2019年12月8日

12月に入って、十勝も冷え込む日が続いてきました。そろそろ、氷上ワカサギ釣りの準備をしてみようかなと、釣り道具のメンテナンスを開始しました。

すると、手持ちのアイスドリルアダプターに不具合を発見! 

氷上ワカサギ釣りのシーズンに突入すると、人気が集中する商品なので、欠品で支障が出ないように、早めに購入しました。


購入したのは、PROX(プロックス)から新発売されたばかりの、電動アイスドリルアダプターのロングタイプです。

旧MORA折りたたみ式ドリルにも対応した商品でして、当然ながら挿し込み式にも使用できます。

地元の大月釣具店さんのブログに、早くも入荷情報がありましたので、現物を見て即買いしました。


PROXの電動用アイスドリルアダプターのロングタイプ


ワカサギ竹穂先の自作に使用するガイドセット。こちらも大月釣具さんで購入。


今年もこのガイドを使用して、昨年と同じ物を作ってみようと思います。


コツコツと開始しました。

で、アイスドリルアダプターの方ですが、

私の以前のブログ内にもチョコチョコと登場しておりましたが、現在のところ、私はアダプターを装着した電動用アイスドリルを、既に3セット所有しております。


その中で、シーズン中に一番よく使うのが、ドリルにアダプターが直接に溶接固定されたタイプの製作者不明な中古品。

軽量コンパクトな上に、とても丈夫なので持ち運びが便利でして、前半戦60cmまでの薄い氷で使用しています。

次に、中盤から終盤戦までの厚い氷用として使用するのは、折りたたみ式ドリルを挿し込みへと改造し、釣具店オリジナルの鉄製アダプターを装着した物。

こちらも丈夫なので安心と安定感あります。素材が鉄なので、錆びやすくて移動中ズッシリと重いことと、落下防止バーが固定式なのがデメリット。


もう1本は、ネットオークションで購入した60cmのジュラルミン製の挿し込み式アダプターを改造して、旧MORA折りたたみ式ドリルに装着した物です。

こちらは、他の二本と比べると質感が頼りないので、現在は予備用として保管しており、結果として昨年は出番がありませんでした。

先日、そのジュラルミンタイプをチェックしている際に、長さ調整用の穴が、回転の捻れで変形していることに気付きました!



両面ともに、穴の端が金属疲労でプックリと変形しており、回転中に折れてしまうと、ドリルが水中落下の可能性もありますので、今後の使用は中止する事にしました。

更に、挿し込み式ドリルで使用している鉄製アダプターの方も点検してみると、チャックが少し曲がっている事に気付きました。ショックです〜

こちらは昨年購入したばかりでして、鉄製なので安心しておりましたが、チャック径が細い作りなので、意外にも弱かったみたいです。

ソリで移動中に立木に当るなど、強い衝撃を受けて曲がってしまった可能性もあります。

昨年購入した鉄製アダプター

チャックは削り出しで製造されたみたいですが、見た目にも少し細いんですよね〜!
おそらく8mm?くらいだと思います。(今は手元に無いので、感覚記憶ですが)

こちらは現在、知り合いの鉄工屋さんにお願いして、修理中です。

修理しても、今後はブレが出てしまうかも知れなく、強度も低下している可能性もあるので、シーズンに突入して在庫切れする前に、思い切って今回の新商品を購入する流れになりました。


本体はニッケルクロムモリブデン鋼(SNCM439)を使用していて、とても頑丈そうです!
チャック径も10mmありますので、安心です。

ベアリングを内蔵していて、落下防止バーと本体との分離回転が、とてもスムーズです。

ただし、重量が1.2kgありますので、ズッシリと重いのが難点です。

(PROX)底面
この新商品は、旧MORA折りたたみ式にも装着対応しているとの事ですが、底面の形状が平らな点が気がかりでした。

本来なら下の写真のように、旧MORAはハンドル側と本体先端側にはボルト溝があって、ガッチリとネジ締め固定できるように設計されているので、このように底面が平らですと、ボルトとの接触面が小さくなり、ガタが出やすいのでは?と感じていました。

もしも、そのような不具合があっても、ドリル本体を昨年のように、挿し込み式へと改造すれば使用できるので、即決で購入を決意しました。

(ジュラルミンタイプ)

で、今回の新商品を実際に装着してみると!

(PROX)
こんな感じでして、やはり隙間は大きめです。
しかし、どうやら固定には問題無さそうです。



この大きさならば、装着したまま折りたたんで、純正バッグにも入ります。


落下防止バーには、滑らかでクッション性のある素材が使用されていて、ベリーグッド!

このタイプの他にも、全長65mmのショートタイプも発売されております。

65mm?????
えっ、65mm?


メーカーのホームページの商品説明では、確かに全長65mmになっています!!

しかし、そんなはずは無いのです!
底面から下穴までだけでも30mmくらいはあり、チャック長も24mmくらいはありそうなのに、全長が65mmなんてありえません!

旧モデルのショートタイプでも、100mmはありましたしね!

不思議です〜!???

で、大月釣具さんで現物確認してみると、やはり100mmくらいはありました!笑

そして、私が購入したロングタイプも商品説明欄には全長465mmと記載されておりますが、実測値の全長は510mmでした。あらら〜

PROXさんって、いい加減でダメダメですね〜!

消費者にとっても、メーカーのセールスでも重要なポイントの一つなんですがね〜! 

自社製品の事が、品質管理も含めてチェックが甘くて、全然分かっていない事が多いな〜と、つくづく感じます。

PROXさんは便利なグッズが多いだけに、残念に感じます。

今はネットでの購入者も多い時代ですから、購入の決め手となる情報に間違いが生じていると、メーカーには返品リスクも発生しますし、購入者にも多大な迷惑がかかると思うのですよね。



ちなみに、長さ調整用の穴径をノギス計測してみると、7.8mmくらいでしたが、8mmのドリルビットがジャストサイズで入ります。


シャフト径は13mm

まだ実戦では使用しておりませんが、とっても良い商品に感じます。

以前のPROXのアダプターは、落下防止バーが固定式でしたし、より丈夫な素材になったので、かなり進化したと思います。


メーカー希望小売価格が、ロングタイプが8.000円(税抜)、ショートタイプが4.000円(税抜)となりまして、この手の商品としては格安に感じます。

大ヒット商品になる予感がします!

大月釣具さんには、まだ数本の在庫がありました。お近くの方で検討中の方は、お早めにどうぞ。

※ 令和2年11月7日更新

この商品は、落下防止バーを手で持って負担をかけると、ベアリング付近が外れる恐れがあるようで、注意書きシールが貼られています。

ドリルドライバーのチャックに、負担なく穴から上下したり、シャフトを手で持って移動できるように改造しました。


下側の穴にM8長ネジを入れて、ナットで固定して透明ホースを被せました。