意味もよく分からないまま、夜だけがやけに静かだ。
自滅っぽい安心感に体を預けると、
考えなくていい分だけ呼吸が少し楽になる。
理性が少しずつ剥がれて、
本音みたいなものがうっすら見えて、
本当は誰かのせいにしたいのに、
なぜか傷つく役だけは他人に譲らない。
意気地無しだって分かっていても、
その自覚すらどこか他人の話みたいで、
時間が止まったみたいな瞬間に逃げ込もうとする。
窓の外の赤信号がずっと点滅してる。
進めとも戻れとも言わない感じが、今のボクだ。
終わらせる勇気もないし、ちゃんとやり直す覚悟もない。
ただ崩れないようにバランスを取ってるボクが、
一番みっともない。
それでも朝は来て、世界は普通に動き出す。
その中で、まだ消えきれないボクだけが、
少し遅れて立ったまま、
順番なんて来ないと知りながら、立っている。