僕が第2クールの長崎に負けた理由(わけ)
・そうですか、もうJ1昇格が決まる試合になってきたんですね。プレーオフが無いから、こうなると残り試合は大半のチームが消化試合になる訳ですね。とはいえ、毎年考えてみれば昇格するチームはさっさと決まってましたっけ? プレーオフまでの6位以内を巡って最後まで戦う感じでしたか。さぁ、ヴェルディは最後まで昇格争いを早期に終わらせる役目を果たせるのでしょうか。最後まで空気読めないチームでいきましょう。
-東京ヴェルディのメンバー【通常時】- 佐藤凌我 (戸島 章) 森田晃樹 杉本竜士 小池純輝 (新井瑞希) (山下諒也) 梶川諒太 山本理仁 (加藤弘堅) 福村貴幸 ンドカB 若狭大志 深澤大輝 (石浦大雅) マテウス 監督:堀 孝史 SUB:柴崎貴広、馬場晴也 -V・ファーレン長崎のメンバー- 加藤 大 植中朝日 (都倉 賢)(山崎亮平) 澤田 崇 Wハット (名倉 巧) (加藤 聖) 鍬先祐弥 カイオC 米田隼也 江川湧清 二見宏志 毎熊晟矢 富澤雅也 監督:松田 浩 SUB:高木和 徹、新里 亮、大竹洋平

・こんなにゲームを作れるとは思わなかったね。今回は真ん中の水曜日にも試合があったから、ヴェルディ攻略wikiを検索するの忘れたみたいだね。今のヴェルディを相手にリトリートだけしてれば何とかなる・・・ってのはちょっと的外れでしたね。基本的には前線からのプレスで奪い所をハッキリさせないと。ボランチの山本でプレス開始だとか、ンドカが持ったらサイドへ追いやるとか、明確な対策を散々されてきてるんで、逆に無策っぽい感じが意外。ちなみに福村クロスに小池ボレー、森田の股抜きからのシュートとかで決められないヴェルディもいつも通り。この試合を前半0-0ってのは勿体ないかな。後半あんな事になっちゃうんで・・・。

・アンカー山本・・・退場してしまう訳ですが、ここ数年は完璧にこなしてきた三竿、チマなどの存在が居たせいか、アンカーって楽にこなせてしまうのかなって勘違いしてしまいます。今年は加藤弘堅で盤石かな?って思ったのに、本職で全く試合に使ってくれない。理由は明確で弘堅はパス精度には問題はないが、ゲームを作る部分、チャンスメイクにも重きを置いているから出れないんだろうね。そんな事は無いと思うんだけども。この試合は4-4-2でアンカーではなかったんだけども、山本が1人で対応しなければいけないタイミングでガツンと一発。左足はボールだけども、残り足でスパーンと刈り取って警告。2枚目はカウンターの起点になりそうなのを引っ張って止めてイエロー。どちらも食い付き過ぎが原因。相手との距離感っていうものは何年経っても、経験という事でも片づけられないって事なんだろうね。この試合ではこの距離感で警告を若狭も貰ってる。つまり、相手との距離感に関しては・・・センスなんでしょうね。なので、若くても三竿やチマはそれを分かっていると。山本は試合に使いたい程に良い選手なのには間違いはない。それも年間全試合、90分使うタイプの選手だ。でも、結局どこで使おうってなってしまう。

・まぁ、試合そのものは山本退場後、この男の登場でひっくり返ってしまう。ヴェルディキラーでもある都倉 賢。それまで長崎はヴェルディに対して前線の2トップが何回触った?ってぐらい攻め手が無かった。決定機も与えないぐらい完璧な試合運びだった。しかし、この都倉登場ですべてが決まった。「戦術:都倉」。持ったらロングボールで都倉へ蹴る。内容も何もあったもんじゃない、稚拙なまでのサッカーを選択してきた・・・が、しかしヴェルディには効果的なんだ。攻略本読んでなかったはずだけど、偶然の選択がズバリ攻略法。何よりもヴェルディはこの都倉が嫌いだ。若気の至りで変な事をした以外にも、普通にサッカー選手そのもので苦手なタイプ。ガツガツ来るタイプなんだよね。それもボールに向かって行くついでにボディコンタクトを必ずしてくる。深澤のシーンはボール見てないしね。途中で「俺んとこに全部クロスあげろ」的な仕草をサイドと話してるんだよね。どうやって、攻めたらいいか迷ってるチームにおいて、サイドに集めるという明確な道しるべになってしまった。

・普通はね、違うんだよ。って誰かカイオ・セザールに言ってやれ。まぁ、ブラジル人だから無理か。終了間際になったら、コーナーフラッグの所に行って時間稼ぎするんだよ。それなのに全力疾走で前線へ攻めあがる。サイドの選手もあまりに全力で来るもんだから、ボール渡すしかないしね。でも、残り試合まだあるんだから。そこまでしてでもゴール決めたいんか。ちなみに3点目をアシストしてるんだけども、実際は「自分がゴールしたい」から攻めあがった過程でああなっただけ。いやー、歴代ブラジル人選手でも1-0で勝ってる時に時間稼ぎしたがらなかったよね。
東京ヴェルディ 0-3 V・ファーレン長崎
得点者:都倉 賢、名倉 巧、米田隼也
MOM:FW都倉 賢(自分のやりたいサッカーをみんなにやらせた)
MOM:MF名倉 巧(ゴールを決めさせて恩を売ってやった)
MOM:MFカイオ・セザール(こいつだけは言う事を聞かない)
MVP:DF毎熊晟矢(試合中にずっと俺に寄越せと言った甲斐があった)
・あれ? なんだろ? 都倉の言い分が評価になってる。まぁ、それにしてもプレーの強度が違いましたね。ヴェルディで一番強度がある選手がンドカや若狭だと思うけども、都倉はその上を行ってましたか。ドリブルで若狭が寄せてもビクともしない。むしろ、引きはがされる。競り合った状態でのヘッドを避けようと早めにジャンプしてクリアしようとした。これが裏目になって都倉にヘッドされたのかもしれんし。深澤、森田がいるサイドに行っての空中戦。狙ってそこで競ろうとしてくるし。まぁ、無理よね。カイオ・セザールも強度の部分ではイーブンでもまず勝てない。むしろ、多少相手に分が悪くても勝ってくる。弘堅もドリブル着いて行くのでやっとだった。前半はヴェルディが自分の土俵で試合をした、後半は長崎が自分の土俵で試合をしたって事なのかな。自分のストロングを前面に出してサッカーしてきた。