アルテタ先生のELコース25時間目 / 師匠、やっぱ強いっす
・さて、今回は師弟対決ですよ。プレミアでの連勝街道が止まらないシティですが、一度ハマると本当に手が付けられない強さになるんですよ。また、今回はどんな新しい手を思いついたんでしょうか。グァルディオラの凄いとこは引き出しがいっぱいある事ですよね。一度、相手に研究されてもまた次の手がある。たとえ、引き出しの中には何もなくても、新たに作り出す事も出来そうだ。
-アーセナルのメンバー- オーバメヤン ペ ペ ウーデゴール サ カ Gジャカ エルネニ ティアニー パブロマリ ホルディン ベジェリン レ ノ 監督:ミケル・アルテタ SUB:ライアン、ガブリエル、セドリック、ウィリアン、マルティネリ -マンチェスター・シティのメンバー- Bシルバ スタリン マフレズ ギュンド ブライネ フェルナンジ (ジェズス) ジンチェン ディアス ストンズ カンセロ エデルソンM 監督:ジョゼップ・グアルディオラ SUB:シュテフェン、ウォーカー、ラポルテ、メンディ、ロドリ F・トーレス、フォデン、アグエロ

・開始2分・・・長い時間を0-0で過ごす事がシティに勝つ方法だったのに早すぎるよ。たった2本のパスで切り裂かれてしまった・・・。そもそも、シティにはCFアグエロ、ジェズスとかいるのに、最近はスターリングやベルナルド・シルバがCFをやってるんですよ。これって、偽FWとかゼロトップとか表現されるやつですよね。ここでCFがペナに居ないってのが凄いんですよね。左WGのスターリングがベジェリンもかわして、ホールディングの真裏でヘディングですもの。どっちもスターリングを見逃してるんだもの。

・今まではスルーパッサーのデ・ブライネさえ抑えておけば何とかなるみたいに思ってました。ゲームメイクもチャンスメイクもほとんどがデ・ブライネを経由しているもんで。しかし、今回のシティではデ・ブライネを飛ばしてプレイしているシーンが多かった。その中でCBのルーベン・ディアスの存在が大きかったかと。前から相手を追いかけまわしてプレスを仕掛けるものの、最後はルーベン・ディアスからのロングパスで逃げられてしまっていた。それも右のマフレズへびしっと当ててるのが見事。先制点もまさにこのカタチ。この仕掛けはアーセナルだってできそうだけどね。ダビド・ルイスから一気にサカへ・・・てね。よし、師匠の技をさっそく真似しよう。

・そして、ロングパスからマフレズなんだけど、このマフレズも面倒くさい。独特のスタンスでティアニーへと勝負を仕掛ける。カットインもあるし、メンバーが縦横無尽に動き出すし、縦への突破だってある。今までのマフレズなら「カットインシュート」だけ気を付けてればよかったのに。今回も独特なタイミングでクロスですもんね。ティアニーもホールディングもクロスが来るっていう意識が抜けてるタイミングで出された感じ。上背も空中戦も強さを感じないスターリングがヘッドで決めてるのが何よりの証拠。ちなみにゴールだけでなく、これを90分にわたって散々攻め込まれての0-1負け・・・まぁ、0-1で済んで良かったぐらいのもんで。
・とはいえ、シティ戦にしてはメンバーを絞った感じもしたりして。本気の度合いはシティ戦より、ベンフィカ戦ってな感じがしますね。なので、今週の木曜のEL。ここで落としてしまうとアルテタさんの未来も危なくなってしまうかも。絶対にベンフィカ戦は勝たねばなりませんね。ホームではありますが、場所はギリシャ。頼むぞー、ここで勝ってくれよー。