アルテタ先生の特進コース10時間目 / 真っ向から戦える喜び | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

アルテタ先生の特進コース10時間目 / 真っ向から戦える喜び

・まさか、ここまでとは。今まではリバポ、シティの背中すら手が届かない。そう思える試合がほとんどだった。ホームであっても終始内容は相手に握られ、徹底して引いて守る戦術しか与えられない。ポゼッションは異常なまでに相手が握り、防戦一方どころかサンドバックを耐えるというもの。それで引き分けて御の字ぐらいの展開だ。しかし、この試合はどうだろう。アーセナルがポゼッションでも上回る時間帯もあったし、リバポ守備陣を崩しまくったシーンもあったのだ。誰がここまでの試合になると想像しただろうか。アーセナルは強い。強いのだ。

 

        -アーセナルのメンバー-

            ジェズス
          (エンケティア)

マルティネリ   Gジャカ  ウデゴー   サ  カ
              (ティアニ) (ビエイラ)

            トーマス


 冨安健洋   ガブリエル  W・サリバ  Bホワイト


           ラムズデール

監督:ミケル・アルテタ
SUB:ターナー、ホールディング、セドリック、ロコンガ、ネルソン、マルキーニョス


       -リバプールのメンバー-

           ヌニェス
  ディアス              Mサラー
 (フィルミノ)          (ファビーニョ)
           ジョッタ
          (エリオト)

        アルカン  ヘンダー


 ツィミカス  Vダイク  マティプ  アーノルド
             (Iコナテ)(Jゴメス)

           アリソン

監督:ユルゲン・クロップ
SUB:ケレハー、フィリップス、ミルナー、カルバーリョ

 



・電光石火のカウンターでゴールが決めれる。これが今のアーセナルなのよ。まさにリバプールが今まで散々やってきたやつ。この試合でリバプールの異常なまでのポゼッションにならなかったのは、ジェズスの前線でのキープがえげつないから。マティプ相手に背負う背負う。しかも、マルティネリにちゃんと渡せる。んで、マルティネリの突破でサイドはえぐれる。ここで攻守がちゃんと交代するから一方的にならなかったね。んで、マルティネリのえぐり方が2ゴールを生みましたね。ウデゴーのスルーパスにあそこでまで入り込むからゴールになるし、カウンターでサラーまで引き付けるえぐりでアシストがついた2点目も素晴らしい。





・まぁ、そうは言ってもリバポも不運な要素もありました。まず前半からリバポの攻撃陣で縦横無尽なポジショニングだったルイス・ディアス。先制点のアシストもいつの間にか右サイドまで行ってたもんね。見事なアシストでした。でも、年内絶望なぐらいの負傷だったみたいです。さらに右サイドのアーノルドも。リバポは今後ヤバそうだね。サラーが途中交代なのもコンディションに何か問題はあったのかも。まぁ、そうは言っても冨安完勝だったもんね。そもそも、前を向かせないぐらいの対応でした。ロングボールがサラーの足元にピタっ!っていうロングパスすら通らなかったもんね。そもそも、アーセナルは4バックじゃなくて4CBだからね。冨安は攻撃でもアウトサイドパスとか、アーリークロスとかもあったので大活躍でした。





・アーセナルキラーであるジョッタからのスルーパスにフィルミノ。あのシュートを決めてくるあたりはリバポやば。2-2の同点になってからはアーセナルが一方的な展開になってました。ケガ人続出での選手交代も相まって、アーセナルの攻撃を弾けずに波状攻撃を貰ってました。シュートで終わる、ラストパスで終わるという展開なのでカウンターも取れず。ウデゴーやジャカのシュートも入ってもおかしくないやつだったし。後半になってくるとホワイトがサカを追い越す動きを見せたり、冨安が偽サイドバック気味にCMFの位置に居たり、いつものアーセナルの戦い方をリバポ相手に披露できたのですよ。これが何よりも嬉しい。手も足も出ず。こんな試合を幾度観てきた事か。





・まぁ、このまま2-2でもいいか・・・いや、そうなると「勝ちゲーム」をまるで落としたかの様な気持ちになってしまう。これ以上、上を目指さなきゃいけない試合なら「勝ち」にこだわらないといけない。そうやって、アーセナルは勝ち点を取りこぼし、ここまで4位以内に戻れなくなったのですよ。1-0を1-1にされたりなんて結構あったのよ。とにかく、攻めの選択肢の多さが際立ちましたね。昨年はティアニー頼みってのもあったのよ。左からとにかくクロスのみ。まぁ、仕方ないって感じでした。でも、この試合では攻め選択肢が多いのでリバポDF陣も守り切るのが難しかったのでは。そら、ついうっかりジェズスの足も蹴り上げちゃうよ。ここでPKから3-2。3-2後でも守り切る戦術。ティアニーを入れましたね。左MFでしたが、冨安より外側で守るシーンもあったので5バックも視野には入れてましたね。



・いやー、リバポには同情します。それぐらいのケガ人続出ってのはアーセナルにとっては日常ですよ。毎年そうなります。今年こそそうなりたくないもんです。終盤なのよ、終盤。さて、こうなってくると次はシティ戦なんですよ。師弟対決を1位 vs 2位で争いたい。なので、次節は木曜日にEL。日曜日にリーズ戦を挟んでの平日シティ戦という日程だったんです・・・危ない危ない。試合は中止になっておりますね。どこかで平日開催で入り込みそうだけども、ここでの試合は引っ張ります。さぁ、いつになるんでしょうか。チェルシー戦が先になるんだろうか。