ご希望があり、久しぶりに「般若心経」のセミナー
を行った。
受講された皆さんは、たいてい驚かれる。
これだけ唱えられる機会が多い経典でありながら、
殆ど意味は知られないままであるのは非常に不思議
な現象としか言いようがない。
この書は、ヨーガの書であり、私は早い機会に恩師の
アニル・ヴィディヤランカール先生にその教えを受け
ることが出来て幸せだった。
1998年のことである。
先生は、「般若心経」は、サンスクリット原文に触れ
なければ、決して意味は分からないとおっしゃっていて、
まだ、デーヴァナーガリ文字を習いたてではあったが、
本当に恵まれていた。
日本で唱えられるのは、玄奘法師の漢訳で、ジャパの効用
が大切なので、優先されるべきであろうが、やはり一度は、
サンスクリット原文から意味も知ってほしいものである。
拙著は、東方出版(株)さんから出していただいているので、
機会があれば、是非お読みいただきたい。(現在第2刷)
それから、「般若心経」の想い出は、何と言っても、アニル
先生のセミナーで、その都度、原文で唱えたことであり、また、
研究会の中に修験の方がおられて、蛇の倉山の修験道場へ連れて
行って下さったことである。朝のお勤めは、大太鼓とともに大音
量で「般若心経」を唱えた。この体験は、決して忘れられない思
い出である。
拙著の9冊は、相互に関連しています。
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なお、電子書籍版も併売になります。
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ニャーナ・ヨーガを、「私とは誰か?」の原典から紐解く。
「ウパデーシャ・サーラ」、「サット・ダルシャナ」の原典
からも。
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ブッダの言葉「ダンマ・パダ」と、「ゴーラクシャ・シャタカ」、
「シヴァ・スワローダヤ」の原典からタントラを紐解く。
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「般若心経」のサンスクリット原典解説。ブッダの「アーナ・
アパーナサティ」、マインドフルネスの原典より解説。
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「サーンキャ哲学」(後半)を「サーンキャ・カーリカ」原典
から解説。「バガヴァッド・ギーター」の精髄を原典より解説。
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「サーンキャ哲学」(前半)を「サーンキャ・カーリカ」原典
から解説。パタンジャリの「ヨーガスートラ」全詩句を原典
より解説。