アルテタ先生の特進コース10時間目 / 今度のTOTWはラムズデール?
・冨安加入後、アーセナルは無敗!という文字が躍っておりますが、これはさすがに日本のメディアだからね。確かに冨安は現地でも評判ではある。でも、冨安加入と一緒にレギュラーになっているのはGKラムズデールも一緒だったりする。実際に試合を観てみると、ラムズデールのスーパーセーブは毎試合あるんじゃないかってぐらいの大活躍なんです。なので、これからはアーセナル無敗の原動力は冨安とラムズデールで覚えてください。
-レスター・シティのメンバー- バーディ イヘアナチョ マジソン (ルックマン) (ダ カ) トーマス ソマーレ ティーレ カスター ソユンク エバンス アマティ (バーンズ) シュマイケル 監督:ブレンダン・ロジャース SUB:ウォード、バートランド、ベステルゴー、エンディディ チョーダリー、デューズバリー -アーセナルのメンバー- オバメヤン ラカゼット (ウデゴー) スミスロウ サ カ (コラシナツ) (ペ ペ) ロコンガ トーマス タヴァレス ガブリエル Bホワイト 冨安健洋 ラムズデール 監督:ミケル・アルテタ SUB:レノ、ホルディング、セドリック、ナイルズ、エルネニー、マルティネリ

・かつてのアーセナルは散々攻めて攻めて攻めまくってゴールが奪えずにCK一本で0-1負け・・・ベンゲルさんの頃にはよくありました。だから、上背のあるメルテザッカーには何年もかけてオファーを出したもんです。しかし、ここ最近のアーセナルは「セットプレイに強い」んです。この試合でもニアへ飛び込んだガブリエルがCKから先制。この前の試合でも、ニアに飛び込んだトーマスのゴールでした。CKでゴールが出来るアーセナルってのは珍しいですね。これはその内、CKから冨安のゴールだってありそうですよ。

・レスターは奇跡を起こしたあの年から強豪チームの仲間入り。カンテがいなくなり、マフレズがいなくなり・・・それでも、レスターは強豪のまま。アーセナルにとっても離されてしまいました。そんなに強いレスターがこの試合では大混乱に陥っていました。おそらくはしっかりとアーセナル対策もしているでしょうし、いつもの鋭いカウンターアタックを狙っていたはずです。アーセナルキラーのバーディが飛び出す姿ってのは予想出来る展開でした。しかし、そのレスターを切り裂いたのは左サイドバックのタヴァレスでした。オーバーラップではなくインナーラップを何度も披露。しかも、ガンガン中央突破で真ん中ドリブル。これは偶然なのか、戦術なのか・・・ゴールこそ無かったものの、何度か決定機を演出出来た事でレスターの攻撃回数を減らす事に繋がったかもしれませんね。

・そして、今回はやはりラムズデールでした。直接FKを蹴ったマディソンも感触は決まった!って思ったのでしょうね。蹴った瞬間から喜ぶ為に走り出してました。真後ろに陣取ったサポーターも両手を上げて万歳のポーズです。更にブレンダン・ロジャース監督も弾道だけで入ったと確信したのでしょう、拳を突き上げる準備まで入ってました。しかし、それを止めたのがラムズデール。その後も決定機を連続セービング。そして、何よりも凄いのが真後ろのサポーターがきっとヤジを飛ばしまくっていたのでしょうね。それに対してラムズデールはゴールキックを蹴った後にサポに向かってガッツポーズ・・・下手すると、挑発と取られかねない行為ですが、これぐらいのタフネスさが無いとやってけないですよね。距離近すぎるもん。
・さて、これで公式戦9試合負け無しとなったアーセナル。来週はホームでのワトフォード戦。ここからインターナショナルマッチを挟んでのリバプールですよ。またしても、アウェーでリバポですよ。ユナイテッド戦を観ちゃうとビクビクしておりますけれども、レスターにも勝ったアーセナル。ここで戦える力が本当にあるのか、声高に「4位以内!」とまた定位置に戻れるかどうかはここにかかっております。ニューカッスルという恐いチームも出てくるとますます難しくなる4位以内ですが、その為にも異次元のサッカーを相手に戦えるチームにせねばならんのです。