振り付けが覚えられない新人さんあるあるについて | 広島・山口のフラ&タヒチアンダンス教室☆ポリネシアンダンスチームヘレモアナ代表MAKOのブログ

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☆美姿勢&スタイル矯正セラピストダンサー
☆ポリネシアンダンスチームHeremoana代表
☆広島・山口のフラ&タヒチアンダンス教室主宰
フラ&タヒチアンダンスを通じて心と体の綺麗を作るダンススクール講師Makoのブログです。

※長文です。

イントラさんやアドバンスの生徒さんは耳タコなお話ですが、少しお付き合い下さいね😊

新人さんは、とにかくステップやハンドモーションの「順番」だけを一生懸命覚えようとされます。

別に間違っているとか悪いとかいうことではないのですが、この方法では私でも振り入れに苦戦します。

昔受験勉強などで丸暗記した知識は試験が終わると忘れることが多いけど、理屈や背景を理解して覚えたことは意外に時間が経っても覚えてるというのと同じですね😉

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ではレッスン内で新曲指導に入る時、私はどうしているか少し思い出してみて下さい。

まずはデモンストレーションを見てもらい、歌詞カードをお渡しして歌の内容のお話をしていますよね?
ナゼ歌のお話から入るのか?

ポリネシアンダンスを踊る上で最も大切なのは、私達ダンサーは「ストーリーテラー」であるということです。

ダンスはあくまでもその「歌」を伝える「手段」なので、まず一番先にすべきなのは振り付けの順番を覚えることではなく、その歌を知ること・覚えることなのです。

現地のハラウ(スクール)でも当然歌の指導から始められます。
古典フラ(カヒコ)に至っては、正しくカヘアが言えないうちは踊ってはダメとクムから教わりました。

そう言えば私も最初は、歌を口ずさみながら踊っていました。
本来は踊るより先に歌えるようになることが理想的です。

とは言えタヒチ語やハワイ語は馴染みがないでしょうから、新人さんが歌いながら踊れるようになるには時間がかかります。

なのでせめて、その歌の物語を思い浮かべながら踊って下さいねといつもお伝えしています。

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先日のレッスンでも、あるパートが「覚えられない・いつも間違える」という声がありました😅

皆さんならそういう時どうしますか?
ひたすら何度もお手本動画を見てモーションの「順番」を覚える??

残念ながら、これでは体操と同じと現地の先生にがっかりされる踊りしか踊れなくなってしまいます😢

Mako教室では↑の時は、まずそのパートの歌詞を確認してもらいます。
歌詞の文章全てがわからなくてもいいです😊
1つでも2つでも知ってる単語を思い出してもらったり、その歌のストーリーを思い出してもらいます。

今回は同じメロディだけど歌詞が違うからモーションも違っていてゴチャゴチャになる💦が原因のようだったので、

最初のストーリーは
月が昇るモーション→次のモーションは美しい
つまり、夜空の月光が美しいと歌っているからこのような振り付け。

2回目同じメロディの時のストーリーは
渓谷(山)のモーション→次のモーションは寒い寒いと腕をさする
こちらは夜明け前の渓谷の情景を歌っているからこのような振り付け。

という風に皆で話しながら踊りました。
そうすると数回踊るうちに間違える生徒さんはいなくなり、私が言わなくても自分達で
「月が昇ってきれい」
「日が昇る前の山は寒い」
なんて言いながら踊るようになってくれました😊

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基本的に月イチレッスンのわが教室。
お伝えしたいことは山程あるのですが、一般教室のレッスンでは時間が足りず、正直お伝えしきれてないです😢

それを補う為にも研修会(WS)などを時々開催していますし、こうしてSNSでも発信していますので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

ポリネシアンダンス沼にハマってない生徒さんでも(笑)
もっと上手になりたい!と思われるなら、
今一度レッスン最初にお配りした歌詞をじっくり見ながら、歌を聴いてみて下さいね。

きっと素敵な情景が頭の中に広がって、観ている方に想いが「伝わる」踊りに近付いていけると思います💕