僕が第二クールの岡山戦に勝った理由(わけ) | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

僕が第二クールの岡山戦に勝った理由(わけ)

・岡山の木山監督はこれで4回目のプレーオフだそうです。いずれも千葉、愛媛、山形でプレーオフに出場。まさにプレーオフ請負人ですね・・・ただ、石崎監督の様に昇格請負人ではないんですよね。いずれもプレーオフで敗れて昇格出来ず。さすがに4回目の岡山では3位での突破ですからね。今度こそ昇格を果たしたい。

 

     -東京ヴェルディのメンバー-

       染野唯月  佐藤凌我


   梶川諒太          河村慶人
  (深澤大輝)

       森田晃樹  馬場晴也
            (加藤弘堅)

 加藤 蓮  谷口栄斗  ンドカB  奈良輪雄太
(平 智広)

          マテウス

監督:城福 浩
SUB:長沢祐弥、稲見哲行、バイロン、阪野豊史


     -ファジアーノ岡山メンバー-

       アウベス  韓 医権
      (デューク)

       Sムーク  仙波大志
 佐野航大 (輪笠祐士)(河井陽介) 成瀬竣平
                  (永井 龍)
          本山 遥          


    徳元悠平  濱田水輝  柳 育崇
   (宮崎智彦)

          堀田大暉

監督:堀田大暉
SUB:金山隼樹、木村太哉

 


・これで控え組だと?・・・うわー、外国人選手がいっぱい居てうらやましいなーって思ってました。ただ、これで控えだと? ハン・イグォンは毎試合途中出場、チアゴ・アウベスは出たり出なかったりで33試合16得点、ステファン・ムークも半分しか出ていない。これはケガなのかどうかは知りませんけど、全試合出ている訳では無いんですね。そんな3選手がバッチバチにぶつかってくるんだわ。正直、ケガが心配になるぐらい恐かった。ンドカはまぁ大丈夫としても、馬場や森田が前後から挟まれるシーンは目も当てられない。ポジション争いが熾烈なので、控え組でも当たりが激しい。これに日和ってしまうのが今までのヴェルディ。ただ、城福監督では精神力も付きましたね。レッドも危なかったけども河村なんかも同じ迫力でバッチバチにやってました。強度のあるチーム相手に真っ向勝負できるとは。




・岡山は懐かしきユベントス無敗システムでした。3-1-4-2。世界中で試されたシステムだけども、あまりものにしたチームは少ないんじゃないかな。攻撃する時は前線に枚数を、守備する時は5-3-0-2で守る。ロングパス一本で前線2枚が身体を張るとロングカウンターも可能と。そんなフォーメーションの弱点はやはりロングボールですね。相手の攻撃時に3バック、1ボランチになるので両サイドが面白い様に空くんですよ。馬場から奈良輪、馬場から河村は面白い様に飛びましたね。んで、先制点は逆側から。加藤が開いた所へロングボール。加藤からアーリークロス。凌我と染野がニアに集まった所を、ファーで河村がヘッドという見事な先制点。まさにフォメの穴を付きました。左右に振られるのも苦手なのよ。まぁ、ユーベはゼブラの三騎兵【ボヌッチ、バルザーリ、キエッリーニ】だったからね。左右に振られても跳ね返すわ。



・そういえば、城福監督になってからはめっきり減りましたね。回数こそ何回かありましたが、そもそも失点になってないんじゃないでしょうか。最終ラインでのビルドアップ。ここでのパスミスから失点ってやつ。岡山にとってはここでのミスは痛かったですね。まさか凌我に渡してしまうとは。GKに出てくるタイミングで蹴ってしまうのは判断が見事でしたね。ここで凌我もキャリアハイの13ゴールにまた並びました。まぁ、正直に言うと城福監督じゃなければもっとゴール取れたかもね。凌我は何でもやりたいストライカータイプ。永井後の堀監督で明らかになりましたね。染野はゴール前でこそ力を発揮するフィニッシャータイプ。この2枚を並べるんだったら、どちらかは河村になりますね。そして、その数分後に染野にきたビッグチャンスを決めなさいよ。「俺がレギュラーだ!」と言わんばかりのゴールをさぁ。


・終盤は岡山もレギュラー陣が登場してからは一方的な展開になってしまうものの、試合自体は2-0で勝ってる時の守るってのは話が違う。そら、最後まで守り切ろうという感じになるね。クロスバーとかもあったものの、2点差もヴェルディにとっては心が折れない点差でした。これで終盤に6連勝という結果。今までもヴェルディは終盤に強くなる傾向ですが、それはプレーオフという目標が無かったので自由度が増したから。ヴェルディらしいサッカーが全開だったから。でも、この終盤での6連勝は重みが違いますね。最後までプレーオフという緊張感のある中での6連勝でしたからね。それも相手が山形、仙台、新潟、岡山ですもの。プレーオフ以上を争う相手との4つでした。城福監督が就任した当初から言われていた「強いチームに強く、弱いチームに弱い」というのを地で行きました。天皇杯なんかわかりやすかったですね。



東京ヴェルディ 2-0 ファジアーノ岡山
得点者:河村慶人、佐藤凌我

MOM:MF河村慶人(3度目)・・・やっぱゴールは頭なんやね
MOM:FW佐藤凌我(7度目/通算16度目)・・・追加点で勝利を確信
MOM:DFンドカ・ボニフェイス(12度目/通算19度目)・・・ユニ敗れるほど戦った
MVP:DF加藤 蓮(4度目)・・・絶妙なクロス
MVP:DF奈良輪雄太(2度目/通算6度目)・・・最後まで上下動
MVP:MF馬場晴也(7度目/通算10度目)・・・守備でも貢献

MVP:MF佐野航大(結局はここしか恐くなかった)
MVP:MFステファン・ムーク(プレーは荒いが中盤で存在感)




・あの試合で勝てなかった、あの試合でスルーパスを出せなかった、あの試合で・・・もはや、小田和正じゃん。まさにあのシーンじゃん。まさか自分でネタに手を出すとは。試合後のセレモニーでは来年について言及しなかったので、まだ契約交渉中なのかな。試合後、ハーフタイムなどでの反応を見るにモチベーターとしての能力はかなり高かったですね。選手の精神力はかなりついたのかなと。前にも言ったけど、上背が急に伸びる訳でも、筋肉が急につくわけでもない。それなのに球際で負けなかったり、競り合いでも負けなかったり、最後まで諦めなかったりっていうのは城福監督の手腕でしたね。まぐはずっと「強度が足りない」から出来ないと思い込んでおりました。高岸じゃないけど、「やればできる」って教え込んだんでしょうかね。