僕が第二クールのFC東京に負けた理由(わけ)
・勝てば勝ち点6の効果がある「シックスポイントマッチ」・・・なんだけど、お互いの気持ちで最初に立つのは「勝ちたい」よりも「負けたくない」なんですよね。はい、これは前回も同じ話をしました。でもね、今回は「東京ダービー」なんだ。順位とか関係無いのだ。FC東京には勝たなければならない。そして、それは相手も同じ気持ちなのだ。この試合はとにかく「テンション」の高い、バッチバチに中盤での削り合いを魅せてくれた。
-FC東京メンバー- Mヒアン 長倉幹樹 (小柏 剛) (野澤零温) ギリェルメ 遠藤渓太 (佐藤恵允) 高 宇洋 橋本拳人 (小泉 慶) 室屋 成 森重真人 ショルツ 長友佑都 (安斎颯馬) 金 承奎 監督:松橋力蔵 SUB:波多野 豪、岡 哲平、土肥幹太、エヴェルトン -東京ヴェルディのメンバー- 染野唯月 (寺沼星文) 唐山翔自 齋藤功佑 (福田湧矢)(内田陽介) 新井悠太 森田晃樹 平川 怜 稲見哲行 (食野壮磨)(熊取谷一星) 谷口栄斗 深澤大輝 宮原和也 マテウス 監督:城福 浩 SUB:長沢祐弥、林 尚輝、鈴木海音、平尾勇人
・忘れてはいけないのが、あくまでも「15位」vs「16位」だという事。どちらも攻守ともに何らかの原因で上手く行っていないチーム同志の戦いだ。どちらも得失点差はマイナス12。ヴェルディは攻撃が、FC東京は守備に難点を抱えているチームの戦いだ。こういう試合だと「引き分け」やすいんだよなぁ。っていう感じで観ていました。しかし、前半16分のヴェルディの攻撃で齋藤のロングシュート一発! これはクロスバーへ直撃で得点ならず。この後も左サイドを唐山が勝負をしかけて決定機。ヴェルディにチャンスが来るというのは意外な展開。我慢の展開になるものと思っていたが、狙い通りの0-0で前半を終えた。FC東京に持たせておくのは想定内。
・今のヴェルディで得点の気配を感じるのが松橋と唐山だ。この試合では松橋が出場停止ではあるが、唐山はスタメンで試合に出場。ここまでの印象では必ず決定機が訪れているという点が特徴。ただ、線の細さからか横からの当たりにやられている印象もある。ただ、この試合では更に特徴のあるドリブルを披露。前にスペースがあると判断すると、大きなスタンスで前へ運ぶタイプのドリブルで抜く。かなり特徴的ですね。ただ、このドリブルが意外とFC東京の中盤を切り裂いた。得点にこそならないが、ここでの中盤の打開があると久しぶりにヴェルディの「スーパーカウンター」の片鱗を見た。斎藤のミドルシュート、稲見のカットインシュートなども展開された。今後の戦いにやはり「唐山」は面白い存在になりそうだ。
・・・・勝ったのは結局のところ、FC東京が1-0なのだ。しかし、このゴールに関しては「ヴェルディがコレをやらないといけない」点だと思う。まさに「ワンチャンス」を物にして勝つ。これで勝ちたかった。GKのロングボールをヒアンが落として、長倉がGKと一対一。左足アウトサイドループシュートでゴールイン。ってか、存じ上げないんですが、この人だれ? 6月に浦和からレンタルで来た方ですが、9試合で4得点だそうです。今シーズンのヴェルディがなかなか結果が出ないのは、まさにこの「スーパーカウンター」ですよね。これが無いのが物凄く痛い。守備をしているチームの唯一の心の支えですからね。これがあるから守り切れる。ワンチャンスがあるから。

・・・・あー、非紳士的行為なんですか。まぐはサッカーのルールをまだ分かってないみたいですね。ってことは、ブルーロックで吉良くんは最後にイガグリくんに当てるのはダメみたいですよ。吉良くん、やっぱ詰んでた。ヴェルディの選手が倒れてる所に長倉選手が当てて外に出したんですね。ここで大揉め。なぜか、一番先に行った森田があちこち吹っ飛ばされてたんだけども、こっちにはお咎めなし。VARでの確認はここかな? んで、結果的には当てて出した長倉選手にイエローカード。ちゃんと審判が説明をしていたのは良かったかなと思います。
FC東京 1-0 東京ヴェルディ
得点者:長倉
MOM:FW長倉幹樹(値千金の先制点、そこでループを選択するとは)
MOM:DFショルツ(森重警告後は染野対応、まぁ勝てないわな)
MVP:FWマルセロ・ヒアン(恐くは感じないがアシストなのよ)
MVP:GK金 承奎(スーパーカウンターなのよ)
MVP:MF唐山翔自(2度目)・・・ヴェルディで一番存在感を発揮、ミドルはせめて枠内で
MVP:DF谷口栄斗(3度目/通算7度目)・・・クラッシャーやね、でもそれでいい
MVP:MF森田晃樹(6度目/通算33度目)・・・縦パスぼんぼん出してた、唐山・斎藤には通るのに
・・・・長倉のループ以外は0-0が妥当なぐらいに決定機の少ない試合でした。やはり、どちらも下位のサッカーなのよね。FC東京は前からのプレスが効いていない、中盤が簡単に通っていたし、真ん中をオープンにし過ぎていたかも。ヴェルディが相手だから失点にならないけど、上位陣にはここは狙われそう。ヴェルディに関しては、サイドからのクロスの質に拘りたい。ほとんどのクロスが「ニア」で引っかかっている。もう一山越えないとゴールにはならない。そして、受け手側にも問題があって、誰も「ニア」に居ない。誰かがニアに走り込まないと、真ん中のマークがズレを起こさない。目の前に誰かがふっと入ってきたら、CBだってちょっと前に釣られるんだね。でも、誰も居ないとどっしり構えてクリア出来ちゃう。うーん、今ならむしろ染野がニアへ突っ込んだ方が、相手のCBも多少は混乱してくれそう。