僕が浦和と分けた理由(わけ)
*今回は観に行ってません
・埼スタのお話。2試合連続で5万人なんて何て幸せなんでしょうか。サッカー選手冥利に尽きるんじゃないでしょうか。ヴェルディは浦和のホームでの成績はあまりよろしくありませんね。でも、かつてまぐも観に行った延長での米山のロングシュート。駒場がしーんと静まり返ったのは忘れられない。また、この浦和のホームで静まり返る様を見てみたい・・・ただ・・・見えない。DAZNだと見えないんだ。向こう側が眩しくって見えない。ヴェルディの白いユニが反射して見えない。
-浦和レッズのメンバー- サンタナ 関根貴大 (興梠慎三) 松尾佑介 (岩尾 憲) 小泉佳穂 伊藤敦樹 (大畑歩夢) グスタフソン 渡邊凌磨 ブラテン ショルツ 酒井宏樹 西川周作 監督:ペア・マティアス・ヘグモ SUB:牲川歩見、佐藤瑶大、中島翔哉、高橋利樹 -東京ヴェルディのメンバー- 木村勇大 (山田剛綺) 染野唯月 齋藤功佑 山田楓喜 (河村慶人) (翁長 聖) 見木友哉 森田晃樹 (綱島悠斗) 深澤大輝 谷口栄斗 林 尚輝 山越康平 マテウス 監督:城福 浩 SUB:長沢祐弥、千田海人、山見大登
・浦和の陣容・・・補強しまくり。フットボールマネージャーか!!ノルウェーの新監督ヘグモさんは1989年からの監督キャリア。ただ、その陣容は育成世代ばかり。申し訳ないが「ローゼンボリ」以外は知らないんだ。どういうツテでこの監督に行きついたのかは知らないんだが、きっと立派な方なのだろう。現在の浦和の外国人選手は北欧にルーツのある方を獲得しがち。ホイブラーテン、ソルバッケン(ノルウェー)、リンセン(オランダ)、グスタフソン(スウェーデン)、ショルツ(デンマーク)など。更に3トップはそっくり入れ替え。理想のスタメンでは左がソルバッケン、真ん中がチアゴ・サンタナ、右が前田。前田と中島はヴェルディユースでの同期。阿吽の呼吸というか、黄金連携というか。何らかのコンビネーションでゴールはありそう。結局、まぐが感じるのはチアゴ・サンタナのおかげで急にJ2な感じもするのよ。そこは対戦済な訳で。
・前半はヴェルディのやりたい事は出来ていたかなと。クロスの精度は問題ではなく、中の人数が足りていようがなかろうがクロスはタイミングであげると決まっている。その割に決定的なクロスのシーンはあって、主に齋藤からのチャンスメイク。これはマリノスの時もそうだったけど、齋藤は比較的相手からマークをされていない。この試合でも主にフリーであった。選手をフリーにしないっていうのはJ2の合言葉だが、J1では攻撃的な選手がその選手のマークに行かなくても構わない様だ。ここがヴェルディにとっては点の取れるチャンスでもありそうだ。そして、ヴェルディのセットプレイだ。ニアを蹴る、ファーを蹴るっていうボールが非常にシンプル。ファーに蹴る時はハイボールでふわっとしたボール。意外とこれが浦和のDFが対処に困っていた。2回か3回ほどヴェルディが先に触れていた。そこからのタイミングでFWの木村が反転ボレー。京都からのレンタル組が凄いんですけど・・・。
-東京ヴェルディのメンバー- 山田剛綺 染野唯月 翁長 聖 河村慶人 見木友哉 綱島悠斗 深澤大輝 谷口栄斗 林 尚輝 山越康平 マテウス
・浦和の方は後半でもいまだ攻撃が不十分。まだ戦術が浸透しないという感じですね。だからこそ、この試合では追加点を取りに行くカタチが欲しかったですね。サイドからのクロスの回数も減ってしまいましたし、かつて得意だった「ヴェルディのニア」も出てこなかった。あれは蹴る事でCKを取る回数も減るので、そういう意味では浦和のノープレスがきっかけでヴェルディも早めの攻めを展開できなくなっていた・・・何と皮肉な。浦和の調子が悪いところに付き合ってしまった格好。もっともっとサイドからのクロスを展開しても良かったかも。後は森田の決定機でしたね。どフリーだったのでワントラップしてもまだ余裕があった。それを「フリー」って言ってあげて欲しいけど、それすらもきっと聞こえないのが浦和のホームなんでしょうね。
・うーん、またですか。この試合も1-0でヴェルディが勝利するという画は描けてましたね。ただ、調子の悪い浦和相手にボールを保持するシーンが無くなったのは問題ですね。カウンターを取りに行くっていうだけでなく、ボールを相手に渡さない状態を増やしたいですね。ボランチで綱島が入った際には強度を求めていれたんだろうけど、人から奪うというよりかはどちらのボールでも無いものを拾いに行く選手が欲しかったですね。クリアする側もセカンドボールを拾えてしまうボールが多かったかなと。若干、PKの部分は山越の方が先にボールに触ってる気がするんだけども・・・VARで審判が見に行った上で「やっぱりPKです」ならいいんだけども。ちょっと2試合連続でPKってのがねぇ。そして、この後も2-1にするのか、1-1で終わろうなのかはやはり曖昧でした。浦和がもうちょっと好調であったなら、残りの時間は危なかったかと思う。5バックにするべきか、流れを変えた「中島翔哉」を止めるべきか。何かしらメッセージ欲しかったかなと。むしろ、そのメッセージは残り5分ぐらいでやるべきかな。もう次の試合ではPK取られない様に。
浦和レッズ 1-1 東京ヴェルディ
得点者:ショルツ / 木村勇大
MOM:MF大畑歩夢(唯一勝負する姿勢があった、山越は見えて無かった)
MOM:MF中島翔哉(流れを変えた、ボールを落ち着かせるし、クロスの精度も抜群)
MOM:FW木村勇大(初選出)・・・反転ボレーは見事、後はもうちょっとキープ
MVP:DF山越康平(初選出/通算9度目)・・・木村へのアシスト、ファーでハイボールを競るのは負けない
MVP:MF森田晃樹(初選出/通算22度目)・・・あの決定機、サンタナを止めたり、支配の部分で
MVP:FW興梠慎三(ゴール前での仕事より中盤での安定感、ダブルタッチキープなど)
・試合としては1-1の引き分けは妥当じゃないな。やはり、勝てなかった事は悔やまれる。今後、浦和は成熟してくれば強くなるのは必定。勝ち点3を最初に取るのはここだった。中島翔哉投入後は浦和のボール回しが落ち着いてキープ出来る様になった。それまでは「攻め急ぎ」なのか「監督の指示」なのか簡単にボールを手放していた。しかし、ここから浦和は波状攻撃をみせる。中盤で一旦落ち着きをもたらしたのが中島翔哉だった。更にクロスもサイドの選手じゃなくて中島翔哉があげていた。これがまた精度がいい。誰も触らないクロスだったが危ないのもあった。そして、裏を返すとこの時間で交代したのが森田晃樹なのだ。つまり、試合をコントロール出来る選手を入れた浦和と、外したヴェルディで局面がガラリと変わってしまった。試合ってのはこういうもんなのかな。ま、守り切れれば、それも杞憂に終わるんだけども。浦和が優勝候補と言われてるそうだけど、この感じを見ると優勝を狙うのは来年以降で、今は選手の組み合わせの最適解を探す旅で終わるんじゃなかろうか。早く正解が見つかるといいね。
・この展開だと開幕戦のフリが効いていたので、最後に中島翔哉のカットインシュートで負けたら発狂しかねん。