アルテタ先生の特進コース25時間目 / 今はプランB、プランCを育成中なのです
・いやー、凄いね今のアーセナルは。ここまでアルテタ監督はレギュラーを固定して戦っているので、ほとんどメンバーが同じなのです。しかし、昨年のあの出来事をお忘れですか? そう、右サイドの冨安、左サイドのティアニー、アンカーのトーマスまでが負傷離脱。そして、急に調子を崩して4位から転落していったのです。だから、レギュラーを固定して最後まで戦うのは危険なのです。んで、このレスター戦がまさにその時の為の「プランB」を試しているのです。育成中、練習中なのに、これで完勝出来るってのが凄いのよ。
-レスター・シティメンバー- イヘアナチョ バーンズ (バーディ) テ テ (ティーレ) プラート デューズ (ダ カ)エンディディ (ソマーレ) クリステン ファース サウター カスタニュ (ペレイラ) ウォード 監督:ブレンダン・ロジャーズ SUB:イベルセン、アマーティ、トーマス、メンディ -アーセナルのメンバー- トロサル (エンケティア) マルティネリ Gジャカ ウデゴー サ カ (トーマス) ジョルジ ジンチェン ガブリエル W・サリバ ホワイト (冨安健洋) ラムズデール 監督:ミケル・アルテタ SUB:ターナー、ティアニー、キヴィオル、ホールディング、スミス・ロウ、ビエイラ

・まず「プランB」・・・というか、「プランC」かもしんない。Aはジェズスだしね。この試合ではCFに「トロサール」を起用してみた。ブライトンで序盤に活躍してた頃はCFでの出場が多かった。なので、問題なく起用してもいいとは思う。ただ、本人のポテンシャルを最大限に活かすのなら、左WGがマストだとは思う。でも、こういうのはどんどん試してみたい。ベン・ホワイトが相手GKのお手々を繋いでしまったせいでノーゴールになったけども、トロサールのカットインシュートの破壊力は凄まじかった。あのコースにあのスピードで蹴ってこられたらシュートブロックも間に合わん。1試合に1本は必ず蹴っていいよ。

・そして、今回のトロサールCFにしたのは別の目的もありますね。それが左WGでレギュラーなのがマルティネリなんですね。つまり、今回はトロサールとの併用はどうなのか?っていうのも試してるのかな。試合の流れで変わっただけなのか、「ポジションチェンジ」を意図的にやったのか、CFマルティネリのシーンもあったのです。これを感覚的に行える様になったら相手守備陣は混乱するよ。んで、まさにそのシーンでの先制点。トロサールが左サイドに開いて一対一で勝負の雰囲気を醸し出す。そこを裏抜けしたマルティネリへスルーパス。マルティネリがGKと一対一を流し込んで先制。このシーンなんか流れまでもが美しい。トップスピードでゴールを陥れるというのは、相手の守備も後手にならざるを得ない。プランCも成功してるよー。

・ちなみにレスターの初シュートは70分でした。そして、それで試合終了なので相手のチャンスはまさにゼロ。完璧な試合でした。イヘアナチョのゴールがあったけどもあれはオフサイド。んで、こうなるともっと面白い事を試したくなるね。それがプランB? プランC? 何になるのか分からないけど、「トーマス」と「ジョルジーニョ」の併用でした。これもまた目新しい。トーマスが前めで試合に出てましたかな。こうなると、ジャカの様に新たな才能が芽生えちゃうかもしれないしね。ロコンガだって、意外と前めならあるいは。まぁ、こういう事を妄想するのも楽しいけれど、現場の人間は大事な1試合ですから。そう簡単には試せないよね。今のアーセナルは好循環になってて気持ちがいいです。
・さて、次の試合はエバートンですよ。アウェーでは負けてしまいました。ホームではリベンジに燃えておりますよ。ボーンマスもホームで試合をした後はいよいよ「EL」も開催されます。アーセナルの初戦は「スポルティングCP」となりました。一般的には守田のいるチームって事で認識されてますかね。出たり出なかったりでレギュラーを確約されてる訳じゃないみたい。ただ、アーセナルとしてはやはりベジェリンの登場が気になりますね。エミレーツで試合に出たらブーイングじゃないね。きっと「お帰り」って感じになるのかな。ELも楽しみ楽しみ。