僕が第二クールの甲府に分けた理由(わけ)
・前節は台風により試合中止。12時の段階で一度試合開催を発表しただけに、どういう基準でGOサインを出しちゃったんでしょうかね。今、水戸雨降ってないしとかいう基準だったら最悪だけども。関東の試合が中止したタイミング、足並み揃えても良かったんだけどもね。結果的には12時でGOサイン、15時で中止でした。まぁ、東京からなら着いちゃうよね。台風シーズンはこれからなんだし、また水戸の水曜アウェーだって台風来るかもしれんのだ。次はしっかりと判断してくれよ。
-東京ヴェルディのメンバー- 佐藤凌我 染野唯月 (阪野豊史) 梶川諒太 河村慶人 (石浦大雅) 森田晃樹 馬場晴也 (加藤弘堅) 加藤 蓮 谷口栄斗 ンドカB 深澤大輝 (稲見哲行) マテウス 監督:城福 浩 SUB:高木和 徹、山越康平、山口竜弥 -ヴァンフォーレ甲府メンバー- 三平和司 長谷川元希 (リ ラ) 鳥海芳樹 (飯島 陸) 荒木 翔 山田 陸 松本凪生 関口正大 (石川俊輝)(フォゲッチ) マンシャ 浦上仁騎 須貝英大 (野澤 陸) 岡西宏祐 監督:吉田達磨 SUB:小泉勇人、イゴール
・まぁ、珍しい。GKと一対一だったり、カウンターでドリブル独走、ましてや相手のパスミスを誘ってからの独走だなんて・・・まるで、いつもヴェルディが失点してたカタチじゃない? そうか、今やこっちがこれをやる側なんですね。それにしても、やり慣れてない感が出てましたね。染野の突破は鹿島でやってるっぽいので、対応するDF浦上との駆け引きからミドルで狙うのが数試合ありました。これも誰かが追い越す動きをしないといけないからなんですよね。凌我もDFの裏を狙ったけども、近いとこ走るのが正解だったか。梶川の独走からスルーパスに関しても慣れてない感がありますね。対応してたDF荒木1枚で対処されてしまった。あそこはシュート撃つフリしてパスとかで置き去りにしないといけなかったかな。ちなみに後半に独走ドリブルから決定機ありました。
・甲府のこの戦術もヴェルディが採用しそうなサッカーなので参考にしておきましょうか。ヴェルディもCBは山越もこないだ良かったし、馬場だっているし、弘堅も出来るっちゃ出来る。ケガなのか何なのか知らないが平もいるし、193cmの佐古もいる。CBもSBも数はいるので、3-4-2-1ってのも面白いねぇ。何せ、守備ブロックを形成したら5バックになれる。中央は堅いよ。うん、甲府も堅かった。その堅さの理由は攻めの大半はアーリークロスで攻めを終わらせる事。真ん中に1枚三平だけしかいないのに上げる。クロスのタイミングであればお構いなし。試合通じて、一度も決定機にはならなかったアーリークロスだけども、戦術として徹底するだけで脅威になるもんよ。

・石浦大雅に誰か三日月でも見せたん? 最近は髪の毛も銀髪に染めての狼男風な出で立ち。でも、この日の石浦はチャンス創出数「3」という結果。うん、決めてくれよ・・・。アシストでもつくんだから。左のハーフスペースを狙う必要はなくなった今の戦術においても、かつての教えを守ってそこへ入りたがる。そこからのクロスで河村のシュートも外へ。ダイビングヘッドなら入ったのだろうか。右からのクロスをまたしても左のハーフスペースから意表を突く右足アウトサイドパス。ここにバースデーゴール狙いの深澤シュートもDF浦上ブロック。結局、最後は自分で狙おうとミドルシュートもゴール左上隅に強烈なのをお見舞いしていた。1G2A分の活躍だったんだが、まぁ決まらないとしょうがない。その後、相手は5バックを意識する余りバイタルが空いてる事が多かったですね。なので、石浦、森田、弘堅のミドルなどは非常に良かったですよ。弘堅はクロスバーだったし。入って1-0勝利が良かったね。

・さて、甲府さんなんですが、特に気を吐いていたのが左サイドの長谷川元希ですね。身長は177cm、法政大学卒の2年目。特に甲府はこの左サイド荒木も交えた攻撃が印象的でした。特にこの長谷川はンドカとの真横からのタックル攻勢に負けない。結局、コーナー付近まで引きずられて奪われなかったのは立派。その後は谷口にも空中戦で勝ったり、深澤とのマッチアップでも真っ向勝負。特に球際の競り合いの部分で強さを発揮してました。まぁ、ぶつかっても取れなかった。更にカットインシュートも強烈なの飛んできたし、アーリークロスしかしない甲府の攻撃にアクセントをつけてました。アーリークロスは荒木のお仕事みたい。んで、この荒木のクロスに飯島のシュートが当たり損ね、そこに長谷川の右下隅のシュートが甲府最大の決定機でした。入ったかと思った。他にはリラがヘッドで勝ち、こぼれを押し込もうとするも無人のゴールに谷口が掻きだすなどどっちにも決定機はありましたとさ。前線のリラっていう選手がもうちょっと縦パス、空中戦、ポストワークが出来てれば、甲府はもっとチャンス数上回ったかも。正直、直接対決はンドカに軍配が上がったかな。
東京ヴェルディ 0-0 ヴァンフォーレ甲府
得点者:無しよ
MOM:DF浦上仁騎(一対一の駆け引きは見事、決定機もブロック)
MOM:DF谷口栄斗(6度目)・・・無人のゴールブロックは助かる
MOM:DFンドカ・ボニフェイス(7度目/通算14度目)・・・負けない
MOM:MF石浦大雅(3度目/通算6度目)・・・1G2Aよ
MOM:FW長谷川元希(決めてればヒーローだったねぇ)
MOM:MF荒木 翔(クロスよりも一対一ブロックかな)
MVP:DF深澤大輝(5度目/通算6度目)・・・ゴール決めたかった
MVP:MF加藤弘堅(3度目/通算7度目)・・・バーなのよ
MVP:FWウィリアン・リラ(決定機決めてればね、それ以外はダメダメ)
MVP:DFエドゥアルド・マンシャ(ここにロングボールを上げられない)
・ヴェルディは相手のバイタルエリア、甲府はリラのポストワークが出来てればあるいは勝ち点3来たかもね。阪野に関しても縦パスなのか、裏抜けなのかでパスの選択というか、判断に迷いがあったかな。考えてみれば、染野もいるんでどっちもヴェルディ畑じゃないってのも、裏抜けされると戸惑うのかも。今までが端戸という「ゼロトップ」「フリーマン」的な役割だったもんで。これはなかなか抜けないね。あと、どっちも裏行かれるともっと難しいし。新井が居なくなったんで、左サイド攻撃がかなり難しいなと思ってたけど、石浦は結構良かったので左サイドは大丈夫そうか。そういう意味で山口もベンチに居たんだろうと思うけども。失点してたら入ったかもね。