ウナイ・エメリ塾FA / 敗退が決まるよりもショック
・さて、今回はFAカップのユナイテッド戦をお送りします。まず、最初にモウリーニョがクビになったのは残念でしたね。きっと、ここからユナイテッドを盛り返せるはずだったのに、惜しい人材を失いましたね(棒読)。さて、OBのスールシャールも謙虚ですね。自分が監督をやることで「ファーガソン時代に戻るよ」と発言したんだけど、脅威の8連勝ですもんね。戦術やシステムではなく、「戦う集団」に戻ったこと。これが今のユナイテッドの強さかもしれん。
-アーセナルのメンバー- ラカゼト イウォビ ラムジー オバメヤン (Mエジル) Gジャカ トレイラ コラシナツ コシェルニ ソクラティ ナイルズ (グエンドジ)(ムスタフィ) Pツェフ SUB:レノ、リヒティ、モンレアル、エルネニ -マンチェスターUtdのメンバー- リンガド アレクシス (ジョンズ) Rルカク (マルシャル) (ラッシュ) Pポグバ エレーラ マティチ Lショー リンデロ バイリー Aヤング Sロメロ SUB:グラント、ダロット、マタ、フレッジ

・まず3トップのフォメならルカクが右ウィングってのがまずおかしい。スールシャールがこんな策士だったとは。この作戦ってのはチェルシー戦でアーセナルがやった「ジョルジーニョ狙い」ですよね。まず、アーセナルのここ最近の弱点はジャカ、グエンドゥジがプレスされて奪われるパターン。まぁ、今回はトレイラだけど。その作戦を真ん中でリンガードがやる事で、前線からプレスをしまくると。これがバッチリハマってしまった。しかも、右ウィングのルカクがサイドからの突破で2アシスト・・・ぐぬぬ、こっちもハマってしまうとは。

・まぁ、それでもアーセナルの今の攻めは「イウォビ」の持ち運びから始まる。この左サイドからの攻め、更に裏をコラシナツが突破する事で、サイドを深くえぐる事が可能になっている。このユナイテッドもそこを抑える事が出来ず、ラムジーのゴールライン際のドリブルからマイナスパス。ラカゼットが触ってオーバメヤンが押し込んで2-1と1点を返す。この後、前半終了まではアーセナルの猛攻。ラカゼットの強烈なフィニッシュもあったりと、前半で同点になってもおかしくはなかった。

・ユナイテッドの躍進はやはり「リスクマネージメント」ですよね。モウリーニョはここが厳しすぎるほど。しかし、スールーシャールは「ゴールを奪う為には、リスクはつきもの」と発言し、ポジショニングにこだわらず飛び出してもいいと発言。これでPA内まで入り込みまくってたのが、ポール・ポグバでしたね。もともと、こういう選手なので枷が外れたかの様な走りっぷり。まぁ、後半は若干落ち着いたものの、3点目はバイタルで持ち込んだポグバからのミドルシュートでした。これを見てモウリーニョはどう思うのか。

・んで、ユナイテッドは激しくぶつかってるフィジカル勝負も厭わない。うん、かつてのユナイテッドの様に局面で「戦うチーム」になってますね。まぁ、これはユナイテッドらしさが出てますね。ただね、それでウチのソクラティス、コシェルニーという両CBが負傷離脱。故意じゃないとはいえ、顔面を蹴るってのはエゲつない。どうやら、顎骨折だそうで・・・。せっかく、CBが故障から復帰したってのに。

・今回の解説がアーセナル大好きかどうかは知らないけど「川勝良一」。エジルへの解説は分かりやすかったですね。それが「エジルのせい」になってること。別にエジルがミスをしたり、失点に絡んだりしている訳ではなく、すべての局面で選手全員が「エジルを見る」という動作でワンテンポ遅くなっていると指摘。実際にも試合中にあったシーンではラカゼットが右サイドのナイルズへスルーパスを出さずに後ろにいたエジルへバックパス。でも、エジルはナイルズへスルーパスをしている。つまり、「1個多くなってる」ということ。これがショートカウンターで手数を少なくしたいエメリ監督としては、自分のやりたいサッカーからズレてしまう事を懸念してるんじゃないかと。なので、チーム全体で意識を変えないと、全部「エジルのせい」になってしまう。
・さて、目下アジアカップの最中なんですが、そこでアーセナルの観戦記を書くという事をしております。事実上の決勝戦ですからね。夜更かしして観戦したいと思います。明日はへろへろにならない様に、せめて90分で決着お願いしますよ。さて、次節は渦中のカーディフ。捜索活動は続行されているそうです。そして、その次がシティ戦。うーん、難しい試合が続くなぁ。