僕が第二クールの鹿児島戦で負けて勝って負けないで分けた理由（わけ）
・なんじゃ、このタイトル。まぁ、ロスタイムでジェットコースターの様な試合でしたが、まぐ達は一体何を観させられたんだろうかという試合になりました。まぁ、試合中はなかなか冷静にはなれませんでしたが、落ち着いて試合を見返してみると色々と見ごたえのある試合でした。色々と出来た部分、何も出来なくなった部分、永井監督も自身のコメントで「自分の反省も含めて」って言う部分、ミスも多く出た事で浸透していない部分の方がまだまだ大きいって事ですよ。言うなれば、まだ５試合目。選手選考の段階だもの。カン・スイルなんてまだ１試合目。監督交代ってこういうのが難しいのよ。
－東京ヴェルディメンバー－ レアンドロ 姜 修一 小池純輝 （佐藤優平） 梶川諒太 藤本寛也 井上潮音 （森田晃樹） 山本理仁 内田達也 近藤直也 奈良輪雄太 （河野広貴） 上福元直人 ＳＵＢ：柴崎貴広、永田拓也、澤井直人、端戸 仁 －鹿児島ユナイテッドのメンバー－ 酒本憲幸 （韓 勇太） 牛之濵拓 枝本雄一郎 五領淳樹 （萱沼優聖） 八反田康平 平川 怜 （中原秀人） 砂森和也 堤 俊輔 水本勝成 藤澤典隆 安 俊洙 ＳＵＢ：山岡哲也、ヨン・ジェミン、田中奏一、田上 裕
・ミスをすると「懲罰房」送りという厳しい永井監督のサッカー。ただ、それでいきなり契約解除になる訳では無いので、いずれ今回みたいにチャンスは訪れる。さ、モノにすることは出来たのでしょうか。それがＣＢの近藤と内田。何という前フリでしょうかね。結果は分かってるというのに。最初はちゃんと上げておきましょうね。まずは内田。ヴェルディ特有のショートパスを繋ぐ部分では良さを発揮出来ないが、ロングキックで小池へズバリってのは何度かやってましたね。今のヴェルディにはこの「１つ飛ばすパス」ってのは欠けている部分なので、内田も生き残りを賭ける意味では重要な特技ですよ。ガンバ大阪が６人も契約解除だそうでね、闇営業した訳でもないのに。正直、ここで内田がガンバ大阪へ行っちゃうかと思ってましたよ。ヴェルディがエージェント契約でもするって言ったんですかね。試合に出れれば内田だって残留宣言でスッキリですよ。だって、テープ回してないもん・・・足に。ケガもしてないって意味だから。冗談だもの、冗談。もう、いつかこのネタやりたかったんで、内田で消化しておきました。内田が活躍する度に宮迫調にするとかもやりたいね。
－東京ヴェルディメンバー－ レアンドロ 姜 修一 井上潮音 梶川諒太 森田晃樹 山本理仁 奈良輪雄太 内田達也 近藤直也 小池純輝 上福元直人
・ところがヴェルディの攻めはトーンダウンします。それが藤本寛也の負傷交代。そもそも、寛也のケガも急激なターンをしようとして転倒。相手との接触も無いし、足首をぐねってる様子も無い・・・靭帯系じゃない事を祈るしかないか。担架で運ばれてる時も足を抑えてないので、筋肉系などでも無さそう。うーん、心配。ただ、ここでの交代がややヴェルディの攻めの調子を崩した。右ウィングの潮音だが、ウィングのポジショニングが後ろ過ぎる。前にも言ったけど、「レアンドロの縦」ってのがヴェルディの攻撃のスイッチ。これを通す為に延々と左右に振って「パス回し選手権」をすると。この試合では「レアンドロの縦」は結構通っていた。にも拘わらず、ヴェルディの攻撃に繋がらなかったのは「レアンドロ」から左右に人が居ないのが原因。右の潮音はレアンドロより後ろに居て、カン・スイルは気付いたらＦＷの位置にいて・・・誰も左右に居ない。永井サッカーだとウィングはサイドぎりぎりのポジション取りをしていないといけない。左右どっちもいないんじゃ話にならない。大げさだけど画像は「Ｖライン」を表している。フッティスタではＧＫから繋ぐのが流行ってるけど、ヴェルディではレアンドロからなのよ。
－東京ヴェルディメンバー－ レアンドロ 佐藤優平 井上潮音 梶川諒太 森田晃樹 山本理仁 奈良輪雄太 内田達也 近藤直也 小池純輝 上福元直人
・井上潮音のウィング変わらず。これがポジショニングだけでなく、サイドで有利にボールを貰っても縦を勝負することは無いのよ。佐藤もしかり。なので、ますますパス回し色が強くなってきましたね。そういう意味では小池をサイドバックにしてしまったのは縦への推進力が無くなってしまったかなと。もしくは、梶川をウィングにするなんて手も欲しかった所。さらに小池のポジションで牛之濱がチェイス。バックパスミスかと思ったけど、牛之濱の足だったみたいだね。ここから枝村が決めて０－１。２点目もＣＦで韓がキープ、溜めて溜めて左サイドへ。ここに牛之濱が強烈なシュートで０－２。直前まで小池が見てたんだけど、絞って中へ行ったところを通されてしまった。また、小池のとこ使われた・・・また、牛ノ濱。という訳で牛をモチーフに探してたら「ザ・ロック」様しか出てこんかった。うーん、ネタ無かったんだ。
－東京ヴェルディメンバー－ レアンドロ 井上潮音 河野広貴 梶川諒太 森田晃樹 佐藤優平 奈良輪雄太 内田達也 近藤直也 小池純輝 上福元直人
・前半に藤本寛也が負傷したのは本人が強引に直角に曲がろうとしての負傷。なので、致し方ない。ただね、山本理仁の負傷は納得いかんよ。まだ、17歳やぞ。酸いも甘いも嗅ぎ分けてない子供やぞ。まぐが17歳の頃は暗号の様なポケベルの数字で頭がいっぱいだったぞ。コンパしてもコギャルしか居ない頃やぞ。それなのに、理仁くんは左ひざ、右足首、左足首を散々相手に削られて負傷交代。ケガの箇所を説明するって、ジャッキー・チェンかっ！(ノブ風) 図解にしたるぞ。そして、何より削りまくった鹿児島の選手に言いたい。上の画像でノブが言ってるけど、(手を)差し伸べぇっ！！ 悪ぃ悪ぃって感じでもいいから、謝ったってくれぇ。その内、ケズっても謝らない子に育ってしまうぞ。ガラ悪くなるぞ。やさぐれるぞ。マリノスに移籍しちゃうぞっ！・・・ってことはコータはどこかでやさぐれたんじゃろか。
・何か失言がありましたかね。やさぐれ＝マリノスみたいな構図を作ってしまいましたが。ただ、鹿児島は眠れる獅子を起こしたみたいですね。まさに繋がれていた鎖を引きちぎり出てきたのはデビルリバース河野広貴。いや、こんなにデカくねーからっ！ ただ、これでよーやっと待望のウィンガー登場ですよ。まず、「レアンドロの縦」しかスイッチが無かったチームに新たなスイッチが押されました。攻撃しますよっと全員がスピードをあげギアをあげて相手陣内へ飛び込んでいく。先ほどまでのゆったりとした雰囲気から一転、鹿児島は何が起こったか分からなかったでしょうね。右から左まで走りこんで河野のマイナスパス、レアンドロがよーやっと足を振るシュートで１－２。更にアンカーに入った佐藤がワンフェイントでかわしてミドルシュート。ＧＫの目の前でワンバウンドという雨の日のお約束も見事。これで終わらない。ここまで失点に絡んでしまった小池からのダイレクトクロス、こぼれをデビルリバースッ！で３－２大逆転。まぁ、ここまでのパス回選手権が良い意味で相手の目眩ましになったこと。さらに相手の体力を奪っていたというのもありますし、頭の体力も無くなってたでしょうね。パス回し選手権のメリットは分かってるんですが・・・・はい、ここからデメリットの部分行きまーす。
・どんな場面でも繋ぐという約束事。なぜ、前へ蹴らないのか？・・・蹴ってどうなる？。だって、レアンドロだよ。結果的に全部相手に拾われて波状攻撃を延々と受け続けるという構図になる。だから、危険極まりないけれど、どんな時でも繋ぐ事を約束事にしてるんですね。相手はパワープレイに行きたくて仕方ないので、この後は放り込みになってくる。そんな中で最終ラインを引いて守るってのはロティーナ並に全員守備を徹底させないと厳しい。前線からの守備も必要になる・・・だって、レアンドロだよ。結果的に放り込むキッカーに行くのも難しい。ロティーナだって、５バック、３ボランチにまでしたんだから。そうじゃないと、守り切るってのは難しい訳だ。そういう意味で、選手に迷わせない為の「繋ぐ」事の徹底なんでしょうね。どっちも有りにしちゃうと受け手も出し手も迷うからね。ただ、今回はどこかで「繋ぐ」事への意識が欠けていた。３－２の大逆転で吹っ飛んでしまったかもね。「レアンドロの縦」が通らずに転倒。ここでファール無し。スイッチを入れてしまったので、選手が後手に回ってしまい繋がれて萱沼からのクロス。寝そべりながら韓がボレーで３－３。ペナで頭でつながれてるもんね。つまり、高さも無いヴェルディには放り込みはきつい。さらに自陣で奈良輪が逆サイドの近藤へ。近藤がトラップ後に韓を抜こうとして奪われ、結果的にスライディングしてしまいＰＫ。これも繋ごうとした事でのリスクなんだけど、このシーンは近藤が可哀そうだ。近藤がその後に出すパスコースに誰も居ないんだもの。繋ぐと決めたなら、左右どちらかにパスコースが無いとね。佐藤もダメ、小池も前行っちゃってるってのは何もできないよ。つまり、ここでは全員で「繋ぐ」という意識が３－３になったことで放り込むと思ってしまった。んで、ＰＫは外すんかいっ！！
東京ヴェルディ ３－３ 鹿児島ユナイテッド
得点者：レアンドロ、佐藤、河野 ／ 枝本、牛ノ濱、韓
ＭＯＭ：ＦＷ韓 勇太(ホームならＰＫ決めてたかもね)
ＭＯＭ：ＭＦ牛之濵 拓(こいつが小池にちょっかいを出してた)
ＭＯＭ：ＦＷ河野広貴(２度目／通算25度目)
ＭＯＭ：ＭＦ佐藤優平(３度目／通算10度目)
ＭＶＰ：ＦＷレアンドロ(２度目／通算３度目)
ＭＶＰ：ＤＦ小池純輝(８度目／通算15度目)
ＭＶＰ：ＭＦ五領淳樹(斜めに走ってくるのでかなり厄介)
ＭＶＰ：ＭＦ枝本雄一郎(大事な先制点の部分でした)
・どちらも途中出場の選手が結果を出しましたね。ただ、試合はＰＫ決めて３－４ってのが妥当ですかね。 韓にとっては複雑ですけど、「勝ち点を０から１にした」ってのもあるし、「勝ち点３を１にした」ってのもあるし・・・。ヴェルディは河野、佐藤の投入で流れを変えましたね。急にパス回し選手権に一味違う「アイデア」が加わったので、なかなか面白かったですね。ケガ２人出た割に途中交代の妙みたいにも思えるんだけど、やっぱウィングは梶川じゃダメかい？ もしくは永田投入で小池前ってダメかい？ 永井監督の反省って部分はこの最初の交代かな？って気もするんだけど違うかな。
・んで、最後に上福元が激高してましたが、何が起きたか真相は知りません。物を投げたとか、ゲーフラに何か書いてあったとか、中指なんじゃないかとか色々起きてますが、選手から指をさされてるんで心当たりある人はさっさと自首してください。最低限のルールは守りましょう。クラブに行って謝罪して、甘んじて一か月の出場停止とか食らってください。もし、名乗り出ないなら、クラブがダゾーンにでも行って映像で確認してみてください。こういう事ははっきりした方がいいですよ。やった人もモヤモヤしながら応援しても仕方ないでしょ。心から反省して戻ってくれば、またヴェルディを応援する気持ちも強くなるさ。ちょっとだけ人より気持ちが大きくなっただけなんだから。