僕が第二クールの秋田に負けた理由(わけ)
・昨日、後半を見て、今日、前半を観ました。0-0の段階であれば、ヴェルディの戦い方も悪いものではないんだけども、どうしても「0-0の時間を長くする」という戦い方が出来ていないのがロティーナとの違いですね。守備ブロックを形成すればやられないっていう戦いは出来てるんだけども、セットプレイからの失点がなかなか止まりませんね。
-東京ヴェルディのメンバー- 阪野豊史 染野唯月 (佐藤凌我) 杉本竜士 河村慶人 (馬場晴也) 森田晃樹 加藤弘堅 (小池純輝)(梶川諒太) 谷口栄斗 平 智広 ンドカB 山越康平 (加藤 蓮) マテウス 監督:城福 浩 SUB:長沢祐弥、佐古真礼 -ブラウブリッツ秋田のメンバー- 吉田伊吹 齋藤恵太 (半田航也)(武 颯) 茂 平 小暮大器 (三上陽輔) (中村亮太) 稲葉修土 井上直輝 (江口直生) 小柳達司 池田樹雷人 千田海人 才藤龍治 田中雄大 監督:吉田 謙 SUB:新井栄聡、加賀健一
・まぁ、とにかく前半で先制点を獲るしかなかったですね。数か月前のヴェルディとは違い、「相手を崩す」という概念が無くなりました。なので、決定機という機会を自らで作る事はありません。クロスをあげて相手陣内へ攻め込む。マークのミス、判断のミスなどが無ければ、クロスをフリーでドンピシャヘッドってのはあんまりないですかね。なので、前半で可能性を感じたのは阪野の脛当てシュートですかね。デザインされたセットプレイでンドカの折り返しを谷口。本人もボールが勝手にぶつかってきたって感じだったんでしょうけど、あそこで脛でもいいので足を振りたかったですね。そういう意味では体ごと投げ出した才藤はシュートこそ当たらなかったんですよ。でも、齋藤のヘッドがポストに当たって跳ね返ったボールが自分に当たってゴールになるんですよ。この差は何でしょうかね。

・あー、足を振り上げたのは警告ぐらい出してほしいね。更にボールに行ってる行ってないにかかわらず、サッカー選手にとって膝の横はサッカー人生に関わる負傷が待ってるんだから。審判だってお勉強してるでしょ、「側副靭帯の損傷」ってしょっちゅう聞くでしょ。「断裂」なんてしたら一生ものよ。全治も1年とかかかるよ。そういう危険性のあるファールだったって事は認識してほしい・・・と同時に開始0分でかなり深いタックルを相手にやってるのも竜士だったりする・・・蹴った後のアフターであのスラもヤバい。なので、竜士も気を付けるように。このタックルもそうだけど無駄にヘイトを買ってる可能性も高い。そして、主審もコントロールしないといけないのが、このタックルで警告出ないんだっていう基準になってしまうこと。さらに城福監督の激高はチームを鼓舞する意味もあるし、監督も戦ってるという気持ちに繋がる・・・でも、警告出ないんなら、相手にとっては「効果がある」っていう認識になってしまうのよ。監督怒ってるし、もっと行ってやれと。うん、ヴェルディは強度が高くないので、こういう競り合いとかは本当はやりたくない。ヴェルディはケガも敵なのよ。

・さ、かつてのヴェルディは「パス回し選手権」を開催する事がありました。パスを何本か回すと1点になるという特殊ルールでもあるかの様な。ただ、これは相手を崩す際にマークを横にずらす事で、縦パスをびしっと通しやすくする効果があるんですな。なので、ヴェルディは必然と横パスが増えるのですよ。ただ、これが何故かヴェルディサポーターでも賛否両論あるプレーなんですよね。まぐは大好きなんだけども。むしろ、相手が泣くまで横パスしまくればいいのに。取れるもんなら取ってみろと。えぇ、まぐは変態パッサーなもんで。ただ、城福監督の下でも新しい大会が開催されております。それが「クロス上げ選手権」ですね。相手にとっては戻ってはジャンプ、マークも見なきゃいけないし、右に左に頭も疲れます、ラインも上げては戻し上げては戻し・・・相手だって何十本とクロス上げられたら嫌ですって。ただ、これが何故かヴェルディサポーターでも賛否両論あるんですよ・・・あれ? みんな城福好きなんだよね。クロスばっか上げんなって、城福だよ。クロスばっか上げますって。えぇ、相手が泣くまでクロスしまくればいいのに。

・下の名前はじゅらとって読むんだって。毎回、ジュラトドス出す事になりそ。もう、前に出したっけか? それにしても、泣くまでクロス上げたいけれども池田は186cm、千田は186cmって。こりゃ、適当に上げただけじゃさすがにダメか。なので、今後はクロスに関する創意工夫も必要ですね。城福監督も試合前におっしゃってますが、中へえぐってからのマイナスパス、ファーサイドからの折り返し、真ん中へあげてもジュラトドスがいるんで、真ん中のCBを引き出したいですね。なので、染野、凌我がサイドへ開くプレーもあると分散しそうだよね。前節の森田のボレーなんて染野がクロス、ニアに凌我だったから分散したんだしね。クロスの精度も悪くたっていいのよ。前半の山越、河村のクロスがなぜダメなのかは一目瞭然。ゴールライン割ってるんだもの。それはノーチャンスだからね。

・ヴェルディのシュートはミドルも多かったし、クロスに対して頭に当たったらシュートになるんだよね。枠の外でもGKの正面にふわっとしたのも。シュートブロックでも枠内シュートになるんかな。なので、シュート数はアテにならんな。相手がOGで2点目とったけど、あのクロスはいいね。こっちがあのクロスをしないと。シュート性で低くて、GKとDFの間に蹴るやつ。場合によってはクリアしないと直接ゴールになりそうなやつもいいね。たまにふわっとしたのも入れてみるのと、相手にとって「何が起こるか分からないクロス」になるしね。それと縦に行かずにカットインシュートなのか、カットインクロスなのかってのも最近観てないなぁ・・・あ、これは全部新井瑞樹がやってたのか。新井居たらこんなに勝てない試合にもなってなかったのかもなぁ。
東京ヴェルディ 0-2 ブラウブリッツ秋田
得点者:才藤、OG
MOM:MF稲葉修土(阪野のシュートをクリア、勝ち点3に値する)
MOM:GK田中雄大(森田のボレー、凌我のシュートをセーブ)
MOM:DF池田樹雷人(守りやすかったのかなぁ)
MOM:DF千田海人(守りやすかったのかなぁ)
・試合後に城福監督もお怒りの御様子。まぐの監督解任の基準は「選手のせい」にすること。「俺のせいじゃない」は絶対に監督は言っちゃダメ。勝ったら「選手のおかげ」、負けたら「俺の責任」。裏でどう言おうが知ったこっちゃ無いけども。ちょっと、その一言が出そうなギリギリで踏ん張った会見でした。危ない危ない。失点の部分ですかね。だから、城福監督もお怒りを抑えて「1からクロスサッカー」とは何なのかをこんこんと説明し続けないと。今までやっていた「パスサッカー」から「クロスサッカー」に代える為には、パスサッカーよりもここが秀でているという魅力を存分に伝えないと。パスサッカーが好きだから、パスサッカーをしたいからヴェルディに来た選手達にクロスサッカーを伝えるのは生半可な努力じゃ済まないと思うけど。吉田監督の言葉を借りると、「ひたむきに」「全力で」頑張るしかない。