僕が山形に分けた理由（わけ）

・３月だからと舐めてかかるとこないだみたいに急に寒くなったりするんよ。松本だって雪降ったもんね。１日遅ければ山形はまた吹雪いたかもしれぬ。今日のヴェルディは代表選手が抜けた試合という事で、どうせ抜けたのなら復帰した選手や試したい選手を使いたい試合にしてしまおうとなりました。こういう試合は大事なのよ。長丁場なんでね。でも、チャンスの試合で活躍出来ないとまた控え生活になってしまうのよ。チャンスを掴め。
 

　　　　　－モンテディオ山形メンバー－

　　　　　　　山田康太　　藤本佳希
　　　　　　　　　　　　（鈴木国友）
　　　加藤大樹　　　　　　　　　　國分伸太郎
　　（河合秀人）　　　　　　　　（チアゴＡ）
　　　　　　　南　秀仁　　藤田息吹

　山田拓巳　　野田裕喜　　山崎浩介　　川井　歩

　　　　　　　　　　後藤雅明

監督：ピーター・クラモフスキー
ＳＵＢ：藤嶋栄介、松本怜大、坂本稀吏也、小西雄大


　　　　　－東京ヴェルディのメンバー－

　　　　　　　　　　佐藤凌我
　杉本竜士　　　　　　　　　　　　　　小池純輝
（新井瑞希）　　　　　　　　　　　　（バイロン）

　　　　梶川諒太　　　　　　　　阿野真拓
　　　　　　　　　　加藤弘堅　（橋本陸斗）
　　　　　　　　　（森田晃樹）
　加藤　蓮　　谷口栄斗　　ンドカＢ　　山越康平
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（佐古真礼）
　　　　　　　　　　長沢祐弥

監督：堀　孝史
ＳＵＢ：佐藤久弥、宮本　優

・はい、前半だけで０－２。いずれも失点する様な状況じゃないとこから失点につながってしまった。ミスが重なれば失点にはなってしまうか。山越から凌我。ここでトラップが浮いてしまいカットされてしまう。藤本のスルーパスから國分折り返してンドカがＧＫへパス？ ここでアウトサイドでクリア出来た様にも見えるけども。ＧＫも足でタックルへ行ってこぼれたところを山田が押し込んで先制。更にＧＫからのビルドアップでンドカは前線をルックアップ。このタイミングでボール来ちゃってミス。藤本も一回フェイクを入れた後にンドカの両足が地面に着いた所をコントロールショット。うーん、復帰早々にンドカには試練が与えられてますね。若狭とンドカが重宝されたのも「強度」の部分ですから。イーブンボールであれば勝てるという自信もあった。しかし、この試合では加藤大樹のドリブル突破で競り合いに敗れて転倒。あわや、ＧＫと一対一を決められてしまうところまで行ってしまった。・・・うーん、早すぎたんだ。





・前線からのプレスに関しては、山形が一枚も二枚も上手でしたね。特に中盤の２枚の「いなす」テクニックは完璧ですね。これは山本理仁にも欲しいところ。南秀仁がそれを出来る事は当然の事ながら、この試合では藤田息吹のところでそれをされてましたね。バックパスもくるっと回転して誰にもパスを出さずにキープしちゃう所も、まるで林健太郎の如くでした。これで前半はプレスがあまり効いてなかったですね。でも、行かなくなっちゃうのはダメなんで、そこらへんは阿野くんは何度もいなされて覚えよう。山形は攻撃の主戦場は右サイド。特にサイドバックの川井のオーバーラップからの展開は多かった。今回の画像は全部これなの？





・前半終了間際にも同じシーンがあって、その時は小池はシュートを撃ってみた。後半開始の際には折り返しを選択して佐藤凌我の初ゴールと。これでケチャドバになるといいね。昨シーズンにゴールを量産した佐藤凌我だけども、今シーズンはまたゼロトップ気味にチャンスメイクさせられてる感があるね。ＧＫと一対一なんてシーンも結局ほとんど無いし。でも、この初ゴールで気を良くしたのか、中盤で南からボールを奪ってカウンター。奪われた責任から自分が必死に戻って対応する南だったが、新井は自分のゴールを決める為のカットイン要員に南を使いましたね。ここからのカットインシュートを決めて２－２同点。まさか、あの展開から同点に追いつけるとは。しかし、山形もあっさりと右の川井からクロス。真ん中で藤本のヘッドで３－２とすぐ突き放す。ここでもンドカだったか。やっぱ、早すぎたんだ。





・今回、こればっかか。さて、とんでもない子が登場しましたよ。それが193cmの佐古真礼。うん、まさに完全体の巨神兵だわ。口から何か出せるんじゃないだろうか。今回は左サイドバックという位置でしたが、要はパワープレイ要員。セットプレイで真ん中にいるだけでも存在感は抜群。そして、後半47分ですよ。ここまで完璧に小池のスペースを潰してきた山田拓巳もうっかりとファールしてしまいましたね。小池とバイロンでは対応の仕方も変えないとね。ここでのセットプレイをバイロンがふわっと蹴り上げ、ファーサイドでこの日の全失点に絡んでしまったンドカが意地のダイビングヘッド。ここらへんは気持ちを感じるね。んで、逆に振ってからの谷口ヘッドで３－３と同点。全員、佐古真礼ばかり見ていたっていう証拠だね。ンドカと谷口がフリーって。



モンテディオ山形　３－３　東京ヴェルディ
得点者：山田康太、藤本佳希２　／　佐藤凌我、新井瑞希、谷口栄斗

ＭＯＭ：ＣＢンドカ・ボニフェイス(初選出／通算８度目)
ＭＯＭ：ＣＢ谷口栄斗(３度目)
ＭＯＭ：ＭＦ新井瑞希(初選出／通算４度目)
ＭＯＭ：ＤＦ川井　歩(山形で一番厄介な選手でした)
ＭＯＭ：ＦＷ藤本佳希(早めに退いてくれて助かった)
ＭＯＭ：ＦＷ山田康太(どこでにも顔を出してくる)
ＭＶＰ：ＤＦ山田拓巳(最後にファールしちゃったね)
ＭＶＰ：ＭＦ藤田息吹(ここで溜めてくるのよ)
ＭＶＰ：ＭＦ國分伸太郎(右サイド攻撃をけん引)
ＭＶＰ：ＦＷ佐藤凌我(２度目／通算４度目)
ＭＶＰ：ＦＷ小池純輝(初選出／通算21度目)
ＭＶＰ：ＤＦ佐古真礼(初選出)



・多過ぎちゃった。まぁ、前代未聞だよね。３失点に絡んだけど２得点に絡むっていうね。最後の最後であのダイビングヘッドの気迫には参りました。最後まで諦めない気持ちが生んだゴールでした。特に３失点もしちゃったＣＢ二人で獲ったゴールってのが何ともね。普通は３失点してたらＣＢは入らないけれども入れたくなりました。一昔前なら、失点しただけで日和ってたはずだけども。ここまで食らいつくヴェルディってのが見れるなんてね。佐古を投入したって事で監督からのメッセージも届いてるし、なかなか良いチームになってきましたね。神戸に行ったあの人ではこうはならなかったかな。きっと前半で交代しちゃうかも。