さすもうかなり時間が経ってしまいましたが、南の海への一人旅も終わり平常生活。


それなりに色々あった。

事件でも、事故でもないけど、一人だとマイナスの受け止め方も2倍位になるのかもしれない。


早めに出発ロビーに。

明るくて好きなんだよねここのロビー。

乗ったスカイマークには可愛いハート

海はかなりな強風の影響で白波が立ってたけど。

予定通り飛んでくれて良かった!


途中から外は一面雲に覆われて、全然景色が見えなかった。


バスに乗って着くと暗闇にドデカく浮かび上がるベリッシマの船体。


来たよ、来たよ、本当に来ちゃった!

と一人で盛り上がってました。


写真を取ったり、眺めて感嘆したり。

この巨大なクルーズ船を前にして、それぞれ思い思いに楽しんでる人達が。


私は夜になってからの到着で、待つ事もなくスルスル〜と乗船の為のチェックも手続きも終わって拍子抜けでした。

地元の沖縄の人も多かったと思うので、もう殆どの人が乗船済みだったのかも?


空港以来余りに順調だったのが嘘のように、船に乗った途端想定外が。


貰ったばかりの乗船者用のクルーズカードが使い物にならなくて、ドアを前にして入室がお預けに。

スーツケースを届ける途中のスタッフを捕まえてやってもらってもやっぱり開かない。

つまり磁気が駄目って事?

その時「デッキ5」と「カウンター」と言われたのだけ理解できた。

貰ってた船内見取り図には確かその階にカウンターがあったのを思い出して駆け込んだ。

再発行してもらって、やっと入室。

日本語出来るスタッフが少ない不便さをここで初めて実感。

随分後でYouTubeに私と同じ磁気不良で交換されてた方がいるのを見つけました。

珍しい事ではないのかな?


こんな時もっと上のクラスのヨットクラブなら頼りになるバトラーがいるんだろうけど。

ただのファンタスティカクラスの私じゃ到底無理。

全て自分で訴えて解決しなくてはいけませんわ。


下船直前にも、あともう数mで下船できる所まで来てるのにまたデッキ5カウンターに帰れと言われた。

理由の説明も無く、意味が分からない。

多分説明できるだけの日本語が喋れない?

何で私だけ?と

自分で説明出来る英語力が無いので、カウンターに着いた途端、ためらう時間も惜しくて

「日本語できる人いませんか〜?」

と探して下船時にカードチェックでカウンターに戻れと言われたと告げてカードの中の情報を見てもらいました。

私は今までデポジットというのを使った事が無く、その仕組みも分からなかったのですが、下船する前に引き出さないといけないお金があると言われました。

あそこの機械でやってと言われたけど、そんなの使ったことのない機械で何をどうすれば良いかさっぱり。

何の罰ゲームですか、これは?

もうどんどん下船は進んでるし、空港までのバスを予約してるから置いてかれたら大変だし。

自力は即諦めて、身振り手振りで助けを求めて何とかやって貰う事が出来ました。

機械から出て来たのはドル札。

鞄に仕舞う間も惜しんで握りしめたまま全力疾走で下船口へ。

何とかバスに乗り込んだ時のホッとした事といったらなかった。


他にもオプショナルツアーを申し込んでたのにデッキに出たら気持ち良くて。

頭の中お花畑になっちゃって、すっかり集合時間を忘れてた事もありました。

置いてけぼりにされる寸前で気付いて、自分の部屋までまた全力疾走して階段もガシガシ登って参加チケットを取りに戻った事もあった。

慌てると自分が船首にいるのか船尾にいるのかわからなくなってしまって。

自分で自分を迷子にしてる感じ。

もうとにかく「必死」

集合場所にギリギリ辿り着いた時はゼーゼー言ってました。

お陰で無事、一番楽しみだった台湾ツアーに行けた!

ほんと、ジムで鍛えといて良かった。


物凄い階段を登っただけあって、なかなか良い景色になってました。


一旦船に戻ってから一人でふらっと台湾の街へ

隣はノルウェージャンジュエル。


少し歩くと駅がありました。




夜市の通りにあった建物。
何を祀ってるんでしょう?

二日目の沖縄の朝。

雲が多い感じで、スカッとはいかない。


この日は市の出してくれたシャトルバスで国際通りに行きました。

クルーズで頼んでた国際通りと首里城のコースは人が集まらず中止になったと船に乗ってから知らされて。

代案も考えてなかったし、どう過ごそうと困ってたので渡に船って感じで助かりました。

そりゃ地元の沖縄の人がわざわざこのコースに申し込む事は少ないでしょうね。

私としては凄く楽しみにしてたんだけどなぁ・・・


せめて国際通りだけでもと行ってみると、土産物通りと呼んだ方が良いんじゃないというお店だらけ。

私の想像してたのとはちょっと違いました。

この日はお土産の買い出し日と割り切って、あちこちの店を周りました。

お昼はサラッとカレーで済ませ、程々にして船に。

本当によく歩いて、クタクタ。

後は食べて寝るだけってのは本当に助かるぅ。


3日めの石垣島は割と良い感じで海が光ってました。

石垣島のクルーズターミナルに到着。

冬の冷たい風が馴染んだ身体には、暖かい南の空気の中でするデッキ散歩は最高に心地よかったです。


外は春のような空気感で期待で一杯でした。

6日間の日程の中で一番晴れた朝。

これぞクルーズだぁ!

って景色を初めて見た。


集合して竹富島へ行くためのチャーターバスに。

船を降りるとあっちもこっちも行列で。

行き先を見失いそうで、必死に前を歩く同じグループに続きました。


最初にユーグレナモールへ。

もうバスを降りてしまっているので

ここで下手に嵩張るお土産買っちゃうと、大変。

竹富島観光の途中もずっと持ち歩かないといけない羽目になります。

買わなくて正解だったと後で気がつきました。


それからやって来た船に乗り換えて。


遠くに見えるベリッシマ。

何処にいても目立つ存在感。

そして海が青い!


また乗り換えて今度はグラスボート。

余り覗き込むと酔うので気をつけてと言われました。

船底からしか見れないし。

でも酔うのは困るし。

悩まし過ぎる。


そしてやっと竹富島に上陸。


牛さんに引いてもらってガイドの説明付きで集落を回りました。

ブーゲンビリアがあちこちに咲いていて、生で見る風景は写真を切り抜いたような美しさ。

地元の人はここで普通に生活してる訳ですが、赤い瓦の屋根に珊瑚で作られた塀が続き、道は白砂が敷き詰められ。



電柱は丸太、木で出来てました。

何か現実離れした空間で、日本じゃないみたい。

正直、観光客が興味本位にズカズカ乗り込むのは

申し訳ないような気持ち。



そしてまた船へ戻るクルーズのルーティーン。


ベリッシマは広いので普段はのんびりお店を覗いてウロウロするのも楽しいんですけどね。

こんな穏やかな時間ばかりだったら良かったのに。

ショーも毎晩見に行きました。




美味しいらしいアイスクリームショップ。



記念に買おうか迷ったMSCのベアー。

各クルーズ会社で出してるようですが、私的微妙で辞めました。


日本の薬も色々売ってました。




免税店には名だたる有名ブランド

それに混じって資生堂とかジャパンブランドも。




行こうかどうか迷ってるうちに結局行きそびれたアウレアスパ。


私はバルコニーの部屋でしたが、椅子は潮風でネッチョリしてて参りました。

これもクルーズの現実。

途中から座る時はバスタオルを敷いて座るように。

13階でもこんなになっちゃうなんて思っても見なかったです。


前方の操舵室のすぐ近くの部屋だったので、バルコニーに出てるとクルーのおじさんが手を振ってくれたり。

デッキ14に設置された救命浮き輪?

何故そこに?


オプショナルツアーの出発時間帯によっては昼ごはんにありつけない事もあって。

船に戻る頃にはお腹がペコペコ。

こんな時こそビュッフェ!

船尾で美味しくいただいたり。

書き物をしたりして気ままに時間が過ぎていく。


ワッフルの上に右下のキャラメルバナナを乗せて食べるのが好きでした。


ハンバーグのお味は今ひとつ。

スイカの横はクスクスという料理で初めて食べました。

パラパラしてお米とも違う。

何で作られてるんだろ?と食べても分からなかった。

お約束のキャラメルバナナ

ビュッフェが一番気楽で良かった。


でも困った事に何かを取りに席を立つと、スタッフが直ぐに皿を下げに来る。

安全のためにバッグを待ってコーヒーを取りに行って帰って来たら、私の皿が無くなってて、違う人が座ってたなんて事もあり。

仕方なく別のテーブルを探したり。

混んでる時って空いてるテーブルは直ぐには見つけられないので凄く困りました。

スタッフは早くテーブルを空けて客を捌きたいのかもしれないけど。

何か使用中だと分かる仕組みを作って欲しいと思いました。


私に割り当てられたレストランでの夕食の時間は早い!

お陰で夜10時頃になると決まってお腹が空いて来ました。

胃の中が空っぽなのも酔う要因になるらしいし。

それの防止も兼ねて決まってビュッフェへ小腹を満たしに行ってました。

美味しそうなピザがどんどん焼き上がってるのを横目に、流石に寝る直前にチーズ系は胃もたれするよなぁと我慢。

でもそのお陰で?夜も酔わずに寝れて、朝もちゃんと食欲があったからこれで良かったんだと思った。

船首だから横になると荒れた日は結構揺れも感じる。

でも天然の揺り籠だと思って寝てた。

決して嫌いな感覚じゃなかったし。

船首で波を切り裂いて進むからか、海の上とは思えない、ガガガガっと突き上げるような振動が合間にきてちょっとドキッ。

飛ばしてたんでしょうかねぇ?

夜はベリッシマの移動時間ですから。




一人クルーズはかなりの割高。

200%はザラ。

私の参加したツアーはもう少し安かったですが。

出来るだけ出費は抑えたかったので船内Wi-Fiは買わず。

接岸したり、上陸中にのみスマホ使用。

食事もショーも無料を楽しむ!

ドリンクパッケージというのもあったけど、日割り計算したら割高だしお酒も飲まないからとパス。

でも特には困らなかった。

逆に元を取ろうとしたら、水腹になってしまいそう。

たった一杯買ったホットチョコレートで十分満足感を味わいました。

8ドルちょっと。

日本円で1300円位

生クリームがこれでもかと乗っかっててチョコが飲めない・・・

しかもホットなのにガラスに入って出て来た。

優雅な気分で飲ませて頂きましたわ。



一人旅の私の救いになってくれる良い出会いもありました。

旦那様の車椅子を押していた沖縄から乗船の陽気なマダムさん。

短い時間でしたけど、九分のオプショナルツアーでご一緒してくれた方。

この場を借りて、ありがとう〜


最終の寄港地の宮古島は天候不良と言う事で抜港になってしまいました。

そのまま船をゆっくりゆっくり進めて沖縄へ向かいました。

ほんと残念。



でも結局の所何が記憶に残ったかというと、トラブル。

必死に船内でやったトラブル対処が一番記憶に残ってる。


イエスとサンキューで済む事も沢山あったけど。

何とか自分で突破しなきゃならない時は泣きが入りそうだっだ。

良くも悪くもこれぞ一人だわ。


度胸試しは無事終了。


いつもベリッシマのレプリカを目印にして部屋に行ってた。

船首側に折れると私の部屋がある廊下に入る


結構無機質です。

所々にモノクロの写真があるくらい


夜には何かしらやっているデッキ6

一緒に踊って楽しかったのも良い思い出。

高級品ぽいエリアはいつも見るだけ。

酒もバッグも時計も要らないし。

でも楽しい。


飽きるほど往復したわ。




レストランでの朝食にもトライしてみた。

ここではいつもマダムと呼ばれます。

プレーンヨーグルトがとても美味しかった。

レストランだけど、メニューにはお粥もあり、普通に美味しかった。


何か困り事があるたびに駆け込んだ、受付カウンターのあるデッキ5。


今でもちょっとトラウマ。


この真上のデッキ7には旅行会社のデスクがあったんだけど、何階の何処という説明が乗船前の書類には記載されておらず。

通りがかって初めて知った。

あ、ここに居たの?

って感じでした。

各自旅行会社さんのカウンターが集中


他のツアー会社は数人体制でやってるのにう 私の添乗員さんはいつも一人で暇そうにしてて。

他と違ってホワイトボードも置かれず、デスクの対応もアッサリ目。

居ないことも多い。

会社としてどうなのよ?

次もここでと思える人はいないよ、こんなんじゃ。



それにしても私って方向感覚本当にダメダメで、簡単に迷子になる人だと痛感しました。

張り切って行った台湾でもスマホの地図アプリに助けられたし。


船の見取り図だって何度引っ張りだした事か。

帰る頃には折り目はボロボロになってました。


大変だったけど、心の中ではもう一回位は行きたいなと思うのが正直な所です。


最初にベリッシマに乗ってしまったから、それ以上小さいクルーズ船はちょっと物足りないかもしれないな。


飛行機の時間までめちゃくちゃ時間があったから暇つぶしにアウトレットと近くのイーアスと言うショッピングセンターに寄って時間潰し。

アウトレットは余り人がいなかった

土曜の朝にしては寂しい閑散な雰囲気。

ここはクルーズのオプショナルツアーのコースにもなってたんだけどな。

その時はもうちょっと賑わってたのかな?


スタバで最後に海を見ながらゆっくりしようとしたのに。

景色自体は凄く良いはずなのに、味気ないグレーでテンション下がりました。

ここから空港行きのバスに乗り込んで、ウミカジテラス辺りから雨が降り始めてしまいました。

あまり沖縄の良いところを見られないまま最終日が過ぎて行き。

青い海というピースは埋まらないまま終わっちゃった・・・

冬の沖縄地方なので仕方ないですが、本当に天気に嫌われてしまいました。



現在再建築中の首里城が完成したら、またトライしてみようかなと思ったりもしています。


多分また次も一人旅になるけど。