令和3年1月29日(金曜日)
氷上ワカサギ釣りに使用しているシマノの電動リール、レイクマスター ct-t を外部電源化してみました。
ついでに、ガソリンストーブの燃焼熱をモバイル扇風機で温風化して、テント内の穂先に向けて送風できるように、高さのある風防を作りました。
外部電源は、単三乾電池4本です。
最も単純で簡単な仕様になりました。(^^;;
その前に、USB昇降圧モジュールを使ったタイプも作ってみましたが、こちらはガイドストッパーで停止するくらいの強い負荷がかかると、モーターから異音が発生したので、今後に故障する可能性もある事から、使用するのは諦めました。
重量は、たたき台の固定マグネット込みで97.5gです!(24.7gの軽量化)
乾電池を抜いた状態のレイクマスターを手に持つ度に、「せめてこの重さだったら良いのにな〜!」と思っていた私
やっと、願いが叶いました。
軽量化できると、手感のUPに繋がるんですよね〜♪
また、単四乾電池2本→単三乾電池4本へと、電池容量を倍以上にアップできたことで、安定したパワーを継続して得られるようにもなりました。
これで釣りの最中にバッテリー切れにならず、電池交換の手間が省けますね〜♪
昨年に、yasuさんからお借りした秘伝リールを使用させていただいた時と、外部電源化した電動消しゴムリールを自作した際に、それらのメリットを痛感したことで、このレイクマスター でも、何とか改造して実現させたいものだと思っていました。
しかし、「どうせなら現在の17年モデルを手放して、新しい機能が追加された最新モデルを購入してから行った方が良いかな?」「待てば外部電源モデル発売されるかも?」と思ってみたり、
「いやいや、いっそのこと他メーカーの外部電源モデルに入れ替えようかしら?」と迷っておりました。🤔
葛藤の末の答えは、「慣れない改造をするよりは、外部電源仕様のモデルを購入した方が、失敗もなく無難かも知れないのでは?」というもの。😅
そこで、気になっていたDaiwaクリスティアCRTαを、試しに1台導入することにしました♪
そして前回、1月15日糠平湖の氷上わかさぎ釣行に初クリスティアを持ち込み、それぞれを一緒に使ってみたのです!
CRTαは機能も豊富で、レイクマスター には無い便利な使用方法もありました。
その一つである左右スイッチ同時押しは、追い食い巻きという低速巻き上げになり、二刀流の手返しのタイミングを調整することにも利用できて、とても便利で何度も使用しました。
また、マイクロスイッチによる停止位置の安定感は素晴らしく、仕掛けが毎回同じ位置に止まるので、いつもより手返しが楽に行えたのです。
見た目と共に触感も、やや大きく感じるものの、外部電源なのでレイクマスター よりも軽く、前後のバランスが良いので、手に持っても置いても、とても使いやすく感じました。
更に、いざという爆釣の時に備えた、外部電源による安心感もあることから、大変に気に入ることができました。
しかしながら、もう一方のレイクマスターも日頃から使い慣れていることもあり、いつの間にか手に馴染んでいることに気付くことができたのです。
初代DDMから続いていて、シマノの電動リールの特徴でもある縦スプールは、糸の状態を見やすくて、サミングや細かな指先の調整も自然にできる形状であることに、改めて気付かされました。
手に包まれるコンパクトな形状も、慣れると使いやすくなり、クラッチ操作を含めた一連の流れがスムーズにできるので、使い慣れたパソコンやMTのスポーツカーを操る一体感の様な楽しさがあり、何とも離れ難くなりました。🤩
結局のところ、「どちらもイイ〜!」となってしまい、今後はどちらに統一したらよいものかが分からなくなり、悩みの種が増えてしまったのです。🤔
あれれ〜
このことは、前回のブログ内容にも書きましたね。🙇🏻♂️
何度も同じことを言うとは、私も歳をとりました。🥸
実はその時に、そうした内容のブログを見て下さっていたMarさんから、ブログを通じてメール📧のお便りを頂きました。
Marさんは、私も度々行くワカサギ釣りエリアを拠点とされておられる方でした。
Marさんから頂いたテキストデータを拝見したところ、腰を抜かすほどに驚かされました。
Marさんは、私と同じレイクマスター のモデルをご使用されていて、自身で部品をチョイスしながら加工して、外部電源化を早くから実現されていたそうです。✨
ブログ内で、外部電源化を望んでいた私の記事をご覧下さり、自作時の貴重な情報を提供して下さったようなのです。
それは、電動リール本体の電池ボックス内部を、丁寧にオリジナル加工を施してあり、電源に装着するバッテリーアダプターを加工し、それに合わせた専用の降圧回路モジュールまでを、セットで組み上げるといった、実に確りと作られた素晴らしい物でした。✨
それは、それは、余りにもレベルが高過ぎて、回路を把握できない私には、残念ながら、とても真似のできる物ではありませんでした。(頂いた情報なので、詳細は公開は致しません)
でも、でも、とても羨ましくて、外部電源化への願望が一気にヒートアップ!!
可能な部分は参考にさせていただき、自分なりにできそうな、簡単な方法で挑戦してみることにしました。
ということで、ノッポさん頑張ります!🧙♂️
で〜きるかな♪ で〜きるかな♪ はてはてフム〜♪
で〜きるかな♪ で〜きるかな♪ さてさてフム〜♪
先ずは、必要な部品のチョイス!
自作のリールを作りたくて、以前に購入していたパーツ類をガサガサ!
使えるのは、ロボットケーブルとステンレス用はんだセットだけ?
ケーブルはネットの情報を基に買ったはずだけど、袋を捨ててしまったので、適合するサイズなのかが分からない!(゚o゚;;
とりあえず、後ろの尻手ロープ穴に突っ込んでみた。
入りそう!👍🏻
↑念の為に過去の購入履歴を調べてみたら、Marさんのと同じケーブルと判明!
これは超〜ラッキー🤝
そうそう、確かレイクマスター を外部電源化された方の情報を見て買ったはずなので、間違いない!
一応、そのブログを再確認!
KYOWAのAWG28 X2C 5m
外径2.4mm最大電流値1.4Aでやはりビンゴ!👍🏻
この他にAWG26 X2C外径2.8mm最大電流値2.2Aがあるようです。
↑ステンレスはフラックスがないと、はんだは接合しないんですよね〜
↑先日の"たけてるさん"のブログで、クリスティアCRTαをこれに装着してみたら、外部電源として使えたらしいマキタのUSB変換アダプター!
これがあるなら、Daiwaの外部電源ボックスは買わなくてもよかったのかも?
USBは中が狭くてプローブが入らないから、専用のUSBテスターが無いと、出力の測定できないんですよね〜!
あら、本当だ!
普通に動作しているように感じるな〜♪
この変換アダプターは大変に便利でして、釣り車中泊でのスマホやヘッドライトの充電など、マキタバッテリーがUSB機器電源として使えて、とても重宝します。
↑これを使って、USB出力から降圧すれば良いかも?との単純なヒラメキ💡
↑早速、試しにコチラを購入してみました!
「もし、使えなくても何かに利用できそう」
と思ったけど、使えなかった!
さて、何に使おう??(・・;)
↑ついでに、欲しかったデジタルテスターも購入
マキタ18vバッテリーに、変換アダプターと変換モジュールを装着。(18v→5v→3v)
18v電源からUSB5vに変換された出力を、更に昇降圧モジュールを調整して3vに降圧しました。
次にレイクマスターの分解です。
本体裏側の左右2個、電池ボックス内2個、右脚のスポンジの中に1個あるネジを、精密ドライバーを使って外します。(合計5個)
上カバー
すると、上下にカバーが簡単に外れます。
こんな感じです!
電源ケーブルを通す穴を、リューターで削ります。
上下のケースを削って、ケーブルを通す穴を開けます。
Marさんから頂いた情報を参考に、手探りで削ってみましたが、無事にケーブルを通すことができました!
はんだを盛りすぎて、ケースが閉じ難くなったので、その分だけルーターでケース側を削って微調整しました。
どちら側もいざとなったら、はんだを溶かしてコードを外せる様に、ポン付けしました。
(そうしないと、クラッチ側のモーターゴムチューブ交換をする際に困ります)
因みにMarさんは、内部をこのように横着はせずに、専用のステーを自作されておられます。
流石です!
上下のケースを削り過ぎてケーブルが抜けそうならば、尻手ロープ穴にUVレジンを流し込むか、おゆまる君を突っ込もうかと思っていましたが、幸いプラス端子ステーに挟まれてキツキツでした。
これでリール本体側は完了!
Marさんのお陰で、リューター加工を僅か数分で終えることができました。
ありがとうございました。🙇🏻♂️
早速、USB昇降圧モジュールに接続してみました。
が、しかし!
このように普通に巻き上げできるのですが、強い負荷がかかるとモーターから「キュイーン♪」と異音が鳴るので、気になって使用は諦めました。
昇降圧モジュール側のアンペア不足や、過電流保護回路の作動が原因かも?
次の手段として、もっと単純な方法で挑戦することにしました。
再度、手持ちパーツをガサガサ!
工作用の電池ボックスがあったので、加工して使用することにしました。
直列6Vの電池ボックスの中を加工して、並列3Vに改造しました。
その際、付属していた配線が細いので、12芯に付け替えました。
スイッチは、電池ボックスから移植して100均Seriaのフードケース320mlに、M2×6mmの鍋ビスナットで取り付けました。
DCジャックとプラグも内径2.1mmの工作用として、ホームセンターで購入できる物です。
(ELPA朝日電機)
↑これです。
電池ボックスを、マジックテープ固定する単純な構造。
280mlのフードボックスでも電池ボックスは入ったけど、出し入れで配線に負担がかかりそうなので、ゆとりのある大きさにしてみました。
こちらは、特に問題もなく使用できました。
テスターで計測したら、1.5mくらいのケーブルによるロスは殆ど無いみたい。
完成です!
今週の休日はワカサギ釣りに行けなかったので、もう一つ簡単な物を工作です。
厳寒な朝方の氷上では、テント内の床冷えによって、穂先が凍ってクラッシュに泣かされてます。
今シーズンは、既に3本折りました!(ToT)
その対策に卓上モバイル扇風機を使って、ストーブの熱を温風暖房させてみたらどうだろう?と思いました。
寒さが厳しいと、ストーブの位置調整がシビアで難しいんですよね〜
↑使用したのはこちら
卓上モバイル扇風機は、同じような物が沢山あって迷いますが、こちらは羽根が大きくて送風量が多く、とても静かに風が送られます。
バッテリーも長時間使用できるようです。
職場や車中泊にも使えそう!
裏面には、100均一ダイソーの1mm厚PPボードを使い、両面テープで貼り付けました。
氷が凸凹でも倒れないように、ペグを取り付けました。
外径9Φのアルミパイプを切断して、コールマンテントの使わないペグ外径6Φを通してます。
ペグには内径5Φのゴムブッシュを通して、抜け落ちないようにしました。
袖は布テープを4枚重ねて強度を増し、中にPPボードの切れ端を挟んであります。
使わない時には、マジックテープで袖を収納できるようにして、ペグが下がらない位置にマグネットをボンドで取り付けて、固定できるようにしました。
実際にストーブを点火して、扇風機を使ってみました。
何と、弱めの風量に設定しても暖かい風が送られてきました!
かなり効果がありそうな感じです!
テントの天井からぶら下げて、熱を循環させても良いかも!
一酸化炭素まで循環させないように、注意は必要ですね!
また荷物が増えちゃった〜(^^;;
さてさて、
Marさんのお陰で、わかさぎ釣りの電動リールを外部電源化できて、
温風扇風機でテント内も暖かくなって、
めでたし、めでたし〜♪