僕が第1クールの山口に勝った理由(わけ)

・山口のGKは全員出場した感じですかね。開幕は関、7節から8試合は吉満、ここ最近は寺門選手。この試合で途中出場でチェ・ヒョンチャンと。チェ・ヒョンチャンは結構前へ飛び出すタイプの様ですね。さて、レギュラー取りなるんでしょうか。それにしても、まぐったら足が線にかかってるからどっちだろうとか申しまして、考えてみれば線に足を残して手でキャッチする人なんか見た事無かったね。ただ、まぐはこういうルールどっちだったかな?で済むけど、線審はさすがにそれじゃダメだからね。もしかして、まぐと同じでルール分かってなかったんじゃないの?なんて勘繰ったりして。だって、ボールは明らかに外だったしね。
参考文献:【ゴールキーパーにはハンドは存在する?】の「ペナルティエリア外」に掲載
https://activel.jp/football/x6H1U
-レノファ山口メンバー- 皆川佑介 梅木 翼 (野寄和哉) 高木大輔 五十嵐太陽 池上丈二 (ヒョンチャン) (神垣 陸) 矢島慎也 石川啓人 ヘナン 前 貴之 生駒 仁 (沼田圭悟) (高橋秀典) 寺門 陸 監督:中山元気 SUB:山瀬功治、大槻周平 -東京ヴェルディのメンバー- 山田剛綺 河村慶人 (阪野豊史) (佐川洸介) 北島祐二 バイロン (加藤 蓮) 森田晃樹 稲見哲行 (西谷 亮) 深澤大輝 綱島悠斗 山越康平 宮原和也 (加藤弘堅) マテウス 監督:城福 浩 SUB:飯田雅浩、奈良輪雄太
・J2で失点の少ないチームと、失点の多いチームでの対戦となりました。その様な試合で先に失点が少ないチームが先制していては試合は難しくなる。そもそも、ヴェルディは前半に風下に立ち、0-0の試合を作りながら、風上に立つ後半勝負がプランであっただろう。良い意味でそのプランは崩れた。電光石火の攻撃ではあったが、今までのヴェルディを見ていれば通常営業である。右サイドを人数をかけて突破し、宮原のアンダーラップからセンタリング。ここもフリーだ。ニアに飛び込んだ河村のヘッドで先制。バイロンの動き、宮原の動きなどに対応していない所を見ると、「vs ヴェルディ攻略法」の様なものを構築する監督ではなさそうですね。前半は引っ掻き回されてましたよ。
・足を面にするってやつよね。全力で走り込んでるからこそ、足を振らずに当てるだけにとどめると威力も勝手に上がるのよ。でも、そんな事を考えてプレーしてる河村は河村じゃないね。え? 次も思いっきりボレーしろって。違う違う。河村らしいプレーをするなら、あそこは超低空ダイビングへッドでしょ。そっちの方が入る。さて、3点目の話が先に出ちゃったけども、2点目も早かった。これも同じ右サイドからの崩し。バイロンから北島、これをスルーして飛び越えた森田へスルーパス。森田もヘナンの足元をよくみて股抜きのグラウンダー。ここにファーサイドで飛び込んだのが「超攻撃的サイドバック」の深澤だ。一応、研究してないのかな?って思ったけど、多少なりとも研究してた後はあったね。ここで深澤のマークにウィングの大輔が着いてきてた。まぁ、残念でした。
・さて、問題のシーンです。この試合ではヴェルディの方がいつも通りにプレーしてるだけで勝手に戦術が刺さる格好でした。前節、3-4-2-1を試しつつも、この試合はボックスの4-4-2。河村が山口のキーマンである矢島を徹底マークしてました。これで攻守を分断してましたね。4バックが困って【サイドバックに預けたら】が合図なのでプレス開始。もう1つが【GKにバックパス】も合図でしたね。トラップするまで待ってからのチェイシング。そういえば、問題を起こす前のシーンでこのGKトラップミスしてるんですよ。別に相手ボールにはなっていないのです。ただ、トラップするとボールを浮かす癖がある。なので、ボールが落ち着くまで次のプレイが出来ないんですね。ここが山田に捕まった原因ですね。山田も相手CBを背中で切りながらGKへチェイスするので、1人で2枚か3枚のパスコースを切りながらのプレス。ここは城福監督仕込みなんでしょうね。そこであの転倒も出てしまったと。後はバイロンのシュートがちょうど手で触りたくなる位置なのよ。「反射神経」が良すぎて手が出てしまった。
-レノファ山口メンバー- 皆川佑介 梅木 翼 池上丈二 矢島慎也 石川啓人 ヘナン 前 貴之 生駒 仁 高木大輔 ヒョンチャン
・まぁ、結果論ですけどもGK退場になってなかったら2-0どころか大量得点もあったかもしれない。むしろ、退場になったからこその2-0止まりかもしれない。後半は風上に立ってるのでカウンターでの最終ライン裏のボールは刺さるはずだったのよ。実際、バイロンの裏は何本もパスが通ってた。でも、CFがGKと一対一になるボールは?・・・そら、真ん中は5バックなんで難しいですよ。ヴェルディのサイド攻撃を完全に封じましたね。ただ、山口さん。うちは城福監督なのよ。「相手が来ないなら、こっちから仕掛けません」って。なので、その後は波風立たないまま時間だけを消費していくという、過密日程において「試合を流す」という最善の方法で勝ち点3を獲得。最後の最後でバイロンがパスカットされた所だけが危うかったかな。ちなみに山口さんは残り5分で初めて4バックに戻して攻めの姿勢を見せましたとさ。この残り5分で逆に3点目入るかな?とか思ってました。
レノファ山口 0-2 東京ヴェルディ
得点者: 河村、深澤
MOM:DF宮原和也(3度目)・・・今はアンダーラップって言うんだよ
MOM:MFバイロン(4度目/通算5度目)・・・退場を誘発、後半は戦術バイロンだけ
MOM:FW河村慶人(3度目/通算6度目)・・・ゴールへの嗅覚はある、後はちゃんと当てるだけ
MOM:DF深澤大輝(4度目/通算7度目)・・・大輔を振り払ってのゴール
MVP:MF森田晃樹(初選出/通算15度目)・・・深澤が決めたからまた宮原のアシストかと思ってた
MVP:DF山越康平(4度目/通算16度目)・・・後半のロングボールは風上も相まって余裕の対応
MVP:DF生駒 仁(あのロングループ、決まってたらスーパーゴールじゃん)
・ま、過去には4-3なんて試合もあるので、大量得点は望まずに勝ち点3を望みましたと。余裕のパス回しで試合を終わらせました。かつてのヴェルディだとあそこで無理矢理ワンツーとかで崩そうと試みるのですが、それがかえってカウンターで相手の攻撃チャンスを与えてしまっていました。しかし、今は相手の守備が蓋をしたのを見計らって、余裕の横パス、バックパスなんですね。今までは文句やヤジも出るぐらい「横パス」「バックパス」を嫌ってた方もいましたが、城福監督において「崩す必要が無い時はバックパスOK」なんですね。完全に「試合を終わらせる」というのを選んでました。監督の「出来れば、3点目欲しかったです」っていう言葉の笑みの後には「それでもリスクは背負いませんけど」とか「相手攻めてこないんかい!」って言葉が続きそうでした。