僕が第二クールの水戸に分けた理由(わけ) | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

僕が第二クールの水戸に分けた理由(わけ)



・4月12日からリーグ戦でのホームは勝ってなかったんですね。にもかかわらずアウェーでは連勝街道に乗ったりと内弁慶ならぬ外弁慶なヴェルディ。うーん、家では真面目ないい子なのに、学校ではオラオラしてるって感じ? まぐがここ最近言ってる「負けたくない vs 負けたくない」だと勝てなくて、「負けたくない vs 勝ちたい」だと勝てるっていう構図がそのまま当てはまっております。カウンターチームによくある現象。それを打開する為に城福監督はなかなかの奇策をやってきましたが、これで勝ち点3を取れたら打開出来るかなって思ったんだけどもね。
 

     -東京ヴェルディのメンバー-

       染野唯月
             山田剛綺
            (白井亮丞)
 北島祐二              中原 輝
(甲田英將)

       稲見哲行  森田晃樹
            (山越康平)

 深澤大輝  平 智広  林 尚輝  宮原和也
      (綱島悠斗)(西谷 亮)

          マテウス

監督:城福 浩
OUT:飯田雅浩、加藤 蓮


    -水戸ホーリーホックのメンバー-

       草野侑己  安藤瑞季
      (寺沼星文)(井上 怜)

 小原基樹              鵜木郁哉
(高岸憲伸)            (永長鷹虎)

       杉浦文哉  武田英寿


 成瀬竣平  山田奈央  松田佳大  村田航一
(石井隼太)

          山口瑠伊

監督:濱崎芳己
SUB:春名竜聖、田辺陽太

 


・まず、スタートから神セーブをありがとう。直接FKを武田選手がシュート。あえてのマテウスがいる方へ蹴ってましたね。一歩でも逆に足を持って行かれていたら入るやつ。いやー、危なかった。水戸は前半からフラットな4-4-2で真ん中のスペースを減らしつつ、最終ラインを高く設定する事で中盤でボールをこそぎ取るみたいなサッカーですね。ただ、ヴェルディもそれは研究済。最終ラインでボールを展開しても、水戸は前線からのプレスをやってこない。フラットな4-4-2なので前から奪いに行くと、真ん中空いちゃうんだよね。なので、プレスをしない。そこをヴェルディは最終ラインからのパス回しからのロングボール一発。最終ラインの裏へのボールを多めに展開していました。山田が1度、相手のGKの飛び出しミスを誘ってのループがありました。これは決まって欲しかったかな。お互い前半はこんなもんでした。1回づつの決定機。

 

 

 

      -東京ヴェルディのメンバー-

 深澤大輝 北島祐二 染野唯月 山田剛綺 中原 輝





        稲見哲行  森田晃樹


     平 智広  林 尚輝  宮原和也


           マテウス

 


・前半はお互いの意見が合致しましたね。それが「0-0の時間を長くする」「ミラーゲーム」・・・だったんだけども、ヴェルディがそれを裏切りましたね。途中でヴェルディが5トップ?ってぐらいに前線へ選手を配置するという作戦に。相手がプレス無し、最終ライン高いんだったら、ゆっくりでもいいので前線に入り込んでしまえと。まるで5レーン理論みたいな考え方。ただ、水戸もこれに合わせてSMFがSBの横に入るとか、DMFがCBに入るとかはしなかったんですね。ヴェルディの作戦には乗らないとばかり。だから、いつか刺さるんじゃないかと思ったんだけども、これで決定機が訪れる事はありませんでした。面白い作戦だったんだけどもね。


・前半に奇策を展開してきたヴェルディの一定の効果はあった様です。後半にすぐさま水戸が変更します。それが・・・プレスしてきたw・・・やっぱ、あの変態5トップは嫌だったみたい。ただ、ここからお互いの監督の想定外の展開になってしまいます。冒頭でも紹介した通り、「負けたくない vs 負けたくない」をやってしまうんですね。ヴェルディはそれではダメなんですよ。勝たないといけないので。しかし、そういう考え方を持ってしまうと、今回の試合みたいになります。それが「オープンな展開」ってやつですね。これだと「どっちが勝つか分からない」という展開になってしまうので、城福監督はあんまり好まないと思うんだけども。結果的にそうなっちゃったのか、それともそこまでしてでも勝ちたかったのか・・・聞いてみたいですね。水戸は右サイドが活性化され、村田からのクロスに石井がシュートも外へ。スルーパスからど真ん中を割って、高岸のGKと一対一のシュートも外へ。うん、まぁ、枠に飛ばなかったので負ける感じはしなかったけど決定機でしたよ。やっぱ、ワンチャン決めないとね。


・先ほども言いましたが、「どっちが勝つか分からない試合」・・・なんですね。つまり、ヴェルディが勝つという画も浮かんでたんです。それがFW染野でした。まずは水戸が攻め込んできたという事はカウンターを取れる様になるという事。そのカウンターからPA内左エリアから染野が突破。キックフェイントで切り込んでからの右足。まぁ、ちょっと相手には読まれてましたけども、足を振れたので決定機でした。更に右サイドからのFK。真ん中で飛び込んだ染野はどフリー。むしろ、枠内に飛ばせなかったのが驚き。顔を振って叩き付けたかったんでしょうね。顔の側頭部に当たってたので難しい方を選択しましたかな。91分はもっとも期待値の高い決定機でした。右サイドからのクロスにニアへ入ってのダイレクトシュート。置きに行ったかの様な、足をしっかり面にしたかの様な、落ち着いた振り足だったのに浮きましたね・・・入ったかと思った。うん、まぁ、枠に飛ばなかったので決まる感じはしなかったけど決定機でしたよ。やっぱ、ワンチャン決めないとね。お互いにね。


東京ヴェルディ 0-0 水戸ホーリーホック
得点者:無し

MOM:GKマテウス(9度目/通算23度目)・・・直接FK、あれ入ってたらヤバかった
MVP:FW染野唯月(初選出/通算2度目)・・・どれか1つ決まってたら

MVP:MF武田英寿(水戸が攻撃出来てたのは彼のおかげ)
MVP:FW安藤瑞季(ポストはされまくったな)
MVP:MF高岸憲伸(ワンチャン決めてたら)
MVP:DF石井隼太(ワンチャン決めてたら)



・「どっちが勝つか分からない試合」・・・ラモス監督を思い出しますね。彼の場合はマジでこれを狙ってやったからね。サイコロ振って出たとこ勝負。マジでお互いに決定機がありまくり。まぁ、こんなサッカーを城福監督は狙っていなかったんでしょうね。試合後のインタビューでは、神妙にしているというか、観念しているというか。今までは選手の気合が足りんとばかりに怒ってる印象なのに、今回はそんな感じじゃなかったんですよね。選手層の問題と言ってましたが、前半での奇策は良かったんだけども。ただ、そんな感じに偶然なってしまったけども、ワンチャン決めて勝ってくれればってとこだったかな。