2022年8月5日


今年も楽しみにしていた十勝地方のサクラマス釣り。


しかしながら、5月末から7月までのシーズン中は、☔️例年にないほどの雨が毎週のように降り、釣りの海況にまで影響が出てしまい、チャンスが激減。


川は濁り続けたまま河口から海へと注ぎ、浜辺は高波の影響を受けたゴミと濁りとで、サーフの釣りは最悪でした。


おまけに、目当てのサクラマスの魚っけの薄さも噂どおり。


今期は3回サーフに行っただけですが、様子を見たり聞いたりしただけでも、十分にそう確信できたので、とっとと諦めてしまいました。



最後に行ったのは7月13日。この日も十勝地方のサーフは濁りとゴミが酷かったのですが、そんな中でも河口周辺の濁りが最も少ないであろうと予想した釣り場に入りました。


釣り場も限られ、同じ選択を余儀無くされた方も多く、それなりの釣り人の姿が朝マズメにはありました。


予想した通り、他の釣り場に比べると海の濁りは少なかったものの、小枝や海藻などのゴミが多くて釣り難く、見た限りでは夜明けからの数時間は、誰も釣れていなかったようです。


マフディには、一度だけ"グググ"とマス科のバイトがあったけど、フッキングまでに至らずでした。


もしやと、必死になってキャストを繰り返しましたが、それっきり。


開始してから6時間くらい過ぎた頃には、大潮の干潮が進んでいて、いつの間にか河口の流れが分岐!


流れの主流が立ち位置の反対側へと変化してしまい、狙うポイントを失って大ピンチのマフディ。


↑それが上の写真です。


朝マズメの開始の時間帯には車の前で釣っていたのですが、やがて土砂がこんもりと溜まった中洲ができあがって、河口の主流が右側に行っちゃった。えーん


すると、流れが変化した影響で右岸に沿って凹みが出来て、そこへとピンポイントに魚が入って1本上がるのが見えました。


それが唯一の1本でした。


私は気付いていなかったのですが、どうやら釣れた方は、顔見知りのSさんだったようです。


偶然にも、知人のOさんも一緒に並んで釣りをしていたようで、河口左岸でキャストしていたマフディの存在に途中から気付いて、後から情報を教えていただけました。


Oさん曰く、Sさんにとっては今期にようやく上がった1本目だったのだとか。


それを聞いて驚きました。Sさんはサクラマス釣りでは車中泊を続ける方でして、昨年度は18本くらい釣れていた方でした。


今年も同様に、連続して泊まり込んでいたようですが、この日が最初の1本目とは、よほど魚が少ないのでしょう。


その仲間内の方々も皆、今年は1本上げるのに苦労され、それ以上は釣れていないみたい。


ここの釣り場では、その方々以上にシーズン中をずーっと連続して車中泊をされたまま、長期で釣りを楽しまれておられる方も居るのですが、その方でさえも今年の釣果は片手にも届いていないようでした。ガーン


朝昼晩のポイントの変化や状況を知り尽くされて、毎年それなりの釣果を得る方でも、今年はさっぱりダメみたい。


仕事前に、毎朝サーフに通っても0〜2本くらいの方も多いらしい。


それを知って、今年の状況を察したマフディ。


「こりゃ〜参った、ヤメ、ヤメ、やーめた!」

🙅🏻‍♂️

あっさりと決断したのでした。


そんな状況では釣るのも難しいけど、無理してまで釣ったら、それはそれで資源枯渇の悪循環になると判断したのよね。


やはり、昨年度に太平洋沿岸で発生した赤潮が影響したのかしらね?


今年は、アメマスも少ないように感じるしね。


最近は何かと海が変ね。


とまあ、サクラマス釣りはすっかりとやる気の失せたマフディですが、次の目当てとなる秋サケ釣りの季節も、もうすぐです。


そろそろ準備始めようかな。


でも、こちらも年々と急激に釣れなくなっているのよね〜


今年はどうなることやら。


秋鮭の減少は、温暖化の影響で稚魚が育つ前に死んでしまうのが原因。そう言われているのをよく耳にします。


7月20日の北海道新聞🗞に、その裏付けとなるような、とても気になる記事が掲載されていました。

道内秋サケ漁獲量減少の見出し



帰山北大名誉教授によって、地球温暖化が及ぼす影響をまとめた論文が発表され、2010年代の研究データでは、秋サケ稚魚の育成.移動に大事な時期である7月に水温が上がり過ぎて、最適水温域が北海道沿岸から離れている事が分かったようです。


研究機関や漁業関係者らが指摘していたことが、学術的に裏付けられた形だ、との内容の記事。


うわ〜、やっぱりそうなのね!あせる


ここ最近の夏場の十勝地方の海水は、温水プールみたいに温かいんですよ。


確かにあんな時に稚魚が沿岸にいたら、そりゃ死んじゃうわね。


地球上では、もっと北の海でも深刻な温暖化の影響が出ているみたい。


つい先日にも、温暖化の影響でグリーンランドの氷が、一日に60億トンもの前例のない異常なペースで解けているとのニュースを見ました。


やばいです。(・・;)


しかも最近、こんな番組までもがNHKスペシャルで放送されています。


海の異変 "今、私たちに迫る危機"


その内容を抜粋してみますと、


北極海では、温暖化により急激に氷が解けているエリアがあって、二酸化炭素で海水が酸性化した影響により、生き物に異変が発生していて、私たちの食に影響を及ぼしている可能性があるらしいのです。



その生き物とは、大きな魚の餌となる翼足類のミジンウキマイマイ。


食物連鎖を通じて、より高度の生態系に影響するかもしれないということで、ひとつのキーとなるプランクトンなのだとか。


海洋研究開発機構が、その翼足類の殻を精密に分析すると、異変が見つかったそうです。



その小さな体をマイクロフォーカスX線CT装置で撮影して立体的に分析すると、殻の密度が溶解によって、ところどころ薄くなっていることが分かったらしいのです。



炭酸カルシウムの殻がもろくなっていて、穴が🕳空いている物もあり、その原因は北極海の水にあることが実験で確かめられたそうです。


正常な翼足類のプランクトンを用意して、北極海の酸性化が進んだ海域で採取した水に入れてみると、



透き通っていた殻が、24時間後には白く濁って溶け始め、



4日目には殻が溶けて大きな穴が空いて、5日目には死んでしまったのです。


やはりそれは、海洋酸性化による仕業。



世界の海水の平均はpH8.1で、アルカリ性に寄っているそうです。



ところが、これに対し北極海の海水を調べると、pHが7.5や7.85と酸性側に近づいている場所があることが明らかになったらしいのです。


海水が酸性に近づく理由は、今、大気中に増え続けている二酸化炭素。


海の水には、大気中に増え続けた二酸化炭素を吸収する性質があるようです。



しかも、二酸化炭素は海水の温度が低くなるほど、より多くの量が溶け込みやすいようなのです。


それに加えて、北極海では温暖化の影響で氷が解けて、より広い面積で海水と大気が接するようになってきている。


その為、北極付近の海では特に多くの二酸化炭素が溶け込み、海洋酸性化が進んでいると考えられるそうです。


その結果起きているとみられるのが、小さな生き物が溶ける現象!



調査によると、北極海の翼足類の生息数は2004年と比べると、2019年にはおよそ五分の一にまで減ったことが分かっているらしいです。


有殻翼足類は、他の動物プランクトンや大型の魚の餌になっているらしく、翼足類がいなくなると、それを食べる動物が困り、更に大きな生き物が困り、ドミノ倒しのように生物に影響が及ぶのです。


海洋酸性化の影響は北極海周辺の海に広がり、既に私たちの身近な魚にも影響が出ている可能性があるそうです。


そう、この魚!


鮭です❗️ガーン


ナレーションでは、次のような解説でした。



近年、鮭の不漁が毎年のように報じられている。

これまでは日本近海での海水温の上昇などがが原因と考えられてきた。


ところが、


北極海の南、ベーリング海での調査をすると意外なことも分かってきた。


日本周辺で穫れる鮭は、このベーリング海で育ったもの。


2021年にベーリング海で採取した鮭の身を調べてみると、捕食していたエサの中身の8割が翼足類が占めていた。



最新の調査では、ベーリング海でも翼足類の殻が溶けていることが確認された。



もしかすると、長引く鮭の不漁には海洋酸性化による翼足類の減少が関わっているかもしれないのだ。


北極海で進む海洋酸性化。実は最近、その他の海域でも確認されている。


アメリカ西海岸のシアトルでは、深さ60m海底で穫れるカニ🦀の稚蟹の殻に穴が空いたり、感覚器が欠損してしまう現象が発生している。



海洋酸性化の影響は、海外に限らず東京湾でも進んでいる可能性がある。


神奈川県水産技術センターが実施している、海底付近の生き物の調査(東京湾生物相モニタリング調査)では、調査を始めた1992年から底生生物は減少傾向にあることが分かった。


もしかすると、東京湾の小さな生き物も溶け始めているのではないかと、東京湾で採取したゴイサキガイを他地域の物と比べてみた。(海洋研究開発機構)



すると東京湾の貝は殻が薄く、詳しく貝殻を切断してみると、表面から何か侵食を受けていて、一部、貝殻表面の溶解が進んでデコボコ(凸凹)していることが分かった。


東京海洋大学では、2011年から東京湾の海水を採取し詳しく調べてきた。


その結果、深さ23mの海底付近では毎年夏場の6月〜8月になると、北極海周辺と同じくらいのpH7.5〜7.75になることが分かった。


東京湾では外洋に比べて季節変動が非常に大きく、外洋ではみられないほどにpHが低くなると観測されたのです。


海底付近の夏場に酸性化する原因として、生活排水などで堆積した汚泥が夏場に微生物に分解され、二酸化炭素を発生させて海底付近を一気に酸性化させると考えられる。


世界の都市の沿岸部では同じことが起きている可能性がある。人間の営みは大気中だけではなく、海の底からも二酸化炭素を増やし、海洋酸性化を引き起こしているのだ。


世界で進む海洋酸性化。38年にも及ぶ日本の気象庁の調査でも実態が明らかになってきている。



調査を始めた1985年以降、大気中の二酸化炭素は増え続けていて、海水のpHは8.16から8.06へと酸性側に変化していることが分かった。


しかも今、二酸化炭素の排出量は日々増え続けている。



NOAAアメリカ海洋大気庁が最新の観測データをもとに予測したデータシュミレーションでは、現在のpH8.1が、2050年にはpH7.9、2080年にはpH7.8、2100年にはpH7.7に達する。


2100年には最悪の場合、海洋生物の20%は消滅すると予測されている。


東京から150km離れた式根島には、ある場所だけ海洋酸性化した場所がある。


そこは、海底から火山性二酸化炭素が出ていて、サンゴも魚も居ない死の海。



海洋酸性化が進んでいくと、やがて海はこのようなってしまうと思われる。


と、そんな内容でした。


う〜…恐ろしい事態になりそうです❗️驚き


気候変動の温暖化対策として、脱化石燃料が進んで車のEV化の流れになっているけど、これではもう手遅れな予感さえします。


このところを見ても、ロシア🇷🇺による狂った軍事侵攻では、💣砲弾や兵器が大量の二酸化炭素を発生させ続けているし、近隣諸国でも軍事演習と称してミサイルを撃ちまくり。💥🚀


地球温暖化により、大きな山火事などの火災の発生も、今や世界中で止まらない状況。🔥


私達はこの地球誕生以来の歴史上、最も罪深い営みを行っている生物なのかもしれませんね。💦


そのうち、ニジマスウチダザリガニブラックバスなどしか食べられない時代が来るのかしらね?ガーン


とにかく、

アキアジが釣れなくなるのは、

マフディは困るぞよ。笑い泣きあせる