僕が第1クールの大宮に負けた理由(わけ)
・さて、いよいよ観客を入れてのJ2となりましたが、大宮の間隔が近く感じてしまいましたね。もっと離れるもんかと思ってましたよ。一列ぐらい誰も居れないのかなと。ただ、やっぱりゴールを決めたら大声出しちゃうよね。ってか、早く大声出したいなぁ。そして、大宮って「行けるアウェー」じゃないですか。その1試合が終わってしまったっていうのも残念でならない。
-大宮アルディージャのメンバー- 戸島 章 黒川淳史 (富山貴光) 近藤貴司 (シノヅカ) 酒井宣福 三門雄大 小野雅史 渡部大輔 (翁長 聖) (石川俊輝) 河本裕之 河面旺成 西村慧祐 クリャイッチ SUB:松本健太、山越康平、高田颯也 -東京ヴェルディのメンバー- 端戸 仁 小池純輝 山下諒也 (井出遥也) (クレビー) 佐藤優平 藤本寛也 井上潮音 (森田晃樹) (譲瑠チマ) 福村貴幸 平 智広 若狭大志 奈良輪雄太 マテウス SUB:柴崎貴広、中野雅臣、阿野真拓
・さて、まずこの試合でデビューとなりました。190cmの大型GKマテウス。そもそも、正守護神としての獲得であったのだが、コロナ期間中にケガがあったそうでコンディションを落としたそうです。出場の機会を伺っていたのだが、前節のミスもあってここでデビューとなったそうです。いやね、こういうJリーグとかでよくある話ですよ。デビュー戦のGKってのは守備陣が緊張感を持って戦うもんで、意外と危険なシーンが作られないままに試合が終わったりするんですよ。そうだ、そうだきっとそうだ・・・0分で失点だとぉ。スローインからのクロスをニアで若狭が空振り。そのまま、裏までこぼれての失点なのでGKはノーチャンス。大丈夫、気にするな。ちなみに若狭のミスはハーフバウンドなのに足を振った事が原因。あれが味スタならクリアしてるんでしょうけど、アウェーだと感覚が違ったりする。冷静に足を面にしてCKでも良かったシーンだった。右SBからCBでの出場など色々な面で起きたミスかもしれないね。

・FOOTISTAじゃないんだ。これはJ2なんだ。勝ちたいのならやるしかない。ヴェルディのサッカーは両WGが「角置き」と呼ばれる手法。こうする事で相手はマークをつけなければいけないのでワイドに広がってしまう。そうなると、中央のCBのポジショニングも広がってしまうのだ。そこを狙って佐藤なり、藤本なりが飛び込む。これで中央突破も視野に入るというもの。しかし、相手は高木琢也だ。彼は「ガチ勢」だ。課金もするし、テンプレもするし、全国ランカーなのだ。ヴェルディの弱点というものが分かっているのなら、そこを狙わない手は無い。山下?・・・そんなものマンマークしてくれるわっ! 前節のCBから逆サイド山下というホットラインを封じられてしまった。前半はヴェルディもどうしよ・・・というパスだけで終わってしまった。

・マスクなんでしょうけど、まぐには↑の絵しか思いつかないんだ。高木監督は何で口を覆ってるの? 後半は怒られたんでしょうね。パススピードが上がりましたね。とはいえ、5バックの対策が出来た訳では無いので、試合の方向性はお互い変わらず。ヴェルディのやりたいアタッキングサードの裏への展開は1つも出来なかった。山下、小池にあそこまでえぐってもらってマイナスパスをプッシュというカタチが1つのやりたいこと。ただ、えぐるまでも行けない。そのホットスポットにパスを出す事も出来ない。ゲームを作っても、チャンスを作る事が出来なかった。山下が裏を狙った際に受け手も出し手も出せる状況にあったシーンが何度かあった。でも、マークも引き連れてたんだよね。永井監督はきっとこういうのも出すなと言ってそうだけど、裏狙ったんなら出してあげてほしいんだけどね。戻りながらの守備だとセットプレイも増えるだろうし。

・そうは言ってもサッカーですから。きちんと足を振らないとゴールってのは無いんですよ。佐藤と藤本がミドルを狙ったりしたのはあったし、前半は端戸がつぶれて裏に藤本がシュートってのもあった。後半には左からのクロスを山下がトラップ、こぼれを奈良輪が強烈なフィニッシュ。ここが最大の山場でしたかね。山下としてはトラップ&シュートををしたかったみたいな悔しがり方してたけどね。ともかく、山下はどこに走ればいいかを理解しているので、一早く永井サッカーに順応してますね。今のヴェルディだとスルーパス適正があるのがクレビーニョなので、右SB、右CMでクレビーニョが出た時に山下との関係性が楽しみ。ただ、今のサッカーだと藤本は外せないので、右SBしか出るチャンス無いかも。
大宮アルディージャ 1-0 東京ヴェルディ
得点者:渡部
MOM:DF河本裕之(真ん中でどっしり、端戸にべったり)
MOM:DF河面旺成(山下は1人抜いても、次は彼がいる)
MOM:MF渡部大輔(0分針討伐に成功、あそこに走ったのが◎)
MVP:MFイッペイ・シノヅカ(ファールじゃないと止められませんでした)
MVP:MF藤本寛也(初選出/通算5度目)
MVP:FW山下諒也(初選出)
・大宮は堅い。いや、高木琢也が堅い。分かってる。そんな事は分かってる。なのに0分針でやられちゃダメだ。この試合への入り方、先制点の大事さなどに対する緊張感が無かったのかもしれない。ヴェルディのサッカーをやれば勝てる・・・だけの相手じゃないからね。なにせ、相手はヴェルディのサッカーを徹底的に潰すつもりなんだし。かつての様な「0-0の時間」を長くしないと、ヴェルディのパス回しで相手がビビってくれないからね。「勝つか負けるか分からない」、この極限状態でこそ「技術」が物を言うのだから。
