僕が第1クールの水戸に勝った理由(わけ) | まぐまぐまぐろんブログ・・・略して、まぐロ

僕が第1クールの水戸に勝った理由(わけ)

・さて、0-7で負けた試合の後ってのは大事ですよね。すべてがうまくいかない様に見えて、案外と何か1つ変わるだけですべてがうまくいく。そんなのもサッカーなのです。さぁ、あなたならこの状況で何を変えるのがベストだと思いましたか? ここから妄想の話です。まぐ監督だったら、あの試合後にする事は「もう一度パスを繋ぐ事に重点を置く」ですね。まさに原点。「攻める」事を放棄してでも「パスを繋ぐ」事に執着する。そして、「何かを思い出す」キッカケにすると思います。しかし、ヴェルディが後半にした事はおよそ「ヴェルディらしくない」方法でした。そう、正解は「デイビッド・モイーズ」でした。
 

  -東京ヴェルディのメンバー【通常時】-  |  -東京ヴェルディのメンバー【守備時】-
                       |
         佐藤凌我          |      佐藤凌我
山下諒也              小池純輝 |            佐藤優平
                 (橋本陸斗)|
                       |  山下諒也          小池純輝
   梶川諒太        佐藤優平    |
  (石浦大雅) 山本理仁 (ンドカB)   |      梶川諒太  加藤弘堅
                       |
福村貴幸  平 智広  加藤弘堅  若狭大志 |福村貴幸  平 智広  加藤弘堅  若狭大志
                       |
         マテウス          |         マテウス

監督:永井秀樹
SUB:柴崎貴広、安在和樹、馬場晴也、持井響太


    -水戸ホーリーホックのメンバー-

          中山仁斗
 深堀隼平              松崎 快
(安藤瑞季)            (山根永遠)

    奥田晃也        森 勇人
   (村田航一) 平塚悠知 (木村祐志)

 温井駿斗  タビナス  住  吉  柳澤 亘
(三  國)
          牲川歩見

監督:秋葉忠宏
SUB:中山開帆、ブラウン・ノア・賢信

 





・可愛いね。ほんと可愛い。ロングボールを放り込んでも「ひゃっほーっ♪」って走って取りに行く、まるでフリスビー犬の如く走り回る姿は見ていて楽しい。この子は上の画像の「響良牙」と違って、迷子にもならないし水かけても豚にもならない。そう、名前だけ同じな「佐藤凌我」ですね。まさか開始1分でJ初ゴールが来るとは思いませんでした。それにしても頭だけで空中を通して、凌我→優平→凌我と繋いでゴールイン。地面に落とさないでゴールしなきゃいけないルールでもあるかの様な空中戦。いやー、お見事。ほんと可愛い。





・ところがここからの前半はまるで新潟戦を観ているかの様でした。最終ラインのビルドアップから奪われてカウンター。まぁ、攻め込まれる攻め込まれる。ほんと、また7失点するんかと思った。ただ、この試合ではいつもの「第二形態(偽サイドバック)」への移行はほとんどありませんでした。うん、やっぱ辞めたのかもね。途中で福村がボランチ経由してるシーンもあったけれども、そこで固定せずスムーズなフォメチェンジをしてるので奪われるシーンは無かった。むしろ、普通にパスミスで相手へ渡してた。しかも、水戸の戦いはとにかく「勝負」。特に左サイドの深堀という選手の勝負は全勝と言ってもいいぐらいの勝率。若狭が絶妙な位置で対峙してるのに、あっという間に初速で抜かれてたもんな。逆に同サイドの温井のクロスがイマイチなのは助かったか。ここでこの深堀を経由しての2点、3点が入ってたら、新潟戦再来の可能性もあっただけにこういう時間さえあげたくない。





・この状況が後半に一転しました。水戸の構成は変わらないままなんですが、ヴェルディが変わりましたね。それが相手へのプレスが強くなった事。プレスが早いだけじゃないんです。相手への当たりの強さ。最近の言葉で言うと「デュエル」って言うんですか? 球際だとか競り合いだとか、たとえ相手に勝てなくてもぶつかる。この試合の水戸はヴェルディにとっても学ぶことが多いんですが、全てのシーンで一対一を「勝負」してくるんですね。それが中盤でも前線でも一回相手をかわしたり、縦へ行く事を好んでました。まぐがたまに使う「いなす」という動きですね。しかし、相手への身体にぶつかる事でいなされても、相手を止める事が可能なのです。そう、ヴェルディがやられて嫌な事を相手へしたんですね。つまり、最初に行った後半にヴェルディがした事とは、デイビッド・モイーズの戦術さながらの「戦う事」なんですね。あのモイモイは戦術だのフォメだのは大したことないんですが、「戦う集団」にする事にかけては右に出る人はいない。まさに後半のヴェルディは戦ってましたよ。





・守備でも戦っていたんですが、攻撃面ではかなりスルーパス、ロングパスを多用。もともと、水戸は最終ラインをかなり高く、中盤にスペースが無い程に密度を濃く戦う戦術。なので、最初からロングパスが有効だったのですが、そのパスも動かない小池や山下へロングパスだったのです。しかし、後半はそのスペースへのロングパスが増えた事。特に途中出場での石浦大雅はその役目を見事にこなしましたね。何本スルーパスを通した事か。いやいや、石浦ってスルーパッサーだったの? 更に水戸は前半でキレッキレだった深堀を15分で交代。これで水戸の攻撃のカタチを失いましたね。何かあったのですかね。そもそも、水戸のセンターバックなんてフィジカルモンスターだしね。空中戦なんて勝てるはずもなく・・・しかし、戦う集団になったヴェルディはサイドから早いタイミングでのクロスをあげ、中でも決して勝てる相手ではないのにフィジカル勝負を挑んだ。ただ、サイドからクロスをあげる人物がホーミングクロスの持ち主だったのが水戸の誤算か。その直前で山下もフリーでヘッドしてるしね。セットプレイ崩れから若狭、そして凌我が蹴りあげて2-1。0-7で負けた試合の後に、何かを見つけた試合になったかもしれませんね。


東京ヴェルディ 2-1 水戸ホーリーホック
得点者:佐藤凌我2 / 奥田晃也

MOM:FW佐藤凌我(初選出)
MOM:MF石浦大雅(初選出)
MOM:MF佐藤優平(2度目/通算20度目)
MOM:DF福村貴幸(初選出/通算3度目)

MVP:FW深堀隼平(全勝の勝負でした、下がってくれて助かった)
MVP:FW中山仁斗(こちらも全勝、包囲網を敷いた事で負けても奪えた)
MVP:DFタビナス(小池のGKと一対一をスピードで追いついた)
MVP:MF奥田晃也(二枚スライディングしてるのによく入ったな)



・という訳で前半と後半とで内容が違いましたが、サッカーではよくある事ですね。水戸はあの前半を観たら、何も変えなくていいってなるでしょうし、ヴェルディはあのままじゃダメだってなりますもんね。フィジカル勝負のシーンで戦ってましたが、パスの出し手、受け手ともに厳しいシーンでもパスを出すっていう意識も変わったかなって思いました。特に石浦のパスの貰い方も良かった訳ですしね。中盤でアクセントになってたし、凌我にいたっては結果も出ましたし。これをきっかけに自信を取り戻してほしいいですね。