僕が第二クールの北九州に勝った理由（わけ）

・さ、もう半分終わってるんですね。まぐは水曜がほとんど観れてないので、何だかまだ半分もやった感が無いんですが、その第１クールを昇格圏内で維持した北九州が相手。ヴェルディはここんところなかなかゴールが入らない事で、内容は貰っていても勝ち点３まで到達できていませんね。パス回し、大久保の裏、いずれも相手が恐いと思うものは出来て無いんですよね。イヴァンコーチのいじめの様なサッカーにまで到達したいですね。相手が泣くまでパスしてもいいんだよ。
 

　　　　　－東京ヴェルディのメンバー－

　　　　　　　　　　井上潮音
　小池純輝　　　　（大久保嘉人）　　　山下諒也
（澤井直人）

　　　　佐藤優平　　　　　　　　山本理仁
　　　（松橋優安）　譲瑠チマ　（森田晃樹）

　福村貴幸　　平　智広　　高橋祥平　　若狭大志
（近藤直也）
　　　　　　　　　　マテウス

監督：永井秀樹
ＳＵＢ：柴崎貴広、クレビーニョ


　　　　　－ギラヴァンツ北九州のメンバー－

　　　　　　　町野修斗　　鈴木国友
　　　　　　　　　　　　（池元友樹）
　　　新垣貴之　　　　　　　　　　高橋大悟
　　（佐藤　亮）
　　　　　　　加藤弘堅　　國分伸太郎
　　　　　　　　　　　　（川上　竜）
　福森健太　　村松航太　　河野貴志　　野口　航
　　　　　　　　　　　　（椿　直起）（新井博人）
　　　　　　　　　　永井堅梧

監督：小林伸二
ＳＵＢ：高橋拓也、岡村和哉

・ヴェルディは試合前の予想スタメンでは３バックと予想。監督も「３バック」と語る事が多い様だが、どう見ても４バック。いやー、監督のコメントからすでに試合は始まっているのだよ。福村の攻撃参加のオリジナルポジションを高めに設定していることから、攻撃の時間帯が長ければ長いほど３バックのままになってると。むしろ、そう見えてる時は良い時とも言える。さて、この試合では北九州が相手という事でヴェルディのクオリティがずいぶんと高い。パススピードが速いし、展開も早い、相手のプレスも対応出来ている。うーん、ただ最下位との連戦では「もっさり」してたんだけどなぁ。これは単純に「相手に合わせてしまう」というヴェルディの悪い癖ですね。相手の対応がイマイチだとこっちも合わせてしまう。いやー、毎回違うヴェルディになっちゃうと成績も安定して出せませんね。毎回、ダンジョンが違うゲームの様に。





・結果は出たので良い方に考えましょう。実はこの試合で小池はタッチがどうしても大きくなってしまっていた。もともと、ドリブラーでもある永井秀樹にとってはイライラした事でしょう。かつての永井は「抜くドリブル」ではなく、「運ぶドリブル」を得意としていた。自陣からドリブルしたまま相手陣内へ侵入、足元にボールがあるのにスピードが落ちないんだ。そのまま、相手を抜くのではなく引き連れてドリブルするので、結果はスルーパスからのアシストだったりする。そういう人なので小池がフリーでドリブルした際に２度ほど、タッチが大きくなり過ぎて相手ＤＦのカットが間に合ったのだ。チャンスを２度もフイにした。永井にとっては有り得ないミスに見えたんじゃないかな、結構本気で怒ってる様に見えた。しかし、先制点は奇しくも小池。それもトラップが大きくなり過ぎた事でマークをかわしてシュートになったのだ。シュートを撃つ為の距離も賄えた。その後、小池は自分で行かずに決定機をいずれも山下へ譲ってる。ドリブルに関しては俺の日じゃないって思ったかな。画像は運んでます。





・いやー、実際は３点ぐらい入っててもおかしくないぐらい決定機あったんですよ。それらを止めたのはＧＫの永井堅梧。キャリアを観ても「三菱養和」って書いてあるぐらいで、どこにも特徴的な部分は見当たらない。松本と富山を延々と渡り歩いているぐらいで。しかし、この試合では物凄い特徴的なセーブがあったんです。それが前半の佐藤の一対一のシーン。角度もあったし、体の体勢もしっかりと作って、巻いて入るシュートを狙ったんです。ここで永井が取ったセービングが「ブンデススタイル」ですよ。開脚セービング。若林くんみたいにドイツへ留学とかしてた？ 世界的にもこのスタイルはドイツ人だけという特異なもの。一体、どこで習ったんでしょうか。ドイツ人ＧＫコーチとかいたっけ？ とにかく、佐藤の決定機はこれに防がれてしまいました。





・後半もヴェルディは山下を中心にチャンスを作り出す。細かいパスワークから佐藤の折り返しに山下とか、山下から小池のダイビングヘッドとか・・・うん、ここで入ってればもっと楽だったのでは。まぁ、いい。結果的に北九州は前線へのターゲットが思い通りに収まってなかったですね。前に試合をした時ほどの恐さを感じなかったのは、ターゲットになる選手と、ゴールを狙いに来る「ディサロ燦シルヴァーノ」がそれほど質の高いボールじゃなくて収まってたからかもしれませんね。サイドからのクロスとか、カットインシュートだとか、それだけだと恐くは無かったですね。そして、ヴェルディの選手が次々に足を釣っていたのも特徴的。それだけ最後まで走り続けたし、観てても「スプリント」してるシーンも多かったですね。攻撃だけじゃなく守備でも「スプリント」してましたね。日頃はあんまり釣る姿を観ない「譲瑠チマ」まで釣ってましたね。これで後半戦勝利でのスタートとなりました。



東京ヴェルディ　１－０　ギラヴァンツ北九州
得点者：小池

ＭＯＭ：ＭＦ藤田譲瑠チマ(初選出／通算２度目)・・・守備で一対一をガツンと奪った
ＭＯＭ：ＦＷ小池純輝(２度目／通算20度目)・・・値千金の先制点
ＭＯＭ：ＧＫマテウス(４度目)・・・池元の後頭部ヘッドは危なかった
ＭＯＭ：ＤＦ若狭大志(２度目／通算４度目)・・・前半のワンツーパスをスラで刈り取った
ＭＶＰ：ＦＷ山下諒也(３度目)・・・後は決定的な仕事ですかね
ＭＶＰ：ＧＫ永井堅梧(Ｊ１のみなさま、良いＧＫがここにいますよ)
ＭＶＰ：ＤＦ野口　航(自陣で危なっかしいドリブルもうまかった)


・あれ？ まぐったらチマにＭＯＭを全然あげてなかったんですね。まぁ、結果として数字を残すポジションじゃないだけに難しかったかな。あと、勝つ試合のほとんどが水曜日ってのもアレだったかな。土日に勝ってくれて何より。結果的に相手が強くないと自分達も強くなれないという特異なサッカーですかね。相手がそうでもないとパススピードもプレスに合わせて遅くなっちゃうんですね。あれだけ相手が早いとこっちも早くなれる・・・うーん、こればっかりは相手に出てきてくれないといけないしね。パスコース開かないといけないもんで。さて、甲府・大宮さんは出てきてくれるでしょ。ヴェルディのパススピードを上げておくれ。