで日本は限定地域なのだろうとか。大抵は渡り鳥が移動するとウイルス感染も移動するからだ。

養鶏場なら医薬品か飼料くらいか。
以降、霞ヶ関・関係各業界の協力により、偽造医薬品の混入を防ぐために数々の手を打ち、騒ぎはおさまったが、競走馬の飼料に仕込まれ大規模な出場停止に見舞われた事例もあった。

日本の外では、インフルエンザウィルスといえばチャイナウィルスと呼ばれ、中国が世界中でばら蒔き続けていることは常識だが、日本人は何も知らされていないし、偽造医薬品とは実際には正規品の医材の偽造品もまた多数発見されている。

コロナさんもまた陰謀論者的には(ほんとうは中国軍傘下の研究所から流出したくせに)アメリカが特許を取得していると大騒ぎしまくって、次にコロナは存在しない、に変わった。こやつらいつもそう、やり方はインフルエンザそのものだ。

↓↓↓コピペ。
エポックタイムズ。
カナダ政府、中国出身の著名なウイルス学研究者を拘束。

カナダのマニトバ州ウィニペグ市警察当局は(7月)5日、同市にある国立微生物研究所(NML)に勤務する中国出身の女性研究者らを、関連ポリシー違反(policy breach)の疑いで逮捕した。スパイ行為を働いたとの見方が出ている。

カナダメディアのCBCニュース14日付によると、逮捕されたのはウイルス学者の邱香果(Xiangguo Qiu)氏と夫、中国人留学生数人。関係者によると、当局は数カ月前に邱氏の使用しているパソコンを調べ始めた。6月8日、NML側は全職員に対して、邱氏夫婦が短期間、NMLを離れると通知し、夫婦らに連絡をしないよう求めた。邱氏は中国への一時帰国をキャンセルした。

今年5月24日、マニトバ州警察当局が同国の保健省からの通報を受けて、邱氏らに対して捜査を始めたという。

NMLは北米地域における最高レベルの感染症やウイルス学研究所の一つ。世界各地にバイオセーフティーレベル4を有する施設が15カ所あるが、NMLはそのうちの一つ。エボラウイルスなどヒトに対する感染力が強く、致死率の高い細菌、ウイルス、病原体などを取り扱っている。

邱香果氏は、国際的に名を知られているウイルス研究学者だ。1985年、中国の河北医科大学を卒業し、1996年にカナダへ留学した。2018年、同僚のゲイリー・コビンジャー(Gary Kobinger)博士と共に、エボラウイルスの治療薬、ZMappを開発したことで、カナダの「ザ・ガバナー・ジェネラルズ・イノベーション・アワーズ(GGIA)」を受賞した。邱氏の働きで、過去数年間に多くの中国人留学生が同氏のアシスタントを務めていた。

邱氏が客員教授を務めるマニトバ大学はCBCニュースに対して、すでに同氏に対して解雇処分を下したと明らかにした。

一方、同氏の逮捕を受けて、カナダを訪問中のイェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長は15日に記者団に対して、中国を名指しはしなかったが、「一部の国がさまざまな方法で、NATO加盟国に諜報活動を行っている。同件は産業スパイ、またはNATO軍などの軍事情報を狙ったスパイ行為の可能性があるため、注視していく」と述べた。

邱氏がカナダに帰化しているのかは不明だ。

コピペ終わり。

ユダヤ陰謀論では米軍が東アフリカでエボラをばら蒔いたと盛んに言われたが、2019年、遂に中国軍の工作員がカナダで摘発された。これが第一段の逮捕となったが、数々の国際犯罪はパウロA派が他者(米軍やCIAの正統派アメリカ人)に成り済まして行われた犯行だと明らかになっていった。

ユダヤ陰謀論者が主張している(ワクチンなどに仕込んでいる)ナノチップ(どうせすぐに壊れる)だけど、もしかしたらナノチップを仕込んでいる連中は中国かもしれないと多角から分析せよ。せめて実行犯を特定し、目の前のソレは正規品なのか確認しましょう。

・・・2016年、日本の官財B派が偽造品の摘発を容認したので国際的に一斉に始まった。日本にとって偽造品の国際犯罪は国策で、しかも組織ぐるみで加担してきた。それを日本人は神の子が神の子になる、というふざけたおとぎ話により、摘発が遅れた、という経緯があった。

ボスたちはこの話を聞いた際、バカなのかと笑っちゃった。神の子だって?そんなものは知らん、加害者を庇うために正統派日本人が国際社会と闘う気は更々ない、とっととやってくれ、

多くの日本人は不思議だった。どうして日本の検察や警察は積極的な摘発に踏み切らないの?捜査令状や逮捕状を請求しても裁判所が却下しちゃうのよ。

安倍政権はまさか行政機関が様々な手段を講じて国家権力を打破するようになるとは考えていなかった。

まじで怒らせたからそうなった。
まーふつーは怒るわよね。