僕が第二クールの金沢に勝った理由(わけ)
・金沢も決めるとこ決めていれば、という試合展開ではあったんだよね。6試合連続先制されるという展開だったそうで。ただ、GKと一対一のシーンでマテウスにセーブされたあのシーンがターニングポイントでしたね。ワントラップちょこん浮かしを狙ったんだろうけども、思いの外トラップが流れちゃったかな。しかも、その後はマテウスが当たっちゃうし。裏へのスルーパスは全部マテウスになっちゃった。たったワンプレーでこうなるんよね。
-ツエーゲン金沢のメンバー- 大谷駿斗 丹羽詩温 (瀬沼優司)(杉浦恭平) 平松 昇 嶋田慎太郎 (大石竜平) 大橋尚志 藤村慶太 渡邊泰基 庄司朋乃也 廣井友信 松田 陸 (長峰祐斗) (力安祥伍) 後藤雅明 監督:柳下正明 SUB:石井 綾、作田裕次 -東京ヴェルディのメンバー【通常時】- 佐藤凌我 (持井響太) 森田晃樹 新井瑞希 山下諒也 (小池純輝) (杉本竜士) 梶川諒太 加藤弘堅 (石浦大雅) 福村貴幸 ンドカB 若狭大志 深澤大輝 (馬場晴也) マテウス 監督:堀 孝史 SUB:柴崎貴広、奈良輪雄太

・黒子に徹するしかないのよ。とにかく、この試合では新井瑞希がキレッキレ。左サイドからのカットインが止まらない。こうなると、オーバーラップする福村はつらいよ。だって、パスは来ないもの。でもね、この試合は違った。新井より福村の覚悟が違った。99.9%パスが来なくたっていい。それでも、俺は走る。そういう覚悟を感じたね。新井の裏を走り抜ける福村の姿がカメラの右からフェードイン、そのまま画面左端へフェードアウト。そのまま、消えてくんかーいっ!って突っ込みを入れながら応援しておりました。頑張れ、福村!

・あれ? 0.01%もう来たん? 黒子が急に顔出しちゃったよ。福村はカットインする訳でもなく、やれることは縦突破からのクロス。森田がシュートのこぼれに梶川ズドンっ!!先制に絡めたじゃないか。大丈夫、福村にもやれることはあるんだ。ってその後すぐに新井の縦突破からのクロスを凌我が頭で2点目。もう、すぐに新井が結果出しちゃうんだから。これでまた福村はひっそりと黒子に徹するのであった。ちなみにその後も新井は福村のオーバーラップをオトリに、カットインシュートをニアに蹴ってたりします。

・結局、金沢はシンプルに「縦に早く」という戦い方でGKと一対一になりそうなシーンは作れていた。ただ、この試合ではマテウスも乗っちゃったんで。シュートまでもなかなか届きませんでした。逆に金沢も後半になったらさすがに「新井瑞希」対策はするんかな?って思ったんだけども、後半になってもヴェルディと真っ向勝負してくれましたね。金沢も両サイドバックは大変でしたね。結局、3点目も新井から福村、凌我と繋いで梶川ズドンで3-0。福村も追い越す動きから新井のボールを拾ってクロスするという技を覚えましたね。今度は新井の切り返しを奪うという展開も楽しみになりますね。

・左の新井があれだけ活躍してくると、当然こっちもやらなきゃってなりますわな。それにしても、CBで交代した馬場の落ち着きっぷりは凄いですね。最終ラインからのビルドアップが急に安定感抜群になってました。馬場から一気に前線へのパスがびしっと通したのが効いてますね。そこから山下→深澤→山下→凌我で4-0。このパスワークは見事でした。相手もしっかりとプレスには入るんですが、それを上回るパススピードと展開。凌我はルーキーで二桁得点ですか。これは非常に今後守るのが困難になりそうです・・・守る? えぇ、契約の方をですよ。
ツエーゲン金沢 0-4 東京ヴェルディ
得点者:梶川諒太2、佐藤凌我2
MOM:MF新井瑞希(初選出/通算2度目)
MOM:GKマテウス(4度目/通算8度目)
MOM:MF梶川諒太(6度目/通算17度目)
MOM:FW佐藤凌我(7度目)
MVP:DF福村貴幸(2度目/通算5度目)
MVP:MF森田晃樹(3度目/通算6度目)
MVP:DF若狭大志(3度目/通算5度目)
・金沢としては新井1人にやられてしまったという感想じゃないでしょうか。それぐらい、この試合での新井は止められなかった。いつもならカットインシュートのみというイメージだったんですけど、縦へ突破してのクロスもある、こぼれたら梶川のミドルもある、福村の走り込みもあるっていうところで狙い所が掴めなかったかもね。そして、マテウスは最初の一対一を止めたおかげってのもある。あそこで失点してたら0-4になったかどうか。梶川のミドルの精度もやばかった。ちなみにこの試合はもう1本ミドル撃ってるけど、これも枠ギリギリで惜しかったり。凌我はゴール前での得点感覚が見事でしたね。あそこにいないといけないのよ。森田はノールックパス、股抜き、ヒールフェイクなど足技の変態でした。若狭は顔面ブロック。あれも枠内行ってたかもしれん。