大きめの公園付近を車で通り過ぎるとき
公園の駐車場（有料）が満車で
長い駐車待ちの列ができていた
こんな風景は GWか花見や紅葉の季節しか
みかけたことがない
毎日 前の公園は朝から日が暮れるまで
キャッキャと声がしている
なんか不思議な光景
毎日 家族で公園遊びが日課になっている
一見 のどかな景色
明日から子供が在宅勤務
宅配便くるから受け取りお願い
と何度も言ってでかけたのに
ちょっと出れなかったと連絡が来る
は？あんなに言っておいたのに
腹が立つ
そのとき ふと思った
もし この自粛体制が
夫が亡くなってまもない頃の
子供が小さいときだったらどうだろう
公園や敷地内で毎日遊んでいる
子供連れのお父さんたちをみるのは
きっと 涙が出るほど辛いんじゃないかって
家族団らんを毎日 目の当たりにして
うちだけ 母子家庭だったら
心細さとともに 夫のいない寂しさや不安に
押し潰されていたかもしれない
そう思った
世間のお父さん達が在宅勤務やリモートワークになればなるほど
いつもよりも家族連れが目につく
シングルマザーの方はそんな姿をみて
辛いと感じるかもしれないなって
うちは もう子供が社会人なので
子育て世代とは関わらなくて済むけれど
同世代がまだまだ子育て世帯の母子家庭のかたは
大変だと思います
そこで 私は子供が1歳で夫が亡くなり
シングルマザーになってしまったわけですが
子育てで こうすればよかったと思うことが
ひとつあって
それは
当時 お父さんがいないからと
子供には不自由な思いをさせたくない
子供に苦労させたくない
と 必死に頑張りすぎていました
仕事 子育て 家事に全力投球
全てはこどものためにと
いまふり返ると
もっと お手伝いさせればよかった
親が大変な思いをしているのを見せたほうがよかった
そう思うのです
私は なんでも自分でしてしまって
辛そうな姿はみせないようにしていました
これは 子供の性格によるのだと思いますが
うちの子は
それが 当たり前だと思っていて
たまにお風呂掃除など頼むと
喜んで手伝っていたのは
小学校まで
それ以降は
やらなくなりました
勉強があったので頼まなくなったのもありますが
仕事で遅くなって帰ってきても
洗濯も取り込まず
寝込んでも 洗い物をしてくれるわけでなく
先日 私が寝込んだ時も
会社から帰ったら
自宅でずっとゲームしたり好きな時間を謳歌していて
私が元気になったら 食べっぱなしでゴミはそのまま
食器もそのまま シンクにおいたまま
注意したら ひとりの時間を楽しんでたのに
と文句言われ。。。
子供は親の背中をみて育つと言いますが
うちは みなくて育ったのか？
と思うくらい
いや 苦労してるとこをみせてこなかったせいで
母親は仕事も家事も塾の送り迎え
雨の日は高校の送り迎えを
するのは あたりまえ
だと思ってたんです
迎えにいって何十分も待たせていても
平気で友達としゃべってなかなか出てこない
母子家庭で母ひとりで頑張ってくれてる
なんて これっぽっちも
思ったことがないのでしょう
物心ついたときから
母子家庭だったので
それがあたりまえだった生活
父親が存在した生活をまったく知らないので
父親がいたときはどうだったか
という比べることを知らないから
この生活が普通だと思っている
ですから
まだまだ 子育て中のシングルマザーのお母さんへ
もっと お子さんに
大変なところを見せてください
苦労している背中をどっぷりみせつけてあげて欲しい
私は それをしてこなかったので
今になっても
子供は私が全部やってあたりまえ
引っ越しで会社勤めはやめましたけど
それまでは 子育てしながら働き家事をしてきたことを
なんとも思っていない
あたりまえの日常だから
いまだに 料理も作れないし
家に生活費を入れるとも言いません
この一点
つまり 苦労しているところを見せてこなかったこと
が 母親がやってあたりまえ
と勘違いさせてしまったという後悔があります
ですから
この自粛騒動で小さいお子さんが家にいるときを使って
思いっきり 手伝ってもらってください
お母さんが手を抜いてください
もっと休んだほうがいいんです
お母さんてひとりで大変だなって
わからせてあげて下さい
それが子供が小さいころに体験してわかれば
きっと 親の苦労を理解して育つのではないかと思うのです
うちは いまだに ウザ って言いますから。。。。
子供に苦労をかけたくないという思いが
あたりまえ という勘違いを生んだのでした
だから こんなときだからこそ
お子さんにお手伝いを思いっきりお願いして
普段 お母さんが大変だとわかってもらうといいかと思います
ひとりで 頑張りすぎると
私のように背負いすぎて潰れそうになってしまうので
適度に手抜きして
息抜きして欲しいとおもって
このブログを書いてみました
では また