シミ |  知り合いの9割以上は...並以下だ!

 知り合いの9割以上は...並以下だ!

  知れば知るほど薄くなるのが人間の価値...最初から長持ちしない

世界は最初から

ボクの努力などカウントしていない

 

流した血は

コンクリートに吸い込まれて

ただのシミになる

観客席のパイプ椅子は

最初から錆びるためだけに並べられていた

 

画面の奥で

キミが削った寿命が

ただのログイン履歴として

消費され消えていく

 

だから

報われるという言葉はシステムが用意した嘘だ

 

柱時計の秒針が

ボクの骨を規則正しくやすりで削り落としていく

その痛みの外側で

窓辺の信号機だけが

等間隔に青と赤の光を吐き出している

 

部屋のスイッチを弾く

親指の腹に残った

安っぽいプラスチックの冷たい残響

闇は

ボクがそこにいなくなったことに気づいていない