僕が第二クールの栃木に分けた理由(わけ)
・さすがは雷の国って感じですかね。雷は鳴ってたか分からないけど、急にスコールの様な大雨が来るんですね。前半途中からドバっと降ってたのに、後半辺りでは急に雨がやんでしまうと。今の異常気象がある前から栃木がこういう土地柄。むしろ、恵の雨の方でしょうね。ただ、この異常気象が毎年来てしまうとなると、雷の国って言葉も取られかねないかも。もはや、異常ではないのかもしれない。
-栃木SCメンバー- 豊田陽平 矢野貴章 (谷内田哲平) 森 俊貴 畑 潤基 (五十嵐理人) 西谷優希 佐藤 祥 (松本凪生) 溝渕雄志 三 國 柳 育崇 黒崎隼人 オビンナ 監督:田坂和昭 SUB:川田修平、小野寺健也、菊池大介、有馬幸太郎 -東京ヴェルディのメンバー- 小池純輝 端戸 仁 (パライバ)(佐藤凌我) 杉本竜士 山下諒也 (佐藤優平) 加藤弘堅 梶川諒太 (戸島 章) 福村貴幸 ンドカB 若狭大志 浜崎拓磨 (安在和樹) マテウス 監督:永井秀樹 SUB:柴崎貴広、阿野真拓

・えぇ、まぐはこれで勝ったと思いましたよ。まさか、こんなことになるとはね。さて、今までのヴェルディのサッカーとは若干変えてきましたね。それが可変式フォーメーションシステムではなく、守備時にしかしてなかった4-4-2ボックスを採用。うん、まぐはまさにこういう時代の人間なもんで、なんでだろう安心感があるよね。しかも、FWに小池。端戸→梶川→小池への流れなんて美しかったね。前回、GKを抜こうとして転んでしまった小池。あれから密かにGKを抜く練習してたんじゃなかろうか。しかも、スライディングの選手をちょん浮かしで決めるのも素晴らしい。更に新戦力のお披露目がまさかに直接FK。浜崎拓磨が前節の遠藤ばりのゴールを決めて2-0。・・・そら、今日こそは勝てるって思うでしょ。

・ここらへんでおやおや?ってな感じになりましたね。それが前半終了間際の失点。これは余計な失点でした。でも、これが後半のサッカーに影響を及ぼしたんじゃなかろうか。最終ラインでのビルドアップでの失点なんですよ・・・これはヴェルディにとってはまた奪われるんじゃなかろうか。栃木にとったらまた取れるんじゃなかろうか。この攻撃意識、守備意識ってのを考えてフォメ変更に踏み切ったのでしょうか。前半はジャカの様に加藤弘堅が3バック気味に最終ラインの中に入って対応していた。そんなに悪いビルドアップでは無かったんだけど、たった1度のミスから失点につながった。ンドカのシュートブロックも逆回転でゴールに入る方になるとは。
-東京ヴェルディのメンバー- 端戸 仁 小池純輝 山下諒也 佐藤優平 梶川諒太 加藤弘堅 福村貴幸 ンドカB 若狭大志 浜崎拓磨 マテウス
・という訳で最終ラインからのビルドアップを助けるべく、中盤の層を厚くして主導権を握りたい・・・えぇ、わかります。分かりますよ。試合後に永井監督がフォメ変更の理由をこう表現した。でも、実際は中盤でのポゼッションは下がりましたね。2-2の同点になるまで主導権どころか栃木ペースで試合が続きました。チャンスらしいチャンスは後半無かったですね。ビルドアップ後の選手の立ち位置なども4-4-2の方が分かりやすいんでね。

・監督からのメッセージは分かりやすいんだけど、それを実行に移す為にはどうしたらいいんだろう。そのまま、後半は時間が過ぎちゃいましたね。小池に代えてパライバって事は「3点目を取ろう」なんでしょうね。でも、パライバ投入後に流れが変わる事も無く。結果的に同点になってしまったと。ここ最近の勝てない試合に共通している「セカンドボール」の奪取が極端に落ちますね。前線からのプレスとは違う何かなんでしょうね。逆に前半はセカンドボールをほとんどがヴェルディが奪っていたので、やはり立ち位置、攻守の切り替え時のポジショニングなどを考えると「分かりやすさ」が上回るんですかね。だから、ミラーゲームだった前半は良かったと。んで、戸島と凌我が入って4-4-2になった残り10分もまた攻めれたと。
栃木SC 2-2 東京ヴェルディ
得点者:畑、佐藤 / 小池、浜崎
MOM:MF梶川諒太(2度目/通算13度目)
MOM:FW小池純輝(8度目/通算29度目)
MOM:DF浜崎拓磨(初選出)
MOM:MF畑 潤基(前半で1点返すのは大きい)
MOM:GKオビ・パウエル・オビンナ(前半で3失点してたら決まってた)
MVP:DF黒崎隼人(杉本が栃木の長所を消してた)
MVP:MF佐藤 祥(同点ゴールは時間の問題だったか)
MVP:MF杉本竜士(2度目/通算15度目)
MVP:FW端戸 仁(初選出/通算7度目)
・右サイドバックの浜崎、左サイドバックの福村。サイドバックが直接FKを蹴ってくるって面白いね。普通にアーリークロス、センタリングを主戦術にしているクラブだったら、彼らはもっとアシスト出来るのかもしれないね。グァルディオラのサッカーじゃなくて、リバプールのサッカーを模索してたら成績は違ったりして。小池はサラー、山下がマネ、端戸がフィルミノ、優平がヘンダーソン・・・案外しっくりいくかもしんない? 今回の試合で一番面白かったマッチングが黒崎と杉本。前半と後半とで内容が変わったのは4-4-2だけじゃなく、ここのマッチングをやめた事も要因かもしれないね。杉本はかなり良かったよ。