アルテタ先生の特進コース25時間目 / ビッグロンドンダービー快勝
・なんと、アウェーでチェルシーを倒せるだと。ここまでのアーセナルは3連敗中だったので、メンバーを変更して挑んだ試合でした。前回のまぐの観戦記では、控えの選手の奮起がないと厳しいっていう話をしていたんですが、まさに今回は控え組の大活躍でした。これぐらいやってくれると今後の試合も楽しみになりますね。
-チェルシーのメンバー- ヴェルナ Rルカク (ハバーツ) マウント ロフタス Mアロンソ アスピリ (Hジエシュ) Nカンテ Mサール クリステ ジェームズ (Tシルバ) メンディ 監督:トーマス・トゥヘル SUB:ケパ、チャロバー、ジョルジーニョ、ニゲス、バークリー、プリシッチ -アーセナルのメンバー- エンケティア (マルティネリ) スミスロウ ウーデゴール サ カ (セドリック) (ラカゼト) Gジャカ エルネニ タヴァレス ガブリエル ホルディン Bホワイト ラムズデール 監督:ミケル・アルテタ SUB:レノ、スワンソン、ロコンガ、ハッチンソン、ペペ

・えぇ、まぁ2失点はしましたけども。1つはヴェルナーのカットインシュートがDFに当たってコースが変わったところでの失点。もう1つはヴェルナーのクロスをピンポイントでアスピリクエタが飛び込むと・・・どっちもヴェルナーでした。かつてのアーセナルならルカクのパワーでズドン系でやられそうなもんですけども。この試合では右サイドバックにホワイトが入り、CBにホールディングが起用されました。これで強度に関してはプレミアでも屈指のディフェンス陣になりましたよ。最初は3バックかと思いましたけどね。終盤には久しぶりの90分だったからか足が釣っていました。でも、足が釣りながらもホールディングの顔は笑顔でした。

・まさにゴールにパスしてるじゃん。かつてのメスト・エジルを彷彿とさせる様なゴールシーンに胸アツですよ。エジルはパスやシュートも緩いんですが、走ってる動作のまんまボールが飛んでくるからタイミング難しいんですよ。今回のスミス・ロウも走り込みながら「シュート撃ちます」って感じじゃないからこそ反応が難しい。ウーデゴールもアシストして地面叩いて喜んでましたね。今、スミス・ロウはマルティネリとのポジション争いで後塵を拝している訳ですが、ここのポジションは若手と若手で競ってますからね。どちらも結果を出して行かないと。

・シルバーから脱却できるためには、この活躍を1試合で終わらせてはいけない。今後とも頼むよ。ラカゼット超えを果たしてこそレギュラーなのだよ。この試合ではエンケティアが2ゴールの大活躍。とはいえ、先制点はチェルシーのDFクリステンセンのバックパスが弱かった。GKの直前で奪ったエンケティアが流し込んで先制。更に2ゴール目は圧巻でした。ぱっと見ると偶然こぼれてきただけに思えるんですが、エンケティアはトラップ反転で抜こうとして当たった。そのこぼれを更にサールを切り返しで抜こうとして当たった。そう、2つともエンケティアは仕掛けたからこその「こぼれ」なんですねー。相手にとってもクリアするのも難しいはずですよ。

・まぐとしては、この試合のMVPはエルネニーなんです。試合開始早々はボールロストも多く緊張してるのかなと心配してましたが、徐々にエルネニーの「水を運ぶ」プレイがチェルシーに効いてきました。トーマスに比べると、縦パスをびしっと通すタイプではないし、ボックス・トゥ・ボックスで相手のペナから自分のペナまでという感じでもないです。この試合では、全ての選手の間に入り込む。すべての選手の受け手になろうと絶妙なポジショニングを守ってました。その大半は横パスやバックパスなんですが、チームとしてのパスの流れを止めないという仕事を完璧にこなしてました。まぁ、こうなるとロコンガはトーマスも超えないといけないし、エルネニーも超えないといけないんですよ。今はロコンガは見て盗むしかないね。残り試合はエルネニーに出番与えて欲しいな。
・はい、という訳で選手層は厚いじゃないですか。土曜にもうユナイテッド戦が控えています。もしかすると、ターンオーバーをするつもりかもしれませんね。セドリック、ロコンガ、ラカゼットがスタメンなのかもしれない。でも、この活躍したんですからね。もしかすると、同じメンバーで挑むかもよん。まだまだ、トップ4は諦めない。