エメリ解任で色々なネタが無駄になった

・ぐぬぬ、ここまでの観戦記。さらに実はエメリを擁護しようと考えていたネタが全部ぽしゃりましたよ。はい、まずは昨日の話から。アーセナルの監督である「ウナイ・エメリ」監督が解任されました。ここ最近のアーセナル観戦記が書けていないのは、チーム状況というよりまぐの残業状況によるものなので関係は無いです。実はまぐは昨シーズンの総括において、「内容がつまらん」とは書きましたが解任とまでは書いておりません。まぐが擁護しようとした理由があります。それは「エメリ」が良いのではなく、後任候補について不穏な動きがあったから擁護しようと思ってたのです・・・とほほ、その長文ブログが完全に使えなくなってしまったよ。

・擁護しようとした第1の理由は「モウリーニョ」の存在でした。モウリーニョが監督に就任しようものなら、エメリどころではない可能性があった。これが第1の理由だ。まず、守備に専念出来る陣容を集めていないチームが、ゴール前でバスを並べても効果は無い。ただ、サンドバックを甘んじて受け入れるしかなくなる。それは単純な高さの問題だけではなく、サイドバックは一対一や競り合いに強いのか、ボランチはこぼれを拾えるのか、フィルター役になれるのか、そして戦える選手なのか。それらを踏まえると、いざ守りに入った時に守り切れる陣容ではない。そこでヴェンゲルのサッカーだ。守備の根本的な強さではなく、ボールをキープすることで「相手が攻める時間を奪う」事で守備をするのだ。そうなると、CBにもDMにもSBにも守備よりも大事なものが見えてくるはずだ。なので、アーセナルにはそもそも「モウリーニョ好み」の選手というのは少ない。下手をすると、総とっかえになる危険性があるのだ。故にまぐは「モウリーニョ」にする訳にはいかない = エメリを擁護するつもりでした。しかし、モウリーニョは嬉しい事にスパーズ監督に就任した。これはお互いのライバル関係をより活性化させる事に繋がる。これは本当にグッジョブと言う他は無い。ちなみにスパーズの成績がどうなろうが知ったこっちゃないのだ。ただ、相手がスパーズでモウリーニョとなれば、これ以上は無い面白い試合になる事は間違いない。

・先ほどのモウリーニョの件も踏まえると。アレグリだろうがサントだろうが、ましてやエメリだろうが。アーセナルの後任監督をやる場合に絶対に必要な事があった。それが「人員の総入れ替え」だろう。アーセナルの失敗の原因はエメリではなく、フロントの浅はかな考えがあった。それが「エジル」など高額選手の売却に失敗した事。本来はエメリの好きなタイプの選手を掻き集める事で成功を図らないといけない。しかし、それには人数が多すぎた。今後の監督人事もそれを踏まえて行動しないといけない。つまり、ヴェンゲルのサッカーをそのまま真似出来るぐらいに近しい人物が就く必要がある。アレグリも自分の色を出したがるだろうし、ウルブズのピントに至ってはチームをまるっと「ポルトガル」にした様なチーム編成だ。結果は出ているがアーセナルもまるっと「ポルトガル」にしかねない。

・やはり、このチームはポゼッションでやるしかない。センターバックは決して弱い訳では無い。叩かれまくっているが、ソクラティス、ダビド・ルイス、ムスタフィ、ホールディングは守備ブロックが形成されていればそう簡単に崩せる連中じゃない。しかし、その前であるボランチはフィルター役になれない。ジャカ、グエンドゥジ、セバージョス、ウィロック・・・例外がトレイラってぐらいで。サイドバックだって、1度も相手にクロスを上げさせない選手ではなく、逆に1試合に何本もクロスを上げる側の選手だ。もう、本当に5分ぐらいパスを回しまくるぐらい余裕ぶっこいてもいい。はぁ、やっぱコシェルニー欲しいな。このままではダメだとコッシーは気付いていたのかな。さて、そうなると監督経験があるとかないとか、CLに出てるとか出てないとかではなく、あくまでも「繋ぎ」の監督が最優先だ。この準備不足の段階で「自分の色」に染めたがる監督ではダメだ。補強は冬に関しても無いと腹を括れないと。なんせ、分割とはいえ90億使っちゃってるからね。そうなると、新監督が決まるまでの暫定監督であるリュングベリに託すしかない。いずれは自分も監督になりたいと思っていたであろう。ここが最大にして最後のチャンスとばかりに、リュングベリに期待するしかない。頼む、成功してくれ。